ウイスキー上級者もうなるバーボン

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バーボンをロックで飲む

バーボンをロックで飲む

Africa Studio/ Shutterstock.com

アメリカの法律で「原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含み、80度以下で蒸溜し、さらに内面を焦がしたホワイトオークの新樽で、アルコール度数62.5度以下で熟成したもの」と定義されているバーボン。しかも、熟成に使用される樽は、内側を焦がした新樽しか使えません。オーク材に影響される色合い、バニラやハチミツのようなほのかな香りと甘味が特徴ですが、比較的ライトなものが多く、ウイスキー初心者にも飲みやすいウイスキーといえるでしょう。

そのほのかな甘味を活かしてカクテルに使われることも多いバーボンですが、しっかり味わいを確かめたいときはストレートやロックがおすすめ。とくにロックはゆっくり氷が溶けることで味が変化し、水とまざりあったときの変化も味わうことができます。

独自熟成樽が生む「ワイルドターキー」

独自熟成樽が生む「ワイルドターキー」

monticello/ Shutterstock.com

日本でもファンの多いバーボンですが、ウイスキー初心者はもちろん上級者にも愛されている銘柄を紹介します。

蒸留所オーナーだったトーマス・マッカーシー氏が七面鳥狩りのときにバーボンを持参、それが好評で仲間のひとりが「ワイルドターキー」と名付けたことがきかっけでこの名がついたそう。

通常のバーボンに比べ、ライ麦と大麦麦芽が多く、コーンの比率が低い独特な配合は、コーンの甘さが控えめでライ麦のスパイシーな風味が味わえます。香りを大切にするために、60~65%と比較的アルコール度を低めに設定しているのも蒸留所のこだわりです。

また、「アリゲーターチャー」と呼ばれる強烈に焦したホワイトオーク樽から生まれる、キャラメルやオレンジのような香りがファンを虜にします。通常のバーボンよりコクがある味は、ロックで確かめたいですね。

見た目も味わいもゴージャス「ブラントン」

見た目も味わいもゴージャス「ブラントン」

gueriero93

八面体の球状のボトルが目を引くブラントン。ラベルに手描きで書かれた蔵出し日、倉庫、樽、ボトルのナンバーなども、特別感のあるプレミアムバーボンです。

バッファロートレース蒸留所で蒸留されたブラントンは、ケンタッキー州都フランクフォート市の市制200年の記念として誕生、バーボン造りの名人アルバート・ブラントン大佐の名前がついています。キャップについているのは、世界3大ダービーのひとつケンタッキーダービーのサラブレッドです。

コーンの比率を高めた香りや味わいは、ラムレーズンなどのドライフルーツのような香りと、芳醇でコクのあるどっしりとした味わいです。ボトルのデザインも味わいもゴージャスな雰囲気を持つバーボン、お店で出会ったら、ゆっくりロックで飲みたいですね。

力強い香りと味わい「ブッカーズ」

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