タスマニアワインの注目度が上昇中! 冷涼な気候が生み出す魅力とは?
オーストラリア本土の南に位置するタスマニアは、近年、高品質なワインの産地として注目されています。冷涼な気候のなかで生まれるタスマニアワインは、繊細で豊かな酸味が大きな魅力。今回は、タスマニアのワイン造りの特徴や歴史から代表銘柄までその魅力を紹介します。
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目次
- オーストラリアのタスマニア州は注目のワイン産地
- タスマニアワインの魅力と特徴
- タスマニアワインの代表銘柄
タスマニアワインの代表銘柄2:デヴィルズ・コーナー
タスマニアを代表するブランドとしては、「デヴィルズ・コーナー」も挙げられます。コストパフォーマンスに優れた「デヴィルズ・コーナー」は、タスマニアでトップを争う生産規模と人気を誇るブランドです。
「デヴィルズ・コーナー」はタスマニア有数のワイナリーであったテイマー・リッジによって開発されました。2010年に、ヴィクトリア州のワイン生産者であるブラウン・ブラザーズがテイマー・リッジを買収。以降、ブラウン・ブラザーズは「テイマー・リッジ」と「デヴィルズ・コーナー」という2つのワインブランドを、それぞれ異なるコンセプトに基づき成長させていきました。
「デヴィルズ・コーナー」のワインには、冷涼な東海岸のフレシネ半島近くで栽培されたブドウが用いられています。ブドウ品種はリースリングやピノ・グリ、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールなどで、冷涼な気候ならではのフレッシュな果実味が魅力です。
なお、「デヴィルズ・コーナー(=悪魔の角)」というブランド名は、ブドウ畑の近くを流れるテイマー川が直角に曲がっている難所に由来しているといわれています。このことは、荒れ狂う波にもまれる船の姿を描いたラベルにも表現されています。
豊かな自然に恵まれた希少動物の生息地として知られるタスマニアは、近年、冷涼な気候を活かした高品質なワイン造りで注目されています。美しい自然のなかで生み出されるフレッシュな味わいを、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。