韓国焼酎(ソジュ)と日本の焼酎は何が違うの?

韓国焼酎(ソジュ)と日本の焼酎は何が違うの?
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韓国のお酒といえばマッコリ

韓国と日本の焼酎は何が違うの?

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マッコリは韓国で一番古いお酒です。米や小麦に麹を混ぜ、発酵させます。ヨーグルトのように白濁していて、ほんのり甘い味がするのが特徴です。アルコール度数は6~13度と低いので、初心者にも飲みやすいでしょう。

タンパク質が多く、乳酸菌と酵母が多く含まれています。最近の韓国では「マッコリカクテル」が人気で、バーなどでもおしゃれなマッコリカクテルを飲むことができます。

韓国焼酎(ソジュ)はマッコリに比べると、その歴史は比較的浅めです。米、麦、サツマイモなどを混合して造ります。80年代にはマッコリを抜いて国内消費量が1位になった韓国でもっともポピュラーなお酒です。一般的な韓国焼酎(ソジュ)のアルコール度数は20度前後が主流。

小さなグラスにそのまま注ぎストレートで飲んだり、キュウリを輪切りや千切りにして入れて飲んだりします。最近は果汁で割ったカクテルなども人気です。

韓国焼酎(ソジュ)と日本の焼酎は何が違うの?

 韓国と日本の焼酎は何が違うの?

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韓国焼酎(ソジュ)には、2つのタイプがあります。ひとつは、米、麦などの穀物由来の糖蜜を連続蒸留器で蒸留、生成された高純度アルコールに水を加えて度数を調整した「希釈式焼酎」。これは日本の甲類焼酎にあたります。透明な色で大量生産できるのが特徴です。

もうひとつ「蒸留式焼酎」は、蒸し米に麹を加え発酵させた酒母を単式蒸留器で蒸留したものです。日本の乙類焼酎にあたります。香りや味わいが深く、比較的古くから飲まれてきたといわれています。

日本の焼酎との違いは、なんといっても原料。日本のように1種類の穀物に特化して造られたものはほとんど存在しません。米、麦、サツマイモ、タピオカなど複数の原料を混合して造るのが韓国焼酎(ソジュ)の特徴です。

韓国焼酎(ソジュ)の人気銘柄と味わい

チャミスル

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ここでは韓国焼酎(ソジュ)といえばこれ!という定番を紹介します。

チャミスル

韓国全土でシェアナンバーワンの国民的焼酎。竹の活性炭でろ過してあり、スッキリして飲みやすいのが特徴です。ストレートやロックで飲むのが一般的ですが、最近は水やソーダで割って飲むのも人気です。

真露(ジンロ)

主原料は米と麦。不純物を取り除くため5回連続で蒸留し、蒸留後に韓国馬山の地下深水をブレンドします。そのため、スッキリしたピュアな味わいです。

鏡月(きょうげつ)

韓国北東部に位置する自然豊かな雪岳山(ソラクサン)系の天然水で仕上げた焼酎。口当たりがやさしくさっぱりしています。12年連続で日本での韓国焼酎シェア1位と人気があります。鏡月をベースにし、果実の風味を加えた別シリーズも女性に好評です。

比較的スッキリ飲みやすい韓国焼酎は、初心者にもおすすめ。ストレートはもちろん、キュウリの入った焼酎を韓国料理と共にたのしみたいですね。

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