どう合わせたらいいの?ワインとチョコレートの相性を解説
最近、ワインのたのしみ方が広がっていて話題です。そこで、「ワインとスイーツとの相性はどうなの?」と思い、今回はワインとチョコレートとの相性を、ワインのタイプ別、チョコレートのフレーバー別に実際に検証し、どのワインとチョコレートを合わせたら美味しいのかを伝授します!
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そもそもワインとチョコレートって合うの?
ワインとチョコレートはポリフェノールが含まれているという点で共通点があります。とくに赤ワインには渋みや苦みを与えるタンニン(ポリフェノール)が、チョコにはカカオポリフェノールが含まれています。味わいには違いがあるものの、ペアリングの基本「相関性のあるもの」としては相性ぴったりです。
また、ワインの香りや味わいの表現と、チョコレートの風味の表現には似ているところがたくさんあります。
例えば、ワインの香りの表現では、ベリー系(イチゴやラズベリー)、トロピカルフルーツ系、焼いたナッツ、ヴァニラ、といった表現を用いることがあります。これはチョコレートでも同じように表現します。ということは、ベリー系の風味を感じる赤ワインには、同じくベリー系のチョコレートを合わせると基本的には相性がいいといえそうです。
ワインとチョコレートの共通点 テロワールの違いって?
ワインを表現する際によく使うのが、テロワール。テロワール(Terroir)とは、「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉で、生産地の地理、地勢、気候などによる特徴を複合的に表現するフランス語です。 同じ品種のブドウを使ったワインでも土壌、気候、地形のどれかが違うだけで、土地特有の個性がでるワインが出来上がるのです。同じ品種で同じように栽培したとしても、隣の畑とで味わいが違うという「テロワールの違い」、とても面白いですね。
じつは、チョコレートもこのテロワールで表現します。チョコレートも、原料であるカカオの産地によって味わいが違ってくるのです。とくにシングルオリジンと言われる、単一産地のカカオは、産地ごとの味わいや香りをダイレクトに感じる事ができ、近年話題になっています。
ワインもチョコレートも、テロワールの違いを味わうこともたのしみ方の1つですね。
ワインのプロがおすすめする相性一覧表
今回メルシャン㈱のご協力で、ワインのソムリエ8名でワインのタイプ別、チョコレートのフレーバー別の相性を試してみた結果、このような相性一覧表になりました。