クラフトビール造りも盛んな見どころ満載の富山で乾杯する
立山黒部アルペンルートを有する山岳観光でも人気の富山。北アルプスを望む雄大な景色に四季折々の美しさを見ることができます。ほかに世界遺産登録された五箇山合掌造り集落などもあり散策するにもたのしいエリアです。
- 更新日:
富山のクラフトビール
beersonic/ Shutterstock.com
山に湖に温泉に…、見どころが満載の富山。北アルプスの雪解け水や黒部川の名水を仕込み水に使ったクラフトビール造りも盛んです。トレッキングや散策などを巡った後は、クラフトビールで乾杯するのもいいですね。
黒部川の伏流水を使う「宇奈月ビール」
Det-anan/ Shutterstock.com
標高3000メートル級の山々から流れる黒部川の名水と、宇奈月で収穫された黒部産二条麦を原料にしてビールを醸造する宇奈月(うなづき)ビール。醸造はドイツからブラウマイスターを招き技術を習得、ドイツ伝統の醸造技術を受け継いでいます。
どのビールもドイツ伝統のスタイル。定番人気は、キレのある「十字峡(ケルシュ)」。ケルシュは、ドイツのケルン近郊に伝わるビールです。明るい琥珀色でキレとホップの爽快感が特徴です。
「トロッコ」は、デュッセルドルフで愛されているスタイルのアルト。美しい濃い赤胴色で、フルーティーで上品な香り。軽い甘味と深いコクが絶妙な味わいです。
芳醇な香りの「カモシカ」は、ドイツ南部で主に造られているボック。ロースト麦芽を多く使い、コクと甘味が感じされる黒ビールです。
どれも、できたてを併設のレストランで飲むことができるので、ぜひ、試してみてください。
宇奈月ビールの詳細はこちら
世界遺産近くにある「城端麦酒」
Ramon L. Farinos/ Shutterstock.com
世界遺産、五箇山合掌造り集落の近くにあるブルワリー。ブナの原生林や水芭蕉が咲く、豊かな自然に囲まれた城端にあるブルワリー、「城端麦酒(じょうはなびーる」では、天然のミネラルを豊富に含んだ水を仕込み水に使っています。
「麦やエール」は、柑橘系のフルーティーな香りとシャープな苦味がたのしめるペールエールです。モルトの芳ばしい香りと豊かなコクと苦味が凝縮された「はかまエール」はIPA。しっかりとした味わいです。定番のビールのほかに、ピーチやカシス、アールグレイなどを使ったフルーツビールやスパイスビールなども限定醸造しています。定番のビールを試した後の2杯目は、味わいの異なるもう1杯を飲んでみたいですね。
城端麦酒の詳細はこちら
近年では、新たなブルワリーも増えてきています。富山を訪れた際には、景色をたのしみながら地元のクラフトビールをゆっくりと味わいたいですね。