お酒とシガーでゆったりした時間を持つ。シガーアドバイザーという資格
キューバ革命の立役者であるチェ・ゲバラにフィデル・カストロ、ロバート・デ・ニーロ演じるアル・カポネ…。目を引く人物にはシガーが似合います。敷居が高いイメージですが、シガーとはラグジュアリーな至福のひと時を演出する大人の嗜み。お酒との関係も深いもの。そんなシガーをよりたのしむための資格認定試験があるのを知っていますか?
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シガーアドバイザーってどんな資格?
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シガーアドバイザーは、NPO法人FBO提携加盟団体であるシガーアドバイザー協会(CAA)が設ける認定資格試験で、20歳以上であればだれでも受験できます。
嗜好品であるたばこは、良くも悪くも身体に多大な影響を与えるとともに、世界的な禁煙・分煙活動が進むなか、今後より一層、正しい知識を身に付けることがプロフェッショナルには要求されます。「正しい知識でゆとりの時間を演出できる」ということをモットーに、シガーについての知識を学んでいくためのカリキュラムになっています。
FBOが設ける全資格共通のカリキュラムとして、プロフェッショナルが持つべき7つの能力や知識・技能を学ぶ「もてなしの基」、食品・飲料の語源や各商品の効果的な分類方法と商品特性を学ぶ「食品・飲料の基礎知識」、食品・飲料の歴史や世界各国の食文化、接客サービスと日本文化を学ぶ「食品・飲料の文化」、「テイスティング」、飲食・サービス業の価値を高めるためにセールスプロモーションの基本を学ぶ「マネジメント」の5つがあります。
ほかにシガーアドバイザーの資格認定試験として、たばこの歴史・定義と製品の分類、紙巻きたばこの製造、制度を学ぶ「たばこ」、シガーの歴史、構造と分類、サービス基礎知識、シガー用葉たばこの生産とシガーができるまでを学ぶ「シガー」、パイプの歴史、構造及び種類、喫煙方法、パイプ用葉たばこの種類を学ぶ「パイプ」、たばこと健康について学ぶ「たばこの与える影響とその効果」の4つがあります。これらはすべてFBOが出版しているテキストを基に学んでいきます。
受講は通信コースになり、添削問題を3回提出し、全添削をクリアすると合格です。合格後には認定証書・認定章に加え、食品、飲料の総合的な知識を持った「F&Bナビゲーター」の認定証書が発行され、また、認定番号入り「デジタル会員証」のほか、「資格ステッカー」が付与されます。
過去問題にチャレンジ!
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いきなり難関のシガーアドバイザーの問題は難しいですから、ここではネットで受験できる「シガー検定」のネット検定の問題を紹介します。ネット検定はいつでも受験ができるので、力試しにチャレンジしてみてください。
問1:シガー(葉巻)の語源は?
A. 蜂(はち) B. 蝶(ちょう) C. 蝉(せみ)
問2:「プレミアムシガー」と呼ばれるための条件はいくつあるでしょう?
A. 30 B. 300 C. 3
問3:キューバには多くの葉巻ブランドが存在しますが、すべて○○企業1社で作られています。○○にの入る文字を応えよ。
A. 外国企業 B. 私営企業 C. 国営企業
問4:「シガリロ」とはどんな葉巻?
A. 大きい葉巻のこと B. 小さい葉巻のこと C. 中ぐらいの葉巻のこと
<解答>
問1=C. 蝉(せみ)、問2=C. 3、問3=C. 国営企業、問4=B. 小さい葉巻のこと
いかがでしたでしょうか?シガーの基礎知識が身に付いたらあとは挑戦するだけです。自分へのご褒美や一息つきたい時、ゆっくりとシガーのある素敵な時間を過ごしてみてください。