富山の日本酒【立山(たてやま)】品質追求を信条とした至高の酒
「立山」は、富山県西部に位置する名水の里から産まれた上質な日本酒です。黄金色に輝く稲穂と色とりどりに咲き乱れるチューリップに囲まれた地で、長年にわたって愛されてきた歴史をもつ「立山」の魅力を紹介します。
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「立山」は北陸屈指の蔵元から産まれた酒
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「立山」を造る蔵元、立山酒造は江戸時代後期の文政13年(1830年)に創業した老舗。富山県を代表する名門蔵として知られており、明治33年(1900年)にはフランスで開催されたパリ万博への出展も果たしています。
立山酒造が蔵を構えるのは、砺波平野に広がる扇状地。美しい田園風景が広がる自然豊かな立地で、豊かな名水や、盛んな稲作など、恵まれた土地柄を活かした酒造りを行ってきました。
蔵の名前をとった代表銘柄「立山」は、長年にわたって富山県の地元民に愛されてきた地酒であり、その味わいは、まさに至極。9割以上は地元で消費されるともいわれるほど県民からの支持率が高く、北陸エリアに旅行に行った際には、ぜひ味わってみたい日本酒です。
「立山」がめざす「ひとりでにのどへスッと通る」酒
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「立山」がめざすのは「ひとりでにのどへスッと通る」日本酒です。グラスを傾けたときに感じるほどよい上立ち香が、口に含んだ瞬間に優美な香りへと変わり、いつの間にかのどのほうへと通っていきます。
個性が際立つ“淡麗辛口”な酒の全盛期においてもなお、誰もがたのしめる「甘くない酒」を提唱したからこそ、富山県を代表する定番の日本酒として定着しました。
磨き上げた醸造技術に対する専門家の評価も高く、全国新酒鑑評会の金賞常連として名を馳せるまでになっています。日本三名山の名に恥じぬよう品質追求を信条に、白山から生まれ花崗岩にろ過された庄川の伏流水を仕込みに使用。原料米には、おもに酒造好適米として名高い兵庫県の山田錦を採用しています。
国内有数の米どころにあっても、あえて他県の米を使う選択は、その品質への強いこだわりがあったためです。全国でもいちはやく、昭和30年代から山田錦に着目し、その平均使用量は国内トップクラスを誇るほど。雑味のもととなるタンパク質の少なさゆえのスッキリした味わいは、富山県の海の幸との相性も抜群です。
「立山」は米の旨さを極めた味わい
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「立山」は山田錦へのこだわりを見せる一方で、新潟上越産・富山県産「五百万石」、山形県最上郡産「出羽燦々」なども原料米として使っています。
「五百万石」は、山田錦と並ぶ酒造好適米として知られていて、すっきりとあと味がよい日本酒に仕上げてくれる品種。「出羽燦々」により、やわらかくてツヤのある日本酒ができあがります。
それぞれの個性を熟知し、よいところを引き出すように造られる日本酒はどれも個性的。いつもの日本酒として定番にしたい「立山 本醸造」、酒造期にしか味わえない「にごり酒特別純米酒 立山」と、米の旨さを噛み締めながら飲みたいラインナップが豊富です。
「立山」のホームページはグローバル対応されていて、日本酒の魅力を世界に発信しています。日本を代表する至高の日本酒を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょう。
製造元:立山酒造株式会社
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