レモネード×ビールのおいしい関係
レモネードは、暑い夏にはうれしい飲み物。同様に夏の定番であるビールとの相性もよく、ビールをレモネードで割ったカクテルも人気です。ビールの苦味が得意でないという人でも飲みやすくなる、レモネードを使ったアレンジ方法を紹介します。
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レモネードの甘味で、ビールが苦手な人でも飲みやすい
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レモネードとビールを合わせたカクテルといえば「パナシェ」。ビールにジンジャーエールを合わせて「シャンディガフ」や、トマトジュースを合わせた「レッドアイ」と同様、ビールが苦手な人にも飲みやすいカクテルとして人気です。
パナシェとは、フランス語で「混ぜ合わせた」という意味ですが、ビールにレモネードを合わせるだけで、ソフトドリンクのように飲みやすい一杯に早変わり。レモネードの甘味でビールの苦味や渋味が緩和されるので、若年層や女性など、ビールが得意でない人にこそ、試してほしい飲み物です。
また、パナシェのさわやかで軽い飲み口は、飲み会の一杯目にぴったり。ビール本来のしっかりとした飲みごたえも味わえるので、普段ビールを飲み慣れている人にとっても新鮮さをたのしめるのでは。
ドイツではレモネードで割ったビアカクテル「ラドラー」が人気
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レモネードとビールを合わせた「パナシェ」は、フランス生まれのビアカクテル。同じヨーロッパのビール大国・ドイツでは、同様にビールとレモネードを合わせた「ラドラー」という伝統的なアルコール飲料が普及しています。
「ラドラー」とはドイツ語で「自転車乗り」を意味しています。ビールやレモネードと自転車は、一見、何の関係もなさそうですが、その由来は誕生の経緯にあるのだとか。
1900年代初め、酒場の店主がビールをよく飲む自転車乗りたちのために、レモネードで割った飲み物を販売し、大絶賛されたことから、その名がついたのだそうです。
ビールをこよなく愛するドイツ人にとって、ラドラーはビールよりも気軽に飲める炭酸飲料。さわやかなレモネードの風味が飲みやすく、幅広い世代に親しまれています。ピクニックやバーベキューなど外で飲む機会が多い夏は、とくに人気なのだとか。
レモネードとビールの失敗しない合わせ方
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レモネードとビールを合わせて自宅でもおいしいカクテルをたのしみましょう。失敗しない合わせ方のコツは、1:1の割合を守ること。
方法は以下の通りです。
1.グラスにビールを注ぐ。
2.同量の冷えたレモネードを加える。
3.ステアせずにいただくだけ。
味が薄くなるため、氷は入れないのがベターです。苦味が少なくてキレのあるビールを選ぶと、レモネードとの相性がよいでしょう。
いつものビールにレモネードを加えるだけで、おいしさの幅が広がります。手軽なアレンジで夏の暑さを吹き飛ばす極上の一杯をたのしんでみてはいかがでしょうか。