スモーキーな味わいがクセになるアイラ島のスコッチ 「アードベッグ」と「ラガヴーリン」

スモーキーな味わいがクセになるアイラ島のスコッチ 「アードベッグ」と「ラガヴーリン」

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スコッチの聖地アイラ島

Martin M303/ Shutterstock.com

個性の強いスコッチウイスキーの中でも、もっともユニークなウイスキーを生むことで知られるアイラ島。島の面積は日本の淡路島程度で、人口は3500人にも満たないほどの小さな島。そんな一国の小島に蒸留所が8つもあり、スペイサイドとともに“スコッチの聖地”といわれています。

スコットランドの北部や西部にはオークニー諸島やスカイ島などいくつもの島々が存在し、スコッチの生産地としては“アイランズ”と呼ばれていますが、最南端にあるアイラ島だけはその中に入れずに“アイラ”として分類。そのことからも、スコッチのなかでもいかに個性が強く表れている地域であることがわかります。

アイラウイスキーは、その完成度の高さから今ではシングルモルトのイメージが強いのですが、「有名なブレンデッドウイスキーでアイラウイスキーがブレンドされていない銘柄はない」といわれるほど、スコッチウイスキーでは重要な存在です。

アイラ島らしさ溢れる「アードベッグ」

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個性の強いアイラウイスキーのなかでも、もっともアイラらしさにあふれているといわれているのが「アードベッグ」。そのアイラらしさの一番の要因はもちろん、強烈なスモーキーフレーバーです。

スモーキーさの源であるピートの使用量をアイラウイスキーの中だけで比べてみても、飲みやすいといわれるブナハーブンやブルックラディに比べると10倍以上、スタンダードなボウモアの倍以上、さらにはアードベッグ同様にアイラらしいと言われるラフロイグよりも多く、まさにアイラのなかのアイラといえる個性的なウイスキーです。

また、ピートの地層を通ったウーガダール湖の水を仕込み水に使ったり、オレゴン松製のウォッシュバックを発酵槽に使用することで、ほかにはない独特の味わい、香りを作りだしています。スコッチ愛好者には外せない銘柄といえるでしょう。

スコッチ上級者にファンの多い「ラガヴーリン」

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アードベッグやラフロイグとともに、“アイラらしいウイスキー”といわれているのが「ラガヴーリン」。アイラモルトの中で最もリッチで濃厚な味わいを持ち、スモーキーなアイラらしさも同居。甘い香り、スパイシーさにウッディーさも絶妙に絡み合い、エレガントで華やかな味わいも感じられます。この奥深さがスコッチ上級者たちに愛され、アイラウイスキーのナンバーワンに挙げる人も多いとか。

そのラガヴーリンの特徴のひとつが、蒸留時間の長さ。第一段階の蒸留に約5時間、第二段階の蒸留には約10時間を費やし、さらに発酵、熟成も丁寧。時間を惜しむことなく手間暇かけた丁寧な仕事ぶりが、ラガヴーリンの独自性にもつながっています。

アイラ島のスコッチは、できればロックで。氷の溶ける時の味わいも感じながら、じっくり味わってみてください。

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