ウイスキーのチェイサーにビールが似合う?
ウイスキーのチェイサーにビールというのはいかがでしょう。チェイサーと言えばミネラルウォーターや炭酸水が主流ですが、ウイスキーと同じ麦を原料とするビールも好相性。チェイサーとしてのおすすめビールや注意点も含めて紹介します。
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ウイスキーを飲むときのチェイサーについて知ろう!
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チェイサーとは、ウイスキーを飲むときに一緒に提供される飲み物のこと。「チェイサー」という言葉は「お酒の後を追うように飲む飲み物」という意味で、ミネラルウォーターや炭酸水などが一般的です。
ウイスキーの合間にチェイサーを飲むのは、口直しや休憩的な意味合いもありますが、大きく2つの役割があります。
チェイサーの大きな役どころのひとつが舌のリセット。口のなかに残る香りや味をいったんスッキリとさせ、ウイスキーのおいしさを1口目と同じようにたのしませることです。
もうひとつの役割が、チェイサーをたくさん飲むことで、アルコールの負担を和らげ、強いお酒で胃が荒れるのを防ぐことです。
ウイスキーのチェイサーにビールが似合う?
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ウイスキーのチェイサーにビールという選択はあるのでしょうか? 試しに「chaser」を英和辞書で調べると「強い酒の直後または間に飲む水・ビールなど」とあるように、決して水だけがチェイサーではないようです。ビールのようにウイスキーよりアルコール度数が低い酒類もチェイサーとなります。
とくにビールは、ウイスキーと同じく麦を原料とした飲み物ですから、味の親和性もバッチリ。ビールの苦味とウイスキーの香りとの相性がよく、粋な選択と言えそうです。
ただし、ウイスキーよりも度数が低いとはいえ、ビールにも当然アルコールが含まれています。チェイサーだからと気軽にどんどん飲んでしまうと、アルコールの摂りすぎになりかねないので、注意が必要です。
ウイスキーのチェイサーにおすすめのビールとは?
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ウイスキーのチェイサーとしてビールを飲むなら、ウイスキーの味や香りを邪魔しない、スッキリとしたタイプを選びましょう。
個性の強いスタイルのクラフトビールなどと一緒に飲むと、口のなかでウイスキーの香りと喧嘩をしてしまい、舌のリセットというチェイサーの役割を果たしません。
たとえば「スーパードライ」や「レーベンブロイ」など、後味がスッキリとしたキレのあるビールがおすすめです。
また、チェイサーとしてビールを飲むときには、ビールの温度にも気を配りましょう。ウイスキーをストレートなど常温でたのしむなら、ビールも常温をオーダーするのが通好みの選択と言われます。
ウイスキーのチェイサーとしてのビールは、ウイスキーの香りとビールの苦味がマッチした相性抜群の選択です。しかし、いくらビールと相性がよいからと言っても、含まれるアルコール分を忘れてはいけません。飲み過ぎに注意しながら、チェイサーにこだわる大人の粋を感じてみましょう。