山梨のビール【富士桜高原麦酒】本場ドイツの技術と富士の豊かな自然が育む至福のクラフトビール
「富士桜(ふじざくら)高原麦酒」は、ドイツ仕込みの醸造技術と選りすぐりの材料で造られるクラフトビール。霊峰富士の北麓にある醸造所で、富士山麓の良質な軟水を使って育まれています。ここでは、富士桜高原麦酒の基本情報やおいしさの秘密、おすすめ商品などを紹介します。
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「富士桜高原麦酒」は、河口湖に近い富士山の北麓にある醸造所で造られるドイツスタイルのクラフトビール。その特徴や魅力をみていきます。
「富士桜高原麦酒」とはどんなビール?
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
「富士桜高原麦酒」とはどんなビールなのでしょうか。醸造所の歴史や特徴をひもときます。
「富士桜高原麦酒」は富士の北麓にある森と高原のブルワリーで育まれるクラフトビール
「富士桜高原麦酒」は、地ビール黎明期といわれる1997年に誕生したクラフトビール。富士山の北麓、標高1,000メートルの深い森にある醸造所でていねいに育まれています。
富士の豊かな自然と、「飲む人の笑顔が見たい」という醸造士たちの想いから生まれるクラフトビールは、国内のみならず、海外のビールコンペティションでも高く評価され、多方面から注目を浴びています。
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
「富士桜高原麦酒」はドイツ仕込みの技術で造るジャーマンスタイルのビール
「富士桜高原麦酒」のヘッドブルワー(醸造長)を務める宮下天通(ひろみち)さんは、1997年、国内の醸造所で基礎を身につけたあと本場ドイツに留学し、醸造専門学を学んだビール造りのスペシャリスト。「天通」という名前からテンツー(102)さんの愛称で親しまれ、クラフトビール業界でも一目置かれる魂のビール職人です。
宮下さんがめざすのは、造り手の想いが伝わるビール造り。ミュンヘンで飲んだビールの味に、震えるような感動を覚えると同時に造り手の想いを感じ取った宮下さんは、自分たちもこんなビールを造りたいと考えるようになったそう。以来、「飲む人に造り手の想いが伝わるビール」にこだわり続けているといいます。
そんな宮下さんがかたくなに守り続けるのは、ビールの本場で出会ったジャーマンスタイル。ドイツ仕込みの醸造技術をベースに、のどごしだけでなく、じっくりと味をたのしめるような、飲み飽きしない至高のビールを造り続けています。
「富士桜高原麦酒」のおいしさの秘密
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
「富士桜高原麦酒」のおいしさの秘密は、富士山麓の自然の恵みと醸造士たちのこだわり、そして高度な技術にあります。
富士山麓の良質な軟水
「富士桜高原麦酒」のおいしさの秘密は、厳選された材料と富士山麓の良質な軟水。なかでもビールの90%を占める水は、味わいの決め手といっても過言ではないでしょう。
富士桜高原麦酒に使われているのは、富士山に降り注いだ雨や雪が何十年もかけて溶岩層でろ過された清らかな水「ふじざくら命水」。標高1,000メートルの採水地にある150メートルの井戸からくみ上げられた、ミネラル分をバランスよく含むこの軟水で、富士桜高原麦酒は造られています。
じつは、富士桜高原麦酒の醸造所を運営する富士観光開発は富士山北麓に多くの水源を保有していて、その水を有効活用したいという想いからビール造りに着手したそう。
醸造士のこだわりと高度な職人技
「富士桜高原麦酒」の味わいは、ドイツ仕込みの醸造技術を受け継ぐ醸造士たちのこだわりと高度な職人技によって支えられています。1つひとつの工程にていねいかつ繊細な手作業が活きているのはいうまでもありませんが、妥協を許さず、気候や材料などはどんな小さな変化にも対応し、おいしさを追求しています。
「富士桜高原麦酒」の定番クラフトビール
醸造士たちの飽くなき探究心から、「富士桜高原麦酒」のラインナップには新たなビアスタイルが次々と加わっていますが、ここではとくに飲んでおきたい定番商品を紹介します。
PILS(ピルス)
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
標高1,000メートルの採水地でくみ上げた良質な軟水を使い、モルトの豊かな風味と爽快な苦味、キレをバランスよく共存させたジャーマンスタイルのラガービール。煮沸工程で3種類のホップを4回に分けて投入することで、フレッシュかつフローラル、さらにほのかにスパイシーな香りを引き出しています。
「World Beer Awards 2013」金賞ほか、受賞歴多数。
スタイル:ジャーマン・ピルスナー
アルコール度数:5.0%
WEIZEN(ヴァイツェン)
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
キレとのどごしで飲む一般的なビールのイメージを覆す「富士桜高原麦酒」の集大成ともいえるエールビール。小麦麦芽を50%以上使用し、酵母由来のバナナのようにフルーティーなクローブ&エステル香と、甘くまろやかな味わい、絹のようになめらかな泡の舌ざわりが魅力です。
「ジャパン・グレートビア・アワーズ 2023」ケグ(樽)部門金賞、「World Beer Cup 2023」銅メダルほか、受賞歴多数。
スタイル:南ドイツ・ヘーフェヴァイツエン
アルコール度数:5.5%
RAUCH(ラオホ)
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
ブナのチップで麦芽を燻煙し、モルトにスモークフレーバーを閉じ込めた個性豊かな燻煙ビール。グラスに注いだ瞬間に立ち上がるスモーキーな香りとモルトの甘味、マイルドな口当たりが特長です。
「World Beer Cup 2012」と「World Beer Awards 2012」ダブル受賞と米英2冠を達成。ほかにも受賞歴多数。
スタイル:バンベルクスタイル・ラオホビア
アルコール度数:5.5%
SCHWARZ WEIZEN(シュヴァルツ ヴァイツェン)
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
コーヒーのようなロースト香にヴァイツェン独特のクローブ香が重なった、立体的な香りが特徴の黒ビール。独自の製法で酸味を抑え、キレと甘芳しさを共存させた、飲みやすい1本です。
「World Beer Awards 2015」金賞ほか、受賞歴多数。
スタイル:デュンケルヴァイツェン
アルコール度数:5.0%
このほか、ほのかな柑橘系の香りとモルトの風味、そして圧倒的な苦味が特徴の「PREMIUM PILSNER(プレミアム ピルスナー)」、スモーク香とローストモルトの香ばしさが特徴の「RAUCH BOCK(ラオホ ボック)」、苦味を抑えたスムーズなのどごしが国内外で注目を集める「HELLES LAGER(へレス ラガー)」など、期間限定ビールもおすすめです。
「富士桜高原麦酒」はどこで飲める?
出典:富士桜高原麦酒ホームページ
「富士桜高原麦酒」は、最高のコンディションでビールを提供してくれるビアバーやビアレストラン、酒販店を厳選して、新鮮なクラフトビールを出荷しています。まずは自宅でたのしみたいという人は、山梨県富士河口湖町のふるさと納税の返礼品として入手できるほか、各オンラインショップから購入可能なので、公式サイトもチェックしてみてくださいね。
「富士桜高原麦酒」は、「飲む人の笑顔が見たい」というシンプルな発想から生まれたクラフトビール。ときにフルーティー、ときにスモーキーで立体感のある香りと味わいを堪能して、造り手の想いを感じ取ってみてください。
製造元:富士桜高原麦酒
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