スモーキーなウイスキー代表、ラフロイグを飲む!

スモーキーなウイスキー代表、ラフロイグを飲む!

特徴のあるスコッチのなかでも、ひときわ“スコッチらしい”といわれているのが「アイラ」のモルトです。アイラらしさの所以でもあるスモーキーさが現れた“アイラの王”とも呼ばれるラフロイグは、地元のみならず世界でも愛されるスコッチ。アイラのスコッチとラフロイグの味わいを紹介します。

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アイラのスコッチ

Jaime Pharr/ Shutterstock.com

ウイスキー発祥の地のひとつといわれ、いつの時代も世界のウイスキー市場を牽引し続けているスコッチウイスキー。なかでも、もっとも個性の強いスコッチといわれているのが、ヘブリディーズ諸島の最南端に位置する小さな島「アイラ島」で造られているアイラスコッチです。

この島で造られるウイスキーのもっとも大きな特徴が、スモーキーでピート香の強いインパクトのある風味。島の蒸留所はすべて海沿いに建っていることから熟成中に潮や海藻のような香りもプラスされ、通好みの個性的なウイスキーを生みだしています。

ほかに類をみないアイラモルトは、近年のシングルモルトブームの立役者。さらに、ブレンデッドウイスキーのメーカーが、個性を際立たせるためのキーモルトとしてアイラスコッチを選ぶケースも多く、さまざまな角度から注目されています。

「スモーキー」な香りのワケ

Klaus Rainer Krieger/ Shutterstock.com

スコッチの製造工程は、原料となる大麦を麦芽(モルト)に変える作業から始まります。この作業の最終段階で、発芽した大麦を乾燥させる際に使われるのが「ピート」と呼ばれる燃料です。

ピートとは、シダ類やコケ類、草花などの植物が枯れて堆積して長い年月をかけて炭化してできた泥炭のことで、若い石炭のようなもの。このピートを燃やすとピート特有の香りが付くことから、スモーキーでピーティーな香りがアイラスコッチの特徴となりました。

ピートは、使用量だけでなく焚くタイミングによっても風味を変えるため、蒸留所ごとに独自の手法を編み出しています。もともとあまりピートを多用しない蒸留所もありましたが、アイラのシングルモルトブームもあり、ピート香をあえて強める蒸留所も出てきています。

ラフロイグをじっくり味わう

Pecold/ Shutterstock.com

ピートは採取場所によって成分も異なり、その個性がフレーバーにも影響します。そのため各蒸留所は独自の味わいをつくるために使用するピートを厳選しています。

この個性的なフレーバーがとくにしっかり表れているアイラスコッチのひとつが“アイラの王”とも呼ばれる「ラフロイグ」です。ラフロイグ蒸留所の創業は1815年。英国のチャールズ皇太子御用達で、モルト蒸留所ではじめてプリンス・オブ・ウェールズ御用達の認定を受けたことでも知られています。

使用しているピートは、蒸留所近くの海に近いピート湿原のもの。専用のピート湿原を所有。苔や海藻の多いピートを使用し、磯の香りや消毒液のようなヨード臭を含んだ個性の強いスコッチを生みだします。パンチのある個性はウイスキー初心者のなかには驚く人もいるでしょう。その味わいから“アイラの王”と称されています。

強い個性は好みが分かれるものの、一度ハマるとクセになるともいわれ、長年、愛飲する人が多い銘柄としても知られています。

スモーキーでピートの利いた味わいが特徴のラフロイグのなかでも、「ラフロイグ セレクトカスク」は、フレッシュな甘味が感じられる1本。シェリー樽やバーボン樽で熟成させた原酒をブレンドし、さらにアメリカンオークの新樽で後熟。ラフロイグらしいスモーキーな風味は残しつつ、飲みやすい味わいです。できれば、ストレートで味わいたいところですが、ロックや水割りでもその甘さが際立ちます。

個性的な味わいが際立つアイラスコッチ。なかでも、まず試してほしいのがラフロイグです。アイラ島の風景に思いを馳せながらじっくりと味わってください。

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