ケンタッキーバーボンを知っていますか?

ケンタッキーバーボンを知っていますか?

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バーボンとはどんなウイスキーか?

Rob Stokes/ Shutterstock.com

数あるアメリカンウイスキーのなかで、もっともポピュラーな存在がバーボンウイスキー。バーボンの特徴はおもに3つあります。

一つめはトウモロコシを主原料(51%以上)としていること。トウモロコシのほか、ライ麦、小麦、モルトを混ぜ合わせていますが、その混合比率は蒸留所ごとに異なり味わいの個性にもつながっています。

二つめの特徴が、ややアルカリ性の硬水であるライムストーンウォーターを仕込み水に使用していること。ライムストーンとは石灰石のことで、カルシウム分が豊富な水。軟水を使うことが多いスコッチなどとは違う個性を生み出します。

三つめの特徴が、熟成時に内側を焦がした新樽を使っていること。樽の焦がし具合にはグレード1~4まで0.5刻みで7段階の処理がありますが、バーボンのほとんどがグレード3~4の強く焦がした樽を使用。この樽で熟成させることで、バーボン特有の力強い味わいとパンチのあるフレーバーを生み出しています。

ケンタッキーバーボンってなに?

Jean Faucett/ Shutterstock.com

バーボンウイスキーは、アメリカのどの州で作ってもバーボンと名乗れますが、実際のところバーボンの95%近くはケンタッキー州で作られています。なぜケンタッキー州がウイスキー造りの舞台になったのかといえば、アメリカ合衆国政府が建国間もない頃に課したウイスキー税から逃れるため、当時まだアメリカ合衆国に属していなかったケンタッキー州やテネシー州にウイスキー生産者たちが移り、この地の特産品であるトウモロコシを主原料としたウイスキーを造り始めたからです。

すでにケンタッキーでは、バーボンの祖といわれる牧師、エライジャ・クレイグ氏によってバーボンづくりは始まっていましたが、多くの移民たちが加わることでさらにバーボンづくりが盛んになりました。

ケンタッキーバーボンの代表銘柄

Sergiy Palamarchuk/ Shutterstock.com

ケンタッキーバーボンは、日本にも広く浸透しているウイスキーのひとつで、知らず知らずに飲んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。

たとえば、ケンタッキーバーボンを代表する銘柄のひとつが「ジム・ビーム」。1795年頃に創業し、7代200年以上にもわたってバーボン界を牽引し続け、今でもバーボン市場の4割を占める伝統の蒸留所です。

また、真っ赤な薔薇を描いたボトルが印象的な「フォアローゼズ」もポピュラーな銘柄。非常に手の込んだバーボン造りをしている蒸留所として知られ、風味が違う10種類の原酒をつくり、それらを混合して深みのある洗練された味わいを生み出しています。

そのほかにも、「ワイルドターキー」、「アーリータイムズ」、「メーカーズマーク」、「I.W.ハーパー」などお馴染みの銘柄が揃い、ケンタッキーバーボンは日本でも手軽に飲むことができるウイスキーとなっています。

元々はフランスからの入植者が多かったケンタッキー州バーボン郡で造ら始めたバーボンですが、現在では米国連邦規則集27条で定められている通り、ケンタッキー州以外で作ってもバーボンを名乗れます。しかしながらテネシー州で造られる「ジャック ダニエル」などは、あえて「テネシーウイスキー」と表現し、他との差別化を図っているんですね。

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