カクテルでウイスキーをたのしむために! その2 気軽に作れるウイスキーカクテル

カクテルでウイスキーをたのしむために! その2 気軽に作れるウイスキーカクテル
出典 : Arina P Habich/ Shutterstock.com

カクテルは、ウイスキー初心者でも気軽にウイスキーの魅力に触れられるたのしみ方。バリエーションも多彩なので、誰もが好みの味を見つけられるはずです。そこで、作りやすく、比較的飲みやすいカクテルを紹介しましょう。ぜひ試してみてください。

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ウイスキーを使ったカクテル1:アレンジも自在な「オールド・ファッションド」

ウイスキーを使ったカクテル1:アレンジも自在な「オールド・ファッションド」

Mateusz Gzik/ Shutterstock.com

ウイスキーを使ったカクテルのなかでも、古典的カクテルの代表格のひとつが「オールド・ファッションド」です。
「オールド・ファッションド」とは、「時代遅れ」や「古きよきもの」を意味する言葉。ウイスキーなどの蒸溜酒に甘味を加えて水や湯で割る、昔ながらのドリンク「トディ(toddy)」に似ていることから名づけられました。

その誕生は、19世紀半ば。発祥地と伝わるアメリカ・ケンタッキー州西部の都市ルイビルには、競走馬の人気レース「ケンタッキーダービー」の舞台、チャーチルダウンズ競馬場がありますが、このカクテルは、場内のバーで考案されて、熱心な競馬ファンに愛されたそうです。

オールド・ファッションドの魅力は、材料や分量などを自由にアレンジできること。レシピも数多く知られていて、好みの味を探すたのしみも。ベースは、アメリカ生まれのカクテルだけに、バーボンなどのアメリカンウイスキーを使うのが定番です。

【オールド・ファッションドの作り方】

氷と角砂糖1個を入れたロックグラスにアロマティックビターズを2、3滴加え、そこにウイスキー45ミリリットルを注ぎます。仕上げにカットしたオレンジやチェリーを飾ると完成です。

ウイスキーを使ったカクテル2:ウイスキーリキュールと合わせる「ラスティ・ネイル」

ウイスキーを使ったカクテル2:ウイスキーリキュールと合わせる「ラスティ・ネイル」

3523studio/ Shutterstock.com

ウイスキーカクテルのなかでも、世界5大ウイスキーに数えられるスコッチウイスキーの魅力を堪能できるのが「ラスティ・ネイル」。
同じくスコットランド生まれのウイスキーリキュール「ドランブイ」との絶妙なコンビネーションをたのしめます。

ドランブイのベースは、スコッチ最大の生産地スペイサイドで造られるモルトウイスキー。はちみつやスパイス、ハーブも配合して、まろやかでぜいたくな味わいを実現したリキュールです。

ちなみに、「ラスティ・ネイル」を直訳すると「錆びた釘」となりますが、その名がつけられたのはカクテルの色合いから。「古めかしい飲み物」という意味もあることから、古くからあるカクテルと思われがちですが、その誕生は比較的最近の20世紀半ばだそうです。

【ラスティ・ネイルの作り方】

氷を入れたロックグラスにスコッチウイスキーとドランブイを2:1の割合で注ぎ、軽くかき混ぜればできあがり。

ウイスキーを使ったカクテル3:洗練された味わいの「ニューヨーク」

ウイスキーを使ったカクテル3:洗練された味わいの「ニューヨーク」

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ウイスキーを使ったカクテルには、カクテル大国アメリカで生まれたものが数多くあります。
そのなかでも、同国を代表する大都市の名をつけたのが、ショートカクテル「ニューヨーク」。ニューヨークの朝焼けをイメージした、鮮やかな色彩が魅力です。

アメリカ生まれのカクテルだけに、ベースとなるウイスキーも、ライウイスキーやバーボンといったアメリカンウイスキーがおすすめ。味のアクセントは、仕上げに絞りかけるオレンジの皮のさわやかさですが、さらに輪切りにしたオレンジを加えると、フレッシュな風味が際立ち、洗練された味わいをたのしめます。

【ニューヨークの作り方】

3対1の割合のウイスキーとライムジュース、グレナデンシロップ小さじ2分の1、砂糖小さじ1をシェークして、カクテルグラスに注ぎ、オレンジの皮を絞りかけます。

ウイスキーカクテルには、紹介したほかにも、世界中で愛されている有名カクテルが数々あります。好みのカクテルを見つけて、ウイスキーのたのしみ方を広げてみてください。

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