ビール造りにパイナップルを用いたフルーツビールを紹介

ビール造りにパイナップルを用いたフルーツビールを紹介
出典 : Lunov Mykola/Shutterstock.com

ビールとパイナップルは、ビールにフルーツテイストを加えたフルーツビールのなかでも、とくに人気の高い組み合わせです。ビールのほろ苦さとパイナップルのさわやかな風味が絶妙にマッチしていて、一度飲むとクセになります。今回はそんな「パイナップルビール」について紹介します。

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「パイナップルビール」は、アジア地域やハワイなどの南国で人気

「パイナップルビール」は、アジア地域やハワイなどの南国で人気

Visavavit/Shutterstock.com

パイナップルを使った「フルーツビール」

「パイナップルビール」と聞くと、ビールとパイナップルジュースを混ぜ合わせたカクテルを思い浮かべる人も多いかもしれません。
今回、取り上げるパイナップルビールは、副原料としてフルーツの果実や果汁を用いた「フルーツビール」の一種。フルーツビールと言えば、レモンやチェリーなどを使った「ベルギービール」が有名ですが、その本場・ベルギーでもパイナップルビールは人気を集めています。

パイナップルビールは南国のリゾート地で人気

パイナップルビールは、フルーツビールの人気スタイルとして、世界各地で定番となっていますが、パイナップルと言えば、やはり南国のフルーツ。東南アジアやハワイなど、南国のリゾート地で高い人気を誇っていて、各地でさまざまなパイナップルビールが造られています。
たとえば、台湾で造られている「台湾啤酒 パイナップル味」や、ハワイで造られている「コナビール ゴールド クリフ パイナップルIPA」、フィリピンの「パインビール カリ」などは、日本でもファンの多い人気のパイナップルビールです。

日本の「パイナップルビール」と言えば、「サンクトガーレン」

日本の「パイナップルビール」と言えば、「サンクトガーレン」

出典:サンクトガーレンサイト

サンクトガーレンの「パイナップルエール」

日本で「パイナップルビール」と言えば、なんといってもクラフトビールの老舗「サンクトガーレン」が販売している、春夏限定のフルーツビール「パイナップルエール」が有名です。
この「パイナップルエール」は、ビールが発酵する前の麦汁にパイナップルの果実を大量に投入。果実と麦汁を一緒に発酵させることで、泡までほんのりと甘い芳醇なビールができあがります。

2019年にベースとなるスタイルを刷新

もともと「パイナップエール」のベースとなったビールスタイルは「アメリカン・ペールエール」でしたが、サンクトガーレンでは、2019年に「ブリュットIPA」ベースにリニューアル。
これは「ブリュット(辛口のシャンパン)」からインスピレーションを得て生まれた新しいスタイルで、ホップの香りが強いわりに、非常にドライで苦味も軽やかなのが特徴。そのため、従来以上にパイナップルのほのかに甘いジューシーさが際立つようになっています。

製造元:サンクトガーレン有限会社
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神奈川のビール【サンクトガーレン】 日本のクラフトビールのパイオニア

パイナップルジュースとビールで作るカクテルも人気

パイナップルジュースとビールで作るカクテルも人気

Anna Kucherova/Shutterstock.com

パイナップルジュースを使ったビールカクテル

パイナップル風味のビールは、醸造過程でパイナップルを使用するフルーツビール以外だけではありません。通常のビールとパイナップルジュースを混ぜ合わせたビールカクテルもオススメです。
ビールカクテルと言えば、ビールにトマトジュースを合わせる「レッドアイ」が有名。これにちなんで、ビールとパイナップルジュールの組み合わせは「イエローアイ」と呼ばれています。
また、スペイン語圏では「黄色い砂」を意味する「アリーナ アマリーヤ」と呼ばれることもあるようです。

「イエローアイ」の簡単な作り方

「イエローアイ」の作り方は、いたってシンプル。ビールカクテルの多くがそうであるように、ビールとパイナップルジュースを1対1の割合でグラスに注ぎ、あとは軽く混ぜるだけ。
パイナップルの甘味とビールの苦味のコラボレーションは一度飲むとクセになる味で、ビールが苦手という人にもおすすめのカクテルです。

パイナップルビールは、パイナップルとビールの相性のよさから、世界のさまざまな地域で造られています。そのさわやかな飲みごこちは、料理やスイーツなどにも合うので、ぜひ一度、試してみてください。

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