ふんわり、とろ~り? しゅわっと飲みたい? 女子的日本酒入門
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ウンチク不要! イマドキ女子は、日本酒だって可愛く選びたい♪
カクテルやワインを飲んだことはあっても、日本酒はシブくて飲みにくいしなぁ…なんて、あまり口にしたことがない、という人は意外と多いかも。でも、もったいないですよ! 最近の日本酒は、甘口のものやサラッと飲みやすいもの、スパークリングワインのようにしゅわっと爽やかなものなど、いろんな日本酒があるんです。
だけど、日本酒って吟醸、純米などいろいろな種類があるし、しかも蔵元によって味も違うからどれを選んだらいいのかわからない~(泣)! そんな人は、難しく考えずに普段の話し言葉で、ゆるくたのしく、雰囲気で選んでみるのはどうでしょう?
女子らしく「しゅわしゅわ」「するする」「とろ~り」などの感覚なら、気軽に選べそうですよね。今回は雰囲気ごとにおすすめの銘柄を紹介します。
味わいや飲み方をイメージしてみて! おすすめの日本酒を紹介
“しゅわしゅわ”日本酒でスパークリング・パーティー!
女子がいちばんすんなり日本酒デビューできそうなのが、発泡もしくは、微発泡した“しゅわしゅわ”タイプ。 洋食にもマッチするので、ワイングラスに注いで、家飲みパーティーしてみませんか。
上善如水 スパークリング(白瀧酒造 )
■上善如水 スパークリング(白瀧酒造 )
ボトルもまるでワインのようなスパークリング日本酒。フルーティーで甘酸っぱく、はじける泡がスッキリした喉ごしです。
福正宗 純米にごり酒しろき(福光屋 )
■福正宗 純米にごり酒しろき(福光屋 )
にごり酒を瓶詰めした後瓶内醗酵させ、炭酸ガスを封じ込めた日本酒。ほどよい発泡感とフレッシュでキレのよい味わいです。
幸せな気分を運んでくれる“ふわぁ”とフルーティーな日本酒
香り高い吟醸酒は、青リンゴや洋ナシのようなフルーティーな香りが特徴。香りだけでも、うっとりしちゃいますね。“ふわぁ”とさせてくれるやさしい味の日本酒は、心地の良い幸せな気分を運んでくれます。
渓流大吟醸(遠藤酒造場 )
■渓流大吟醸(遠藤酒造場 )
フルーティーな香りなのに、飲むとスッキリと辛口。初心者にも飲みやすい味わいです。
白龍大吟醸2017年版(白龍酒造 )
■白龍大吟醸2017年版(白龍酒造 )
口に入れると華やかな香りが広がります。まろやかなコクのあるやさしい味わいです。
飲み過ぎ注意?!“するする”飲める日本酒
さっぱりしていて香りが少なめな吟醸酒は、アルコール度も低く初心者でも”するする”飲めてしまう口当たり。ワイングラスで素敵にたのしみたいですね。
純米吟醸夢灯り(あさ開 )
■純米吟醸夢灯り(あさ開 )
日本酒初心者や女性にも愛されるお酒を、と20年以上前に作られた長く愛されている日本酒。穏やかな香りに、ほのかな甘味と酸味のバランスがよく、まるで、ワインを飲んでいるようにするするいけます。
幻の瀧名水乃蔵特別純米(皇国晴酒造 )
■幻の瀧名水乃蔵特別純米(皇国晴酒造 )
やさしい香りとサラリとした口当たりが人気。ワイングラスで飲むと、香りと共に米の旨味もしっかり味わえます。
みんなで“ぐいっと”グラスを傾けたい日本酒
お米の香りや旨味をしっかり感じることのできる純米や本醸造のお酒は”ぐいっ”と飲みたい。喉の奥で、ほのかな旨味を感じるようになったら日本酒通への第一歩です!
昭和旭蔵 純米酒(あさ開 )
■昭和旭蔵 純米酒(あさ開 )
お米の旨味を感じながらも、爽やかでキリリとした辛口の日本酒です。飲みやすいので、ぐいぐい飲めてしまいます。
白瀧辛口魚沼純米(白瀧酒造 )
■白瀧辛口魚沼純米(白瀧酒造 )
香りが穏やかで、辛口でありながらもまろやかでしっかりとしたお米の旨味があります。
日本酒を“ちびちび”飲むのもなんだか通な感じ
麒麟 山廃仕込み 純米吟醸(下越酒造)
日本酒を温めて飲むのはハードルが高い、と思っている人は、まずは、ぬる燗(40度くらい)にして、小さなおちょこで”ちびちび”飲むのはいかがでしょう。少しずつ飲むと日本酒ならではの隠れた旨味が口いっぱいに広がりますよ。
■麒麟 山廃仕込み 純米吟醸(下越酒造)
スッキリとした上品で繊細な飲み口とフルーティーな香りの日本酒。冷酒で飲むのもおいしいですが、ぬる燗もおすすめです。
越乃冬雪花純米吟醸(高野酒造)
■越乃冬雪花純米吟醸(高野酒造)
ニューヨークなど海外でも人気。ぬる燗にすることでお米本来の旨味が際立ち、そのおいしさに驚くはずです。
“とろ~り”とした口当たりが日本酒の概念を変える?!
日本酒は、お米をアルコール発酵させてできた醪(もろみ)を酒袋などに入れて搾ります。このとき、荒くこしてもろみを残したものが「にごり酒」。そして、こさないでもろみが残ったままのものが「どぶろく」です。どちらも、通常の日本酒とは違い白濁しているのが特徴。「これが日本酒?」とその“とろ~り”とした味わいに、イメージしていた日本酒の概念が変わるはず。
白川郷純米にごり(三輪酒造 )
■白川郷純米にごり(三輪酒造 )
お米のおいしさをそのままに日本でも数少ない純米のにごり酒。とろりとした舌触りと甘味が口いっぱいに広がります。氷を浮かべて飲むのがおすすめです。
どむろく渓流(遠藤酒造場 )
■どむろく渓流(遠藤酒造場 )
お米などの原材料が発酵したまま、ろ過していない状態なので見た目はヨーグルトのよう。とろりとした味わいとシュワ~っとした口当たりが絶妙です。しっかり冷やして飲みましょう。
“じっくり”熟成された日本酒はゆったり飲んで
濃厚で深みのある味わいが好きならこちら。ワインやウイスキーのように、日本酒にも“じっくり”長期熟成されたものがあり「古酒」と呼ばれています。たくさんは出回っていないので、出会ったらその歴史を感じながらゆったりと飲みたいですね。日本酒初心者ならロックもおすすめです。
麒麟 濃熟オールド(下越酒造)
■麒麟 濃熟オールド(下越酒造)
ボトル内の色を見ただけも、通常の日本酒とはひと味違うとわかる長期熟成酒。濃醇な味わいと旨味、酸味のバランスが絶妙です。
太平山十年古酒 炫(小玉醸造 )
■太平山十年古酒 炫(小玉醸造 )
10年貯蔵した原酒を使った古酒。熟成された奥行のある味わいは、たくさん飲むのではなく、少しずつ味わいたいですね。
雰囲気で選ぶと日本酒がとっても身近に感じますよね。お好みのテイストを見つけたら、友人同士でグラスを持ち寄って、日本酒飲み会してみませんか?