ホッピーのおいしい飲み方を大調査!「3冷(サンレイ)」「シャリキン」などのホッピー用語もチェック

ホッピーのおいしい飲み方を大調査!「3冷(サンレイ)」「シャリキン」などのホッピー用語もチェック
出典 : ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

「ホッピー」は、麦芽とホップで造られたビアテイストの発酵飲料。焼酎の割り材として 定評があり、1948年の誕生以来多くの人に愛飲されています。今回は、「ホッピー」のおいしい飲み方「3冷」や「シャリキン」のほか、「中(ナカ)」「外(ソト)」などのホッピー用語を紹介します。

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「ホッピー」の飲み方をさまざまな角度からみていきます。

ホッピーはビールの代用品として愛飲された炭酸清涼飲料水

ホッピーはビアテイストの発酵飲料

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

「ホッピー」はビアテイストの発酵飲料。麦芽とホップと酵母を使い、ビールと同じ製造工程で造られます。約0.8%のアルコールを含んでいますが、酒税法上は酒類に分類されません。

1920年代、ビールがまだ高級品とされていた時代に、その代用品として「ノンビア」と呼ばれる飲み物が流行しました。それから約30年後の1948年、粗悪なお酒が横行していた戦後混乱期に登場したのがビアテイスト飲料の「ホッピー」でした。

粗悪なお酒も、良質の天然ホップで造られた「ホッピー」で割ればおいしくなると、東京・下町の大衆居酒屋を中心に人気が沸騰。「ホッピー」はその後も焼酎の割り材として、多くの人に愛されてきました。

ホッピー各種

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

「ホッピー」がお酒をおいしくするのはいうまでもありませんが、特筆すべきは「ホッピーの3つのハッピー」と呼ばれるそのスペックです。

◇低カロリー
「ホッピー」のカロリーはビールの約1/4。ベースに使う焼酎のカロリーを加えても、ビールの約3/4と控えめです 。

◇低糖質
「ホッピー」の糖質は、100ミリリットル中1.7グラム程度。ベースに使う焼酎は糖質ゼロなので、糖質を気にせずたのしめます。

◇プリン体ゼロ
「ホッピー」にはプリン体が含まれていません。焼酎もプリン体ゼロなので安心です。

「ホッピー」には、定番の「ホッピー(通称:白ホッピー)」や香ばしさと苦味のバランスが絶妙な「黒ホッピー」などがあります。以下の記事で詳しく紹介しているので、合わせて読んでみてくださいね。

ホッピーで何を割る?

ホッピー(通称:白)

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

「ホッピー」は焼酎と相性が抜群の飲み物。なかでもクセのない甲類焼酎は、「ホッピー」と絶妙に引き立て合う名コンビといわれています。

もちろん、「ホッピー」は焼酎以外のお酒と組み合わせても、おいしく味わえます。100人いたら、100通りのたのしみ方を選べるのが「ホッピー」の魅力。おいしい組み合わせをみていきましょう。

ホッピーは甲類焼酎の割り材に最適

「ホッピー」は、日本独自の酒文化である「焼酎を 割る 飲料」のパイオニア的存在。「ホッピー」といえば焼酎、と連想する人も多く、焼酎を「ホッピー」で割った飲み物自体を「ホッピー」と呼ぶこともあるほど、両者の相性は突出しています。

「ホッピー」の味わいをよりたのしむには、風味や香りを邪魔しないニュートラルな酒質の甲類焼酎で割るのがおすすめ。なかでもファンの間で「ホッピーの最愛の相棒」と称される“下町の名脇役”のキャッチコピーでおなじみの「キンミヤ焼酎(亀甲宮焼酎)」とは、抜群の相性を発揮します。

スピリッツやリキュールと組み合わせればオリジナルホッピーに

「ホッピー」は焼酎以外のお酒とも相性がよく、ジンやウォッカなどのスピリッツや、ライチのお酒、梅酒などのリキュールと合わせてもおいしくたのしめます。

「ホッピー」の魅力を堪能するには、香りや味の主張が強すぎないお酒と合わせるのがポイント。さまざまなお酒と組み合わせて、オリジナルのホッピースタイルを探してみてください。

ホッピーで作るカクテルもおいしい

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

ホッピーはカクテルの割り材にしてもおいしい!

