世界のウイスキーとスピリッツの品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」が日本初開催!

世界のウイスキーとスピリッツの品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」が日本初開催!

近年注目を集めているウイスキーやスピリッツ。この度、繊細な味覚と深い知識を持つ日本人による世界のウイスキーとスピリッツの品評会が日本で初開催されました。その品評会の名前は「TOKYO WHISKY & SPIRITS COMPETITION」。どのような品評会だったのかリポートします。

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日本で初めての開催に至った経緯

日本で初めての開催に至った経緯

「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」の企画・運営は日本のウイスキーシーンを牽引するウイスキー文化研究所が担当しています。
主催はTWSC実行委員会。実行委員長は、ウイスキー文化研究所代表の土屋守氏です。
土屋氏は開会挨拶の中で開催の経緯に触れ、「今から数年前に台湾の高雄で開催されたスピリッツのコンペティションに審査員として参加し、その時に一緒に審査をした日本人の方々と、いつか日本でもこのようなコンペティションをやりたいと話しをしました。実際に構想に移したのは2年前。当時、2018年の開催を目指しましたが、初めてのことで準備が大変であり、2018年5月に2019年に開催すると宣言して準備を進めてきました。東京ウイスキー&スピリッツコンペティションは今後も継続して開催していくので、いずれTWSCは世界に冠たるコンペティションだとの評価をいただけるよう育てていきたい」と挨拶されました。

「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション」(TWSC)の内容

今回の品評会には、世界中から527種類のウイスキーやスピリッツが集められました。審査員は、長年にわたりウイスキーやスピリッツに携わり知識・経験が豊富なバーテンダーや生産者、流通関係者、ジャーナリストなど、超一流の専門家が全国から集まりました。

審査員は180名超。品評会は3月11日(月)、12日(火)の両日に3つのセッションに分かれて開催されました。

審査員は180名超。品評会は3月11日(月)、12日(火)の両日に3つのセッションに分かれて開催されまし

3月11日(月)のセッション1は、参加審査員78名。1グループ6名に分かれて13のグループで構成されています。グループごとに審査されるお酒は異なります。グラスにはプラスチックの蓋がかぶせてあり、提供されて手にするまでどのカテゴリーのお酒かわかりません。審査員はブラインドで提供されたお酒を審査し各人それぞれの評価点を決めていきます。

審査中の審査員は、真剣な眼差しで提供されたグラスの中のお酒を見つめ、香りを確認し口に含みその味わいを確かめています。まさに視覚、嗅覚、味覚など五感をフルに使った真剣勝負です。審議中はピンと張りつめた空気が会場を包んでいました。

品評会の具体的な審査方法

品評会の具体的な審査方法

実行委員会で決められた審査方法は、「40分間で、一人あたり最大7つのアイテムをブラインドテイスティングで審査します。アロマ30点、フレーバー40点、フィニッシュ・総合30点、合計100点満点で点数を付けます。

1.アロマは、鼻に抜ける香り
2.フレーバーは、舌にのせる時に感じる香りや味(酸味、甘味、渋味、苦味等)
3.フィニッシュ・総合は、飲みこんだ後に食道から戻ってくる香りや余韻、アロマとフレーバーの調和について
審査員は、これら3つの審査項目に基づいて、点数を付けていきます。

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