東京・三田のアットホームなスペインバル「Casa de Machaカサ・デ・マチャ」
「Casa de Machaカサ・デ・マチャ」は、スペイン各州の郷土料理とワインが楽しめるお店です。スペインへの愛情がお店の雰囲気からも伝わってきます。
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今回は、慶応三田キャンパスすぐ近くにあるスペイン・バル「casa de machaカサ・デ・マチャ」さんにやってきました。三田駅からは徒歩4〜5分ほど。今年で開業16年目、愛され続ける地元密着型のスペインバルです。
オーナーシェフ瀧本雅彦(たきもと まさひこ)さんが自らお出迎えしてくださいました。よろしくお願いいたしまーす!
スペインバルと聞くと、立ち飲みスタイルや、ワイワイ賑やかでこじんまりしたイメージを抱く方も多いかもしれません。確かに「カサ・デ・マチャ」さんも、1階はカウンター席が中心で席もキュッと寄り添う感じですが、じつは地下にもお席があります。以前は地下でフラメンコ教室を開かれていたこともあり、声が響く壁だったり大きな鏡があったりと楽しい雰囲気。パーティー需要にもお応えいただけそう。
それにしても、空間すべてがスペイン色むんむん。笑。今日はお酒もスペイン産で統一しちゃおうっと。
最初に飲みたいお酒を3種お伝えし、それに合うお料理をお願いしました。まずは「セグラヴューダス ブルートレゼルバ」。スペイン産のブドウを使ってシャンパン製法で造られたスパークリングワイン。大好きなスターターです。
お料理は「タコとアボカドのミルオハス(カタルーニャ州)」いわゆるミルフィーユです。瀧本さんいわく、「食感と味のバランスを楽しんでいただきたくて」とのこと。確かに、タコのもきゅもきゅした歯応えとアボカドのねっとり感のコントラストがいい。最後に爽やかなトマトが香り、カバと良く合います。おいしい!
「カサ・デ・マチャ」さんのお料理は、スペイン各州の郷土色豊かにアレンジしたものばかり。じつは毎年1月にお店を休み、社員2〜3名でスペイン各州を訪れ、新メニュー開発に繋げるのだそう。また、それら新メニューは常連さんの反応や意見を聞いて、変更したり続けることもあるとか。「ジャッジはお客様の声」という姿勢はとても共感深いです。
お店開業のきっかけを伺うと、そもそも瀧本さんがスペイン好きになったのは何と小学生の時。ピカソの絵を見た瞬間、ビビッと響いてスペイン愛が始まったとか。以来ず〜〜〜っとスペイン一筋。2000年から2003年には在住もされ、地元料理を学ぶ日々・・・各州の家庭料理やバル文化にとても共感されたそうです。ご帰国後は、スペイン雑貨などのオンラインショップもなさっていたそうですが、2003年、この地にご縁がありスペインバルを開業されました。
「常連さん多いでしょうね」とお伺いしたら、「そうですね、あ、週1の頻度で16年通い続けてくださっている方もいますよ」とのこと。えー! それはスゴイ!!
お店には州の特徴やお料理の詳細が書かれたMAPもあり、スペインに行ったことがある人もない人も、パッとわかりやすいのが嬉しい。