「ホッピー」を割り材に使ったカクテルも人気です。

「ホッピー」を使ったカクテルは、シェイカーを使わず、ビルドという技法で作るのが基本。材料を直接グラスに注いで混ぜ合わせるだけなので、自宅でも手軽にたのしめます。

まずは、ホッピーの公式サイトで紹介されているカクテルレシピを試して、お気に入りを探してみてください。とっておきのオリジナルレシピを見つけたら、SNSなどでホッピーファンに共有してくださいね。

ホッピービバレッジ株式会社「カクテルレシピ」

ホッピーのポスター

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

ホッピーはそのまま飲んでもおいしい!

「ホッピー」はビアテイストの清涼飲料水。冷やしてそのままゴクゴク飲んでも、料理のお供にしてもおいしく味わえます。

体調の問題でお酒を控えている人やアルコールが苦手な人は、ノンアルコールビール感覚でたのしんでもいいですね。

イチオシは、定番の「ホッピー」と「黒ホッピー」のハーフ&ハーフ。和洋中どんな料理にもマッチするので、ぜひ一度試してみてください。

なお、「ホッピー」は、酒税法上は清涼飲料水ですが、アルコール度数約0.8パーセントと、アルコール分がまったく含まれていないわけではありません。アルコールに敏感な人や妊娠・授乳中の人、お子さんは飲むのを控えてください。

ホッピー×甲類焼酎のおいしい飲み方

ホッピーのおいしい飲み方

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

ここからは、下町の居酒屋さんでも定番の、ホッピー×甲類焼酎のおいしい飲み方をみていきます。

ジョッキでたのしむホッピーの基本スタイル「3冷」

「3冷(サンレイ)」とは、「ホッピー」と甲類焼酎、ジョッキをよく冷やしてたのしむホッピーの基本スタイル。昭和40年代後半から50年ほど愛され続けている、ベーシックにして、ホッピーのおいしさをもっとも堪能できる飲み方です。

「3冷」のポイントは、氷を入れないこと。こだわりの天然水を使った「ホッピー」の味わいや炭酸を氷で薄めないことで、ホッピーならではのコクや香り、さわやかなのどごしがたのしめます。

ジョッキの代わりにタンブラーを使う場合も、ジョッキ同様しっかり冷やしてくださいね。ジョッキ、タンブラーは冷凍庫で霜が張るまで冷やすのがおすすめです。

ホッピーの基本スタイル

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

ジョッキで作るホッピーと焼酎の黄金比!

「ホッピー」とアルコール度数25度の甲類焼酎で作る場合の黄金比は、1:5。よく冷やしたジョッキに甲類焼酎を入れ、「ホッピー」を泡が立つように勢いよく注ぐと、アルコール度数約5%強の爽快な味わいのミックスドリンク(ホッピー)が完成します。

といっても、この黄金比はあくまで目安。自由に割合を変えられるのが「ホッピー」の魅力でもあります。ドライな味わいをたのしみたい人は焼酎を多めに、「ホッピー」独特の風味を堪能したい人は焼酎を少なめにするなど、好みに合わせて割合を調整してみてください。

アルコール度数5%や7%のホッピーをたのしみたい人には、ホッピーオリジナルのジョッキやタンブラーの使用がおすすめです。

ホッピーオリジナルのジョッキとタンブラーには側面に★印が描かれていますが、下の2つは目盛りになっています。アルコール度数25度の焼酎を使用する場合、下の★まで焼酎を注ぐと約5%、2番目の★まで焼酎を注ぐと約7%のミックスドリンクに仕上がります。

ホッピーオリジナルのジョッキやタンブラーは、通販でも購入可能です。ジョッキは公式通販サイト「Hoppy@ミ〜ナ」でも入手できるので、この機会に購入してみてはいかがですか?

