大分の定番人気の麦焼酎を飲む!

大分の定番人気の麦焼酎を飲む!

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なぜ大分の麦焼酎が有名になったのか

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焼酎は麹と主原料を発酵させ、蒸留させた蒸留酒です。数多くある酒の中でも、焼酎は主原料がひとつに限定されていないので、デンプンさえ含まれていれば、どんな原料でも造ることができます。

芋や米と並んで、広く愛されているのが麦から造られる麦焼酎です。独特な香りや味が印象的な芋焼酎と比べて、クセが少なく、すっきりとした味わいであることに加え、手頃な値段で手に入る銘柄が多いのも人気の理由です。

麦焼酎には大麦の中でも、二条大麦(殻粒が二列に並んでいることからこう呼ばれます)が原料として使われています。もともとはビールの原料用として明治初期にヨーロッパから持ち込まれた品種で、粒が大きく、デンプン含有量が多いのが特徴です。

麦焼酎造りの中でも、おいしさを決定するのに重要と言われているのが「精麦」と言う作業。日本酒造りにおいても米を磨くことを「精米」といいますが、麦焼酎作りでも外皮を剥いた後、風味を引き出すために堅い胚芽部分を削ることを「精麦」といいます。

この精麦の目的は、雑味のもととなるタンパク質や脂質を除くこと。この削る割合のことを「精麦歩合」といい、麦焼酎の場合は、60%前後の精麦歩合が一般的です。日本酒と同じように、削る量が多くなれば雑味は減り、大麦がもつ香りや味わいをより引き出すことができます。

九州北部に位置する大分県は、福岡県に次いで清酒造りが盛んな土地でした。江戸時代の豊後の国・大分ではすでに焼酎造りが行われていましたが、多くは清酒の酒粕から造る「粕取り焼酎」でした。

そんな大分県の焼酎造りが大きく変わったのは、1970年以降。世の中の健康ブームで麦の栄養価が見直され出した頃、本格的な麦麹の開発に成功し、原料にも麦を用いた100%麦による麦焼酎が完成しました。

この大分麦焼酎の草分け的存在である二階堂酒造の「二階堂」、続く三和酒類の「いいちこ」の爆発的ヒットにより、県内の清酒メーカーも次々とそれに倣い、大分県は麦焼酎の一大産地になりました。

現在でも大分麦焼酎の人気は高く、2016年度の焼酎メーカー売上高ランキングでも、2位が「いいちこ」の三和酒類、4位に「二階堂」や「吉四六」が主力の「二階堂酒造」が名を連ねています(帝国データバンク20016年焼酎メーカー売り上げランキングより)。続いて、大分県のおすすめ銘柄を見てみましょう。

既存の麦焼酎とは一線を画す、香ばしさを極めた「兼八」

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周防灘を望む大分県宇佐市にあり、1919年の創業以来、伝承された技を基本に「創造と挑戦」で焼酎造りをしています。創業者・四ツ谷兼八の名を冠した「兼八」は、個性ある麦焼酎を造りたいとの思いから生まれた一本。はだか麦を原料に、自家製蒸留器で造られた、香ばしい麦の香りと深みある味がたのしめる本格派麦焼酎です。
兼八の詳細はこちら
http://www.shochuya.com

日蘭修好400周年を記念して造られた麦焼酎「黒島」

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岩壁に掘られた国宝・臼杵石仏で知られる大分県臼杵市で、1860年、当時の稲葉藩主の命により創業された酒蔵。ドイツ製の陶器に入った「黒島」は、オランダとの修好400周年を記念して造られた、エキゾチックな雰囲気を持つ麦焼酎。オーストラリア産の二条大麦を使い、スペイン産のシェリー樽に長期貯蔵して生まれた美しい琥珀色も特色です。
黒島の詳細はこちら
http://www.ichinoide.co.jp

麦焼酎キング「いいちこ」は圧巻の商品バリエーション

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「いいですよ」を意味する方言の商品名と「下町のナポレオン」と言う個性的なキャッチフレーズで、昭和50年代の第一次焼酎ブームに華々しく登場した「いいちこ」。九州以外の消費者や若年層、女性にも広く愛されました。現在ではハワイをはじめ、世界約30カ国以上で販売されています。アルコール度数や熟成期間などの違いによる味のバリエーションも豊富です。
いいちこの詳細はこちら
https://www.iichiko.co.jp

比較的に手に入りやすいこれらの銘柄を日常酒として常備して、おいしく飲みたいですね。

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