焼酎は飲みやすい! ソーダや果汁で割って飲もう
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フルーティーで飲みやすい酎ハイ
お酒に強くない人や初心者にとって、焼酎のイメージはどんなものでしょうか? 原料によって味わいが大きく違う焼酎ですが、独特な香りや味わいであった昔の芋焼酎の印象が強いのか、焼酎を苦手に思っている人もいるようです。でも、実は焼酎の種類や飲み方を選べば、とても飲みやすいお酒なのです。
その代表が酎ハイです。焼酎は大きく分けて「甲類焼酎」と「乙類焼酎」のふたつがありますが、酎ハイに使うのは主にくせのない甲類焼酎です。別名ホワイトリカーと呼ばれ、焼酎と割る材料の味を引き立て飲みやすいのが特徴です。ソーダのほかに、レモンやグレープフルーツなどの果物、ウーロン茶などのお茶、ホッピーやハイサワーなどで割って飲むのに適しており、梅酒を漬けるときに使うのも「甲類焼酎」が主流です。
一般的な酎ハイの割合は、焼酎1に対してソーダが2~4くらい。ジュースで割る場合は、焼酎1、ジュース0.5、ソーダ1.5~3.5くらい。ジュースの割合が多いと甘くなります。最近は、生の果汁を絞った「生搾り」と名のつく酎ハイが人気。ジュースほど甘くなく、果物の香りがさわやかで焼酎初心者におすすめの飲み方です。
そして、最近人気の飲み方が「乙ハイ」。酎ハイは甲類焼酎で作りますが、こちらは芋や麦など原材料の風味をたのしめる乙類焼酎で作るハイボールです。ソーダのさっぱりした味わいと爽快感で焼酎の違った面を感じることができます。
焼酎の味わいをもう少したのしみたいなら水割りを
もう少し、焼酎本来の味をたのしみたい、という人には水割りはいかがでしょう? まずは、比較的飲みやすい麦焼酎や米焼酎で試してみてください。水と割ることで、焼酎の味がまろやかになります。
焼酎と水の割合は6:4が目安。これはあくまで目安なので、自分の好みの割合を探してみてください。そして、水割りの場合は、焼酎から先に注ぎましょう。水は焼酎より比重が高いため下に沈み、酒器の中で自然と対流がおきるので、かき混ぜる必要もありません。
また、水割りの場合、氷を使うことが一般的ですが、焼酎も水も冷蔵庫でしっかり冷やしておき、氷を使わない方法もあります。こうすることで、飲んでいるうちに氷で薄くなることがなく、最後までおいしい割合で飲み進めることができます。
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金魚? 河童? アレンジ焼酎
焼酎にレモンや梅干しを入れて飲むのは一般的。よりおいしく焼酎を飲むために、自分流にアレンジできるのも焼酎のおもしろいところ! ここでは、焼酎のたのしい飲み方アレンジを紹介します。
◆金魚/
焼酎のロックに大葉と赤トウガラシを入れて飲みます。赤トウガラシを金魚に、大葉を水草に見立てています。暑い日に清涼感のある景色の飲み方です。
◆河童/
焼酎のロックにスティック状や輪切りにしたキュウリを入れます。麦焼酎やそば焼酎など香りがやさしいものがあいます。メロンのような味わいといわれています。
見た目にもたのしいアレンジ焼酎。簡単にできるので、ぜひご家庭で試してみてください。
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