石川のビール【金澤麦酒】金澤ブルワリーがビール酵母の自家培養から手がけるこだわりのクラフトビール

石川のビール【金澤麦酒】金澤ブルワリーがビール酵母の自家培養から手がけるこだわりのクラフトビール
出典 : weyo / PIXTA(ピクスタ)

「金澤麦酒」は、石川県金沢市にある「金澤ブルワリー」が醸造するクラフトビール。金沢随一の地ビールとして、2016年に小さな古民家からスタートしました。ここでは、「金澤麦酒」の特徴、ブルワリーの歴史やこだわり、おすすめ商品などについて紹介します。

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「金澤麦酒」を手がける「金澤ブルワリー」は、石川県金沢市にあるクラフトビール醸造所。まずは「金澤麦酒」の基本情報とブルワリーの成り立ちについて、みていきましょう。

「金澤麦酒」は地元金沢で愛される質の高いビール

「金澤麦酒」は地元金沢で愛される質の高いビール

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「金澤麦酒」は、石川県金沢市生まれのクラフトビール。伝統工芸が盛んな土地で、「金澤麦酒」はどのような経緯で生まれたのでしょうか。まずは、基本情報や誕生秘話をみていきましょう。

「金澤麦酒」は金沢市随一の地ビールとして誕生

本州のほぼ中心地に位置する金沢市。加賀藩前田家の城下町として栄えた街で、加賀友禅や金沢箔、九谷焼などの伝統工芸、能楽や加賀万歳などの伝統芸能でも有名です。観光地としても人気の街ですが、意外にも、「金澤麦酒」が誕生する以前は、金沢市にはクラフトビールブランドはありませんでした。

「金澤麦酒」は、金沢随一の地ビールとして誕生したクラフトビールブランド。伝統と新しさが共存するこの地で多くの人に愛される質の高いビールをめざして、2016年春に産声を上げました。

「金澤麦酒」は金沢市随一の地ビールとして誕生

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「金澤麦酒」を手がける「金澤ブルワリー」はカナダ帰りの女性醸造家が20代で立ち上げた醸造所

「金澤麦酒」の造り手「金澤ブルワリー」が設立されたのは、北陸新幹線の東京〜富山・金沢間が開通した2015年。ひとりの女性が「地元に貢献できることを始めたい」と決意し、動き出したところからスタートしました。

「金澤ブルワリー」を立ち上げたのは、金沢市で生まれ育った鈴森由佳さん。20代でカナダに渡り、2年の留学生活を経て帰国したときに、改めて地元の金沢を誇りに思ったといいます。そして、何か貢献できることはないかと考え、カナダで出会ったクラフトビールの存在にいきついたそう。

以前はビール=苦いもの、という印象だった鈴森さんでしたが、カナダではじめてクラフトビールを口にし、「こんなビールもあるのか!」と驚いたそうです。その感動を胸に帰国した当初、まだ金沢ではクラフトビールは造られていませんでした。「誰もやっていないのなら、私が自分で造ろう」と、金沢初のクラフトビール造りへと乗り出します。

ビールの製造を開始するために、鈴森さんはさっそく醸造技術を学び、免許の取得に向けて勉強を続けました。並行して、工場設備の準備や法人設立のための手続きなどを行い、2015年の7月に金澤ブルワリーを法人化。翌年1月には無事免許を取得し、2016年の3月、ついに自社工場にてビールを製造します。6月には金沢初のクラフトビール「金澤麦酒」が醸造されました。

「金沢麦酒」の造り手、金澤ブルワリーのこだわり

加賀棒茶もビールの副原料に

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「金澤麦酒」は、品質の向上をつねに意識し、本物のクラフトビール造りを信条としています。原料や製法へのこだわりについて、探っていきましょう。

自家培養した酵母を使用

「金澤麦酒」 の誕生以来、つねに試行錯誤を繰り返しながら品質向上に努めてきた「金澤ブルワリー」。現在は社長の鈴森さんに2名の醸造家が加わり、3人体制でビール造りに励んでいます。

クラフトビールを造る小規模醸造所の多くは、酵母を外部から購入してビールを醸造していますが、「金澤ブルワリー」はマイクロブルワリーでありながら大学の研究室のようなラボを持っていて、そこで酵母を自家培養しています。20種類以上もの酵母を自在に培養できるため、新鮮な酵母でビール造りができるほか、開発できる商品の幅も広いといいます。

ビール造りに欠かせない4つの材料といえば、水、麦芽、ホップ、そして酵母ですが、「金澤ブルワリー」では、ビールを醸造するたびに顕微鏡で生きた酵母を確認。クリーンルームで自家培養した新鮮な酵母を使い、そのポテンシャルを最大限に引き出すことに意識を向けています。

地域に根ざしたビール造り

酵母の自家培養をはじめ、水や原材料の調整、配分などにも研究を重ねている「金澤ブルワリー」。そのビール造りのコンセプトは、“クラフトの街”金沢らしさを意識したビールであること。

たとえば、金澤ブルワリーでは石川県発祥のほうじ茶、加賀棒茶の味とビールを組み合わせた「加賀棒茶麦酒」や、日本酒酵母を使用した吟醸香がたのしめるビールなど、金沢らしさを活かした商品を手がけていますが、こうした独自の展開は、自分たちで酵母を培養しているからこそ可能なこと。飲む人の思い出に残るような、豊かな香りや奥深い味を追求することができます。

「金澤麦酒」のおすすめ商品

金澤麦酒のおすすめクラフトビール

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「金澤麦酒」の定番ラインナップを紹介します。

VIRGIN ALE(ペールエール)

「金澤ブルワリー」の設立当初から造り続けられている看板ビール。

自社培養の新鮮なエール酵母が生み出すフルーティーな香りと、たっぷりと贅沢に使われた麦芽とホップが生み出すコクと深い味わいは、一口ごとに満足感をもたらしてくれます。適度な苦味と、料理を選ばない万能な味わいも魅力です。

GOLD BACH(ラガー)

おもにエールタイプのビールを造ってきた「金澤ブルワリー」が醸造した、初のラガータイプビール。ほのかな甘味と、ラガーの特徴であるコクとキレのある味わいがバランスよく調和した、すっきりとしたのど越しの1本です。

DRY STOUT(スタウト)

スタウトは、ローストした大麦を原料の一部に使用したビアスタイル。こちらはコーヒーフレーバーで、キレのある個性的な黒ビールに仕上がっています。飲み始めの口当たりはなめらかで、飲むほどに深い味わいが広がるのも魅力。

小麦麦芽を使った明るい色のビール。ヴァイツェン酵母独特のフルーティーで甘く華やかな香りと、すっきりとした味わいが特徴です。

「金澤麦酒」は、由緒ある伝統工芸の街で造られるクラフトビール。公式通販も行っていますが、金沢市内を中心にさまざまな飲食店で取り扱っているので、機会があったら金沢の味覚とともに味わってみてください。

製造元:株式会社金澤ブルワリー
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