ホワイトホースを始め、日本でも愛されるブレンデッドスコッチ名鑑
ウイスキー好きの間では、「シングルモルト」を好んで飲む人も多いようですが、じつはグレーンウイスキーとモルトウイスキーなどをブレンドしたブレンデッドウイスキーは、昔から愛されているホワイトホースなど人気銘柄が多いのです。
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ウイスキーブームに華やぐ「バランタイン」
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戦後の高度成長期のウイスキーブームを知る世代にとって、「バランタイン」という名が放つ華やいだ響きは特別なものではないでしょうか。創業者のジョージ・バランタインは蒸留所間の原酒のブレンドが始まったばかりの1850年代からブレンド技術を磨き続け、19世紀終わり頃にはその味わいが当時のイギリス女王から王室御用達の称号を授与するほどの存在に。世界に躍進する大きなきっかけともなり、現在ではスコッチの世界第2位の販売量を誇るブレンデッドスコッチを代表する銘柄となりました。
バランタインを象徴する存在が、1937年に発売されたバランタイン17年。長期熟成させた原酒を贅沢に使用し、“ザ・スコッチ”と称されることもある逸品です。バランタインのブレンデッドを司るマスターブレンダーは、約190年の歴史の中でたったの5人。ジョージ・バランタインから継承する卓越したブレンド技術で、世界を魅了するブレンデッドウイスキーを世に送り続けています。
日本はもとより世界で愛されるブレンデッドの人気銘柄を改めて飲み比べてみては。
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