牛乳とビールの意外な関係! 知っておくと便利な豆知識
牛乳とビールが好相性だということを知っていますか? 牛乳の甘さとビールの苦味とは、一見すると対照的ですが、じつはお互いのよさを引き立て合う関係でもあります。牛乳とビールの意外な豆知識を紹介しましょう。
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「牛乳を飲んでおくと悪酔いしない」は本当?
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「牛乳を飲んでからビールを飲めば酔いにくい」とは、昔からよくいわれていること。牛乳が胃の表面に膜を張るため、アルコールを吸収しにくくなるから、というのがその理由ですが、本当に効果があるのでしょうか? じつは根拠のない俗説のようです。
そもそも、牛乳自体が胃液で分解されるため、胃の表面に膜を張ることはないのだとか。また、アルコールは分子が非常に小さく、水や油に溶けやすいため、体内で簡単に浸透します。たとえ牛乳が膜を張っても、アルコールの分子は体内に吸収されてしまいます。
ただし、ビールを空腹で飲むと酔いやすいのは確かで、事前に何か食べておくことで、アルコールの吸収を遅らせることができます。その意味では、牛乳を飲むことで一定の効果は期待できるかもしれませんが、ビールを飲む前、あるいは飲みながらでも、何かお腹に入れておくよう心がけたいものです。
牛乳とビールで「ブラック&ホワイト」というカクテルに
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牛乳とビールは、カクテルにしても好相性です。なかでもおすすめは黒ビールの牛乳割り。黒ビールの「黒」と牛乳の「白」で、「ブラック・アンド・ホワイト」という名のカクテルがあります。
作り方は、黒ビールと牛乳を2:1の比率で混ぜ合わせて、ガムシロップを適量、加えるだけ。意外な組み合わせですが、黒ビールの酸味や苦味を牛乳がやわらげてくれるので、濃厚かつソフトな味わいをたのしめます。
牛乳の力でマイルドになったブラック・アンド・ホワイトは、ビールの味がどうしても苦手だという人にもおすすめです。もちろん、ビールが好きな人にとっても、意外性がたのしめるカクテルです。
牛乳とビールの相性のよさを活かしたおつまみ
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牛乳とビールの相性のよさは、カクテルだけでなく、おつまみでも発揮されます。
ビールのおつまみになる乳製品といえば、やはりチーズ。そこで、牛乳を使って簡単に作れるおつまみ「カッテージチーズ」を紹介します。モッツァレラチーズのような味わいがたのしめ、ビールのおともにおすすめです。
【材料】
牛乳:500ミリリットル
酢:大さじ2杯
【作り方】
1. フライパンまたは鍋に牛乳を入れ、沸騰する直前まで温める
2. 酢を加え、よくかき混ぜる
3. 固形分と液状に分離するので、ザルでこす
4. 水が切れたら完成!
醤油や塩コショウを加えたり、クラッカーなどに乗せて食べたりと、お好み次第でさまざまなバリエーションがたのしめます。
また、分離した水分は「乳清(ホエイ)」と呼ばれ、栄養が豊富に含まれているので、捨てずにスープやドリンクなどに活用しましょう。
牛乳とビールは、意外な組み合わせに見えて、思いのほか便利な組み合わせ。カクテルに、おつまみにと、相性のよさを実感してみてください。