新潟「越後の三梅」峰乃白梅の新たな挑戦「裏・峰乃白梅 純米酒」に注目。
新潟の銘酒と謳われる“越後の三梅”の一つに数えられる峰乃白梅が、2018年に生まれ変わりました。淡麗辛口な味わいのお酒が多い新潟地酒の中、「米の甘み」「芳醇な香り」「優しい口当たり」が感じられる日本酒へ。今回、飲食店でしか飲めない新商品「裏・峰乃白梅 純米酒」を試飲できたのでご紹介します。
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峰乃白梅酒造について
峰乃白梅酒造の歴史
峰乃白梅酒造の創業は寛永年間(1624年-1643年)、なんと約380年前!新潟県内では2番目に歴史がある酒蔵で、米どころ新潟県新潟市西蒲区の海岸沿いに連なる角田山の東麓に位置し、山から湧きでる伏流水が豊富な酒造りにうってつけの環境で酒造りをしています。
数々の受賞歴
峰乃白梅酒造の製品は、これまで数々の品評会で賞を受賞してきましたが、最近大きく体制を変更し、酒造りの責任者=杜氏も、日本酒ファンなら誰もが垂涎する?福島県の超人気蔵元より新たに招聘。肝心のお酒の味わいも大きく変化しました。結果、さっそく2019年に開催された「SAKE COMPETITION2019」の純米部門でGOLDを受賞するなど、最近再び注目を集め始めています。
峰乃白梅酒造が造る「裏・峰乃白梅 純米酒」とは
「裏・峰乃白梅 純米酒」
「裏・峰乃白梅 純米酒」は、すっきりとした酸と口中に広がる程よい甘みや風味、のど越しの爽やかさが特徴で、余韻・キレが良く、食中酒としておすすめできます。新体制、新杜氏になり、大きく変わった味わいは「淡麗辛口ではなく、ふくよか旨口」といった「現代風の味わい」というイメージです。
3つの温度帯で実際に試飲してみた感想は次の項で。
「裏・峰乃白梅 純米酒」を美味しくたのしむコツを伝授
おすすめの飲み方
その1、冷酒
冷蔵庫で5度くらいまで冷やしたボトルからグラスに注ぎ、香り・味わいをチェック。冷やすことで酸がより爽やかに引き立ち、程よい甘みとボディ感が感じられます。後味はスパッと切れ、前菜系のお料理にマッチします。
その2、冷や(常温・室温)
試飲したときの室温は約26度。室内保管したボトルからそのままお猪口に注ぎます。冷酒で飲んだ時に比べて酸が控えめになる一方で甘みが広がり、旨味も強く感じられます。余韻も少し長めに。ペアリングさせる料理の幅が広がる印象です。
その3、燗酒(ぬる燗、40度くらい)
徳利に入れ湯煎で程よい温度になった頃合いをみてお猪口に。甘さ、酸、旨味のバランスが良く、お酒としてのボリュームが大きくなるイメージ。とてもふくよかな味わいになり、お酒としての魅力が最大限に引き出されたように感じました。上燗(45度)、熱燗(50度)くらいまで温度を上げても味わいがボケることなくたのしめそうです。
お燗した場合は、火を通した魚介類、肉類ですと煮物系と合わせるとお互いを引き立てあうイメージです。
「裏・峰乃白梅 純米酒」におすすめのおつまみ
純米酒ならではのふくよかな旨味もたのしめる「裏・峰乃白梅 純米酒」は、旨味たっぷりの料理との相性が抜群です。
「たのしいお酒.jp」編集部がお薦めするお料理をいくつかご紹介します。
カレイの煮付け、冷や~熱燗(50度)にすると、煮付けの甘み・塩味とさらにマッチング。
ナスとかぼちゃと鶏肉の煮物、冷や~上燗(45度)で、かぼちゃの甘み、鶏肉のコクが引き立ちます。
すき焼き、冷酒~飛びきり燗(55度)まで。どの温度帯でもそれぞれに発見が。
牡蠣とジャガイモのグラタン、冷酒で。ホワイトソースと牡蠣のコクを冷酒のさわやかな酸味でさっぱりと。
「裏・峰乃白梅 純米酒」はお店で
「裏・峰乃白梅 純米酒」は飲食店様専用のお酒なので、訪れたお店で出会えたら、試してみては如何でしょう。
また、「日本酒の銘柄名が裏返しになった、裏ラベルの日本酒」は他の銘柄でもいくつか見られます。インスタグラムを見てみると「#裏ラベル」で多くの投稿があります。一度、覗いてみるのもおもしろいですよ。
<商品概要>
商品名 裏・峰乃白梅 純米酒
酒 質 純米酒
精米歩合 65%
アルコール分 15%
原材料名 米・米麹
*原料米 麹)五百万石、掛)国産米
日本酒度 +2.0
酸 度 1.8
アミノ酸度 1.2
内容量 1800ml、720ml
発売日 2019年10月1日(火)
発売地区 全国、飲食店専用商品