ウイスキー造りのプロフェッショナルを知る
1本のウイスキーをつくる工程には、醸造する人、蒸留する人、熟成させる樽をつくる人、ウイスキーをブレンドする人など、様々な職人がかかわっています。それぞれのこだわった仕事こそが、おいしいウイスキーをつくる秘訣。その仕事の中身をのぞいてみましょう。
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複数の原酒を合わせることを「ブレンディング」といいます。これはブレンダーと呼ばれるブレンドのプロが行う工程で、最後にウイスキーの味わいを決める重要な仕事です。
ウイスキーの味わいは同じ蒸留所で生まれた原酒であっても、樽ごとに違います。その個性を見きわめながら最適なブレンドを行うのは、まさに熟練した職人の技といえるでしょう。ブレンダーの経験や、研ぎ澄まされた嗅覚、味覚によって、膨大な数の原酒がブレンディングされ、商品として世界に羽ばたいていくのです。ブレンダーは、ウイスキーの運命を決める仕事といえるでしょう。
ウイスキー造りの工程はこのように多岐にわたり、その味わいを多くの職人が支えています。ウイスキーを味わう際は、そんな職人たちに思いをはせてみてはいかがでしょう?
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