ウイスキーのテイスティンググラスを使ってみる

ウイスキーのテイスティンググラスを使ってみる

ワインや日本酒にテイスティングがあるように、ウイスキーにもテイスティングがあります。色や香りをたのしみ、舌やのどで味わいを感じます。テイスティングの時に使われる専用のグラスもあります。

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ウイスキーグラスの種類

ウイスキーグラスの種類

haveseen/ Shutterstock.com

好きなウイスキーのテイストがわかるようになったら、ウイスキーグラスにもこだわりたいですね。ウイスキーグラスはバリエーションが豊富で、見ているだけでもたのしいもの。飲みたいスタイルに合わせてグラスを選べば、ウイスキーのたのしみもぐんと広がります。また、グラスが変わればウイスキーの味も大きく変わるものです。

グラスに氷を浮かべてウイスキーを注いでいただくオン・ザ・ロックをたのしむロックグラスは、重厚感があるクリスタル製のもの、ウイスキーを炭酸や水などで割って飲むときのタンブラーグラスなど。テイスティング用には、グラス上部がすぼまった小ぶりのワイングラスのようなグラスがあります。この小さなグラスを使って、より自分の好みのウイスキーを探してみませんか?

ウイスキーをテイスティングする

ウイスキーをテイスティングする

Sergiy Palamarchuk/ Shutterstock.com

テイスティングとはウイスキーの色や香り、味を確認することです。自分の視覚と嗅覚、味覚をフル活用して、ウイスキーの味わいを分析していきましょう。

テイスティンググラスに、4分の1ほどウイスキーを注ぎます。テイスティング時に適量の水を加えるため、グラスにはほんの少しのウイスキーしか注ぎません。一般的にモルトウイスキーの場合はウイスキーと水の割合は1対1。シングルカスクの場合は1対2。こうすることで、アルコールの刺激が弱まるだけでなく、ストレートに比べ、香り立ちがよくなります。でも、これ以上は薄めないこと。希釈効果で香り立ちが弱まってしまうからです。

テイスティングの順番は、見た目の色と香りから。グラスを光にかざしてウイスキーの色を見ましょう。どんな熟成期間を経てきたのかを想像するのもたのしいもの。そして、グラスにそっと鼻を近づけて香りを嗅ぎます。

次に味わいです。アルコール度数が高いウイスキーは、味わいの表現が難しいといわれていますが、それでも、ウイスキー特有の甘味などを感じるはずです。その後、口に含み喉を液体が通過する感覚を味わいます。

飲み終わった後は、口の中に広がる香り“アフターフレーバー”を確かめます。口の中だけでなく、鼻に抜けるフレーバーも感じて。

テイスティングをすると、小さなグラス1杯にウイスキーの秘密がたくさん詰まっています。

テイスティンググラスの選び方

テイスティンググラスの選び方

Shlyahov/ Shutterstock.com

テイスティンググラスは、「スニフター」とも呼ばれています。意味は「匂いをかぐもの」。その名の通り、香りを感じやすいように口がすぼまっているのが特徴です。香りをかぐときは、グラスの形状を利用して中身を回転させ、空気と触れ合わせることで香りの変化を見ます。フタつきのグラスもあるので探してみてください。
また、ウイスキーの琥珀色がしっかりきれいに見えることも重要です。

好みのウイスキーに出会うために、テイスティンググラスでテイスティングしてみてはいかがでしょうか?

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