【千年の眠り(せんねんのねむり)】時代を超えて飲み継がれる麦焼酎
「千年の眠り」は、筑後川の流れのように、千年のときを超えて飲み継がれる焼酎を育てたいという蔵元の想いから、4年以上樫樽で熟成させて生まれた麦焼酎。長期熟成による豊かなコクと香りが、悠久の時の流れを感じさせる「千年の眠り」の魅力を紹介します。
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「千年の眠り」は長期樫樽貯蔵が生み出す豊かな香りが命
出典:篠崎サイト
「千年の眠り」を造る株式会社篠崎は、江戸時代の後期に筑前国比良松村(現在の福岡県朝倉市)で、地元の米と水にこだわった地酒の蔵元として創業しました。
「麹文化」にこだわり、日本酒だけでなく焼酎、甘酒、リキュールなどを幅広く造る篠崎が、独自の工夫を凝らした「長期樫樽貯蔵」により1995年に生み出した麦焼酎が「千年の眠り」でした。
そのロマンあふれる名前は、地元・福岡を流れる九州一の大河・筑後川(別名・千歳川)が、千年ものあいだ、とうとうと流れ続けるように、時代を超えて愛され続ける酒になってほしいとの想いを込めて命名されたものだとか。
「千年の眠り」の最大の特徴は、長期樫樽貯蔵が生み出す、芳醇な香りと洋酒を思わせる味わいです。
「長期熟成の焼酎造りには経験と根気が必要」という蔵元の言葉どおり、品質を一定に保つためには、樽の保管場所をローテーションで変えるなど、徹底した品質管理が求められます。
こうした手間暇をかけて、じっくりと熟成させることで、樽の呼吸と樫の成分が原酒と交わり合い、琥珀色の麦焼酎「千年の眠り」へと生まれ変わるのです。
「千年の眠り」のクリアな味わいを生む2度蒸溜
出典:篠崎サイト
「千年の眠り」の豊かな味わいを支えているのは、長期樫樽熟成だけではありません。原酒造りの段階で、いかに雑味のないクリアな酒質を実現するかによって、焼酎の完成度が左右されます。
そのため篠崎では、良質な大麦、地元産の地下水など、原料選びから徹底してこだわります。また、蒸溜工程では、良質な部分のみを抽出できるよう2度蒸溜を採用。1度目の蒸溜で取り出した原酒には、意図しない雑味が混ざっている場合があり、それを2度目の蒸溜で取り除き、可能な限りクリアな状態で樽に詰めています。
「千年の眠り ファーストクラス」一度は味わいたいプレミアム
出典:篠崎サイト
「千年の眠り」は、良質な原料、2度蒸溜によるクリアな酒質、そして長期樫樽熟成による円熟味によって、数ある樽熟成焼酎のなかでも別格的な存在感を発揮しています。
その品質の高さは、1991年の初受賞以来、モンドセレクションの金賞を、なんと16度にもわたって獲得していることでも証明されています。
こうした「千年の眠り」の魅力に、さらに磨きをかけるべく、樽内で10年以上ものあいだ、じっくりと熟成させることで生まれた特別な一本が「千年の眠り ファーストクラス」です。
一度に1,000本程度しか販売されない限定商品だけに、入手困難なプレミア品ですが、飲んだ者だけが体験できる至福のときと、ウイスキーにも劣らない味わいとまろやかな口当たりを、ぜひ、堪能してみたいものです。
「千年の眠り」は“麹の伝道師”を自負する篠崎が生んだ、まさに麹文化を結晶ともいえる麦焼酎です。樽熟成に4~10年もの時間をかけているため、蔵には現在、なんと1,500個もの樽が眠っているのだとか。それらの樽が千年の眠りから覚める日を、多くの焼酎ファンが待ち望んでいます。
製造元:株式会社篠崎
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