ホッピー公式通販サイト|Hoppy@ミ〜ナ

一度は飲んでみたいシャリキンホッピー

20% キンミヤシャリキンパウチ 90ml

出典:株式会社宮﨑本店ONLINE SHOP

冷蔵庫で冷やした焼酎の代わりに、冷凍庫でシャーベット状に凍らせた甲類焼酎を使うと、フローズン感のあるホッピーが完成。涼しげな見た目もさることながら、氷が溶けても薄まらないおいしさが人気を呼んでいます。

ホッピーファンからも人気が高いのは「キンミヤ焼酎」をシャーベット状に凍らせたシャリキン。「キンミヤ焼酎」は瓶ごと冷凍庫で凍らせてもおいしくたのしめますが、シャリキン専用の「キンミヤシャリキンパウチ」を使えば、自宅でも手軽にシャリキンホッピーがたのしめます。

商品名:20%キンミヤシャリキンパウチ 90ml
製造元:株式会社宮﨑本店
公式サイトはこちら

知っておきたい!ホッピー豆知識

ホッピーの豆知識

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

最後に、居酒屋さんで役に立つホッピーの豆知識を紹介します。

中(ナカ)、外(ソト)とは?覚えておきたいホッピー用語

居酒屋さんのドリンクメニューに、「ホッピーセット」「白・黒」「中(ナカ)」「外(ソト)」という文字を見かけることがありますが、どっちが「中」でどっちが「外」? と気になる人もいるのではないでしょうか。実は、「中」「外」はメーカー発祥ではなく、ホッピーファンのなかで自然発生的に生まれた言葉だといいます。

それぞれの用語の意味を押さえつつ、「中」「外」を注文するタイミングについてもみていきましょう。

◆ホッピーセット
氷と焼酎、マドラーが入ったジョッキやグラスと「ホッピー」1本のセット。まずはこちらを注文します。

◆白・黒
白は「白ホッピー」、黒は「黒ホッピー」のこと。「ホッピーセット(白・黒)」と書かれている場合は、「白ホッピー」と「黒ホッピー」のどちらかを選びます。
※正式な商標は「白ホッピー」ではなく「ホッピー」で、「白」は通称です。

◆中(ナカ)
焼酎のこと。ジョッキやグラスに氷やマドラーも入れて提供されます(小さなグラスで焼酎だけを提供する場合も)。

◆外(ソト)
「ホッピー」のこと。

注文の手順はいたってシンプル。まずは「ホッピーセット」をオーダーし、焼酎入りのジョッキやグラスに好みの量の「ホッピー」を注いでいただきます。2杯目に進む段階で「ホッピー」が余っていれば、「中」を追加注文します。何杯か飲んで、ホッピーが足りなくなったら、「外」を追加でオーダーします。

ホッピーの豆知識

出典:ホッピービバレッジ株式会社ホームページ

【豆知識】ホッピー1本で何杯飲める?

「ホッピー」1本で何杯飲めるかは、「ホッピー」と焼酎の割合やベースのお酒のアルコール度数、酒器のサイズなどによって異なりますが、ホッピーオリジナルジョッキ、オリジナルタンブラーならちょうど1杯です。
※仕上がりのアルコール度数を5%で計算

ただしこれは氷を使わずにたのしむ場合の話。氷入りで提供される居酒屋さんのホッピーセットの場合は、ジョッキになみなみ注いでも「ホッピー」が余ります。適正飲酒の観点からはあまりおすすめできませんが、お酒飲みのなかには「ホッピー」1本で3杯飲む強者もいるようです。

好きなお酒と好みの濃度で自在に組み合わせてオリジナルレシピをたのしめるのが、ホッピーの魅力。ベースに使う甲類焼酎の銘柄やアルコール度数によっても異なる味わいに仕上がるので、いろいろなレシピを試してとっておきを探してみてくださいね。

製造元:ホッピービバレッジ株式会社
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