フランス発の薬草系リキュール「シャルトルーズ」の魅力とおすすめカクテルをご紹介!

フランス発の薬草系リキュール「シャルトルーズ」の魅力とおすすめカクテルをご紹介!
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シャルトルーズはフランスのシャルトルーズ修道院で作られる薬草系リキュール。ヴェールとジョーヌの2種類があり、製法は門外不出。今回はその魅力とおすすめカクテルをご紹介します。

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シャルトルーズのイエローはリキュールの女王

シャルトルーズのイエローはリキュールの女王

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シャルトルーズ(シャルトリューズ)は、フランス・アルプス山中の秘境にたたずむグランド・シャルトルーズ修道院に受け継がれてきた薬草系リキュール。約130種類ものハーブやスパイスを配合した、奥ゆきのある香りと味わいが特徴です。

シャルトルーズには、フランス語でグリーンを意味する「ヴェール」、イエローをさす「ジョーヌ」の2つのフレーバーがあります。
最初に誕生したのは、シャルトルーズ ヴェール。1605年に発見されたレシピをもとに、18世紀半ば、シャルトルーズ修道院で薬酒として造られ、栄養補給や疲労回復に役立つと評判を呼び、各地に広まったそうです。
19世紀前半にはジョーヌも誕生。やがてパリの富裕層や、イギリス王室でも重用されたことから、ヴェールは“栄光のグリーン”、ジョーヌは“リキュールの女王”と称えられました。
とくに、樽で8年間以上にわたって熟成された長期熟成品(フランス語ではVieillissement exceptionnellrment prolongé)は、頭文字をとって「VEP」と呼ばれる高級品で、リキュールの最高峰ともいわれています。

シャルトルーズ ヴェールはミント系ハーブのスッキリさわやかな風味、ジョーヌはやわらかな甘味が特徴ですが、味の決め手となるレシピは修道院秘伝のもの。製造に携わる修道士は、常にわずか2、3人に限られているとも伝わる神秘性も、このお酒の魅力になっています。

シャルトルーズ×グレープフルーツジュースのきれいめカクテル

シャルトルーズ×グレープフルーツジュースのきれいめカクテル

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

シャルトルーズのアルコール度数はヴェールが55度、ジョーヌが40度といずれも高め。そこでおすすめなのが、フレッシュジュースと組み合わせた、飲みやすいカクテルです。
とくに、グレープフルーツ果汁で割ると、見た目も味もさわやかで女性向きに。そんなカクテルをいくつか紹介しましょう。

【チャイニーズレディ】

鮮やかな黄色が目を引くカクテルです。
作り方は、2対1対1の割合のドライジン、シャルトルーズ ヴェール、グレープフルーツジュースをシェークして、カクテルグラスに注ぐだけとカンタン!

【サンジェルマン】

シャルトルーズと2種類のフレッシュジュースに、卵白のまろやかさがマッチしたカクテルです。
作り方は、シャルトルーズ ヴェール30ミリリットルと、グレープフルーツジュース20ミリリットル、レモンジュース15ミリリットル、卵白1個分をシェークして、シャンパングラスに注ぎます。

シャルトルーズを使うカクテル「アラスカ」はアレンジもおすすめ

シャルトルーズを使うカクテル「アラスカ」はアレンジもおすすめ

vsl/ Shutterstock.com

シャルトルーズを使った、ポピュラーなカクテルを紹介します。

【スプリングフィーリング】

その名のとおり、春の木漏れ日を思わせるほんのり淡い黄色が、ココロを和ませるカクテルです。
作り方は、2対1対1の割合のドライジン、シャルトルーズ ヴェール、レモンジュースをシェークして、カクテルグラスに注いで完成です。

【アラスカ/グリーンアラスカ】

アラスカは、シャルトルーズ ジョーヌを使ったカクテルの定番。もう一方のグリーンアラスカは、イエローをシャルトルーズ ヴェールに替えたアレンジ版です。

作り方はどちらも同じで、3対1のドライジンとシャルトルーズをシェークして、カクテルグラスに注ぐとできあがり。

いずれもアルコール度数は、カクテルのなかでも高めで、その名の由来になったアメリカのアラスカ州のように、ワイルドな口当たり。飲みすぎには、いつもにも増して気をつけたいものです。

シャルトルーズはさまざまなカクテルに活用でき、グリーンとイエローの美しい色合いをたのしめます。ぜひ手に入れて、お気に入りの味わい方を見つけてみてください。

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