国際的な品評会で受賞を重ねてきた「竹鶴ピュアモルト」が今年はISCでダブルゴールドを受賞

国際的な品評会で受賞を重ねてきた「竹鶴ピュアモルト」が今年はISCでダブルゴールドを受賞

世界的な酒類品評会である「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2019」でダブルゴールドを受賞したジャパニーズ・ウイスキーの逸品、ニッカウヰスキー「竹鶴ピュアモルト」の魅力や造り手の思いに迫ります。

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目次

  • 受け継がれた技と志から生まれたモルトウイスキー
  • シングルモルトとブレンデッド、両方の魅力を持つ「竹鶴ピュアモルト」
  • 今年のISCでは「ダブルゴールド」を受賞

受け継がれた技と志から生まれたモルトウイスキー

ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝氏は1918年、「日本で本物のウイスキーをつくりたい」という情熱だけを頼りに、24歳で単身スコットランドに渡欧しジャパニーズウイスキーの未来を切り拓きました。現地では多くの蒸溜所の門を叩き、本場のウイスキーづくりを習得。帰国して1934年に、スコットランドに似た気候風土の北海道・余市に蒸溜所を設立しウイスキーづくりを開始しています。

その後、竹鶴政孝氏の「余市とは異なるモルト原酒を合わせて、さらに芳醇なウイスキーをつくる」という夢を叶えるための蒸溜所「宮城峡蒸溜所」が1969年に設立されます。こうして遂に、ニッカウヰスキーにおいて上質かつ個性の違うモルト原酒が複数揃うことに。これらに、創業者から受け継がれてきたブレンドの技と経験、そしてブレンダーたちの熱い想いが融合し「竹鶴ピュアモルト」が誕生することになるのです。

シングルモルトとブレンデッド、両方の魅力を持つ「竹鶴ピュアモルト」

シングルモルトとブレンデッド、両方の魅力を持つ「竹鶴ピュアモルト」

出典:ニッカウヰスキーサイト

ピュアモルトは個性があって重厚、ブレンデッドはライトな味わいというのが1990年代までの常識でした。そんな時代に、この一見相反する魅力を両立させる、すなわちモルトウイスキーでありながら、ブレンデッドウイスキーに匹敵するやわらかさをもつウイスキーを生み出すという難しいテーマが、ニッカウヰスキーのブレンダーたちに課されました。

そして「多くの日本の方々に本物のウイスキーを飲んでもらいたい」という竹鶴政孝氏の夢と情熱を受け継いだブレンダーたちは、複数の蒸溜所のモルトを技と経験により高度にヴァッティング※することで、飲みやすいにも関わらず、香り高く、そしてモルトのリッチな味わいとすることに成功。こうして2000年に、創業者の名を冠したピュアモルトウイスキー「竹鶴ピュアモルト」が遂に誕生します。

さらに、初代マスターブレンダーでもある竹鶴政孝氏から受け継がれてきたブレンド技術により「竹鶴ピュアモルト」は、エイジングごとの「個性のつくり分け」を実現。これにより、ひとつのブランドでありながら、表記年数(熟成期間)ごとの個性が明確に違うという「竹鶴ピュアモルト」独特の魅力を生み出しています。

ぜひ、竹鶴ピュアモルトに秘められた作り手たちの夢と情熱に思いを巡らせつつ、それぞれの香り、そして味の深みと広がりを味わってみてください。

※モルト原酒同士を合わせること

今年のISCでは「ダブルゴールド」を受賞

これまで国際的な品評会で数々の受賞を重ねてきた「竹鶴ピュアモルト」。今年の酒類品評会「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2019」においては「竹鶴25年ピュアモルト」と「竹鶴21年ピュアモルト」が、ダブルゴールドを受賞しました。今年から新設された「ダブルゴールド」は、ゴールドの上位に位置づけられており、テイスティング結果がより優れていた銘柄に与えられる賞となっています。

インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)

ISCは、イギリスの酒類専門誌「ドリンクス・インターナショナル」が年に1度開催している酒類品評会。ウイスキー部門のほか、ブランデー、テキーラ、ジン、ウォッカなど様々な分野があります。世界から集まったブレンダーやディスティラーがブラインドで審査を行い、各カテゴリーからダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズなどの賞が選ばれます。

竹鶴25年ピュアモルト

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