悪酔い経験者必見! 悪酔いしない日本酒の飲み方・たのしみ方

悪酔い経験者必見! 悪酔いしない日本酒の飲み方・たのしみ方
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上司や同僚、友人や家族とたのしく飲んでも、その後に悪酔いや二日酔いするのは、カンベンしてほしいですよね。とくに日本酒は、悪酔いや二日酔いを起しやすいと思われているようですが、実際はどうなのでしょうか?

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そもそもどうして悪酔いするの? 悪酔いの原因とは?

そもそもどうして悪酔いするの? 悪酔いの原因とは?

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日本酒が苦手な人の中には、「日本酒は悪酔いや二日酔いしやすい」と思っている人がいるようです。しかし、個人差はありますが、お酒の種類にかかわらず、飲みすぎてしまえばどんなお酒でも悪酔いします。日本酒だけが取り立てて悪者だとはいえません。とはいえ、日本酒がそういったイメージを持たれてしまうのは、口当たりがよいため、気付くと飲み過ぎてしまうからでしょうか?

とくに冷酒はさらりと口当たりがよく、体内で吸収される速度が遅いので、酔いが回る前につい飲み過ぎてしまう傾向があります。燗酒は、体内への吸収が比較的早いので、飲み過ぎないためには燗酒の方がよいでしょう。

ちなみに、「悪酔い」はお酒を飲んで、2時間〜6時間後位の血中アルコール濃度が高い時に気持ち悪くなるなどの不快な気分、症状になること。「二日酔い」は、翌日、血中アルコール濃度が低くなっても、頭痛や吐き気などの症状が治まらない状態のことです。肝臓がアルコールを分解した時にできる「アセトアルデヒド」が大量に血中に残っていると二日酔いになります。いずれにしても飲み過ぎが原因であることは変わりません。

「いいお酒は悪酔いしない」といわれるワケ

「いいお酒は悪酔いしない」といわれるワケ

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実際は体内に入ったアルコールの量が同じなら、高いお酒も安いお酒も同じように酔います。ところが、「いいお酒は悪酔いしない」という意見をよく聞きます。

そもそも「いいお酒」とはどんなお酒でしょう?

一般的に「いいお酒」とは高品質なお酒、たとえば「高精米である」「高級な酒造好適米を使用している」「良質な発酵工程を経て造られている」などが高品質なお酒の条件といわれることが多いようです。 (もちろん、これらに当てはまらなくても質が悪いというわけではありません)

そして、いいお酒はお値段も高めのものが多いので、それを自分のお金で飲む際は、自然と飲む量もセーブされるという面も。逆に時間制定額飲み放題システムのお店などでは、高額なお酒をこれでもかと飲んで、かえって悪酔いしてしまうというシーンもあるようです。

「気の合う人と適度なペースでたのしく飲むお酒」や、「ひとり時間をたのしみながら、じっくりと飲むお酒」が「悪酔いしない、いいお酒」なのかもしれませんね。

悪酔いしない飲み方のポイント3つ

悪酔いしない飲み方のポイント3つ

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悪酔いしない飲み方には3つのポイントがあります。
一つめは、お酒を飲む前に軽く何か食べましょう。からっぽの胃にお酒が流れこむと、胃がアルコールを急激に吸収してしまいます。豆腐、ナッツ、チーズ、鶏のささみ、枝豆などのおつまみは、アルコールの分解に必要なタンパク質が豊富に含まれているのでおすすめです。

二つめは、お酒を飲んでいる合間に水を飲むことです。日本酒を飲みながら飲む水のことを「和らぎ水」といいます。飲んだお酒に対して、約1.5倍の水を飲むようにこころがけましょう。お水を飲んでアルコール分を緩和し、一呼吸置くことで飲み過ぎを防止します。

三つめは、お酒を飲んだあとにも水を飲むことです。お酒を飲むと利尿作用、体温上昇、代謝アップといった作用により、汗と尿の量が増えます。水分をたっぷりとって、アルコール分解を促しましょう。

悪酔いや二日酔いにならないようコントロールして、たのしくお酒を飲みましょう。

■飲酒に関連する情報を詳しく知りたい時はこちらを参照ください。
公益社団法人 アルコール健康医学協会
https://www.arukenkyo.or.jp/

適正飲酒の10か条(アルコール健康医学協会作成)
https://www.arukenkyo.or.jp/health/proper/index.html

■飲酒に関する医学的な知識を知りたい時はこちらを参照ください。
厚生労働省eーヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol

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