初しぼり、しぼりたて、生酒…いろいろな名で呼ばれる新酒
出典 : leungchopan

初しぼり、しぼりたて、生酒…いろいろな名で呼ばれる新酒

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初しぼりの新酒が飲める時期はいつ?

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酒造りの本番は冬。凍えるような寒さの中、秋に収穫されたばかりの新米で仕込まれた新酒が次々に生まれます。このできたて、搾りたてのお酒をそのまま瓶詰めしたのが、「初しぼり」や「しぼりたて」。できたてのフレッシュ感を大切に、火入れをしない生酒のまま瓶詰めします。新酒は早いものなら11月頃から、3月頃までたのしめます。寒い季節限定の旬の味わいとして人気です。

搾りが始まると、日本酒の造り酒屋などの軒先には「新酒ができあがりましたよ」と知らせるために杉玉が吊されます。

華やかな香りとみずみずしい味わいが魅力

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「しぼりたて」の魅力はなんといってもフレッシュさ。清々しい中にほろ苦さも含む、若くみずみずしい味わいと華やかな香りは、早春の食材との相性もぴったりです。

日本酒は四季折々の味わいの変化を感じられるのが魅力ですが、そのサイクルの一番始めに位置するのがこの「しぼりたて」。まずはこの味をおさえて、ひと夏を超えて熟成した秋のお酒「ひやおろし」や、冬の「寒おろし」との違いを味わうのも、日本酒のたのしみ方のひとつです。

「あらばしり」「中汲み」「責め」って何が違うの?

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一言で「初しぼり」といっても、もろみから搾られ出てくるお酒の状態によって順序と特徴があり、それぞれ名前がつけられています。

◆あらばしり/
もろみを酒袋に移し替え、最初に出てくるお酒です。薄く濁り、荒々しくもその分香りは華やかでフレッシュ感のある味わいです。中には炭酸が感じられるものも。

◆中取り(中汲み)/
あらばしりが出おわると、透明なお酒が出始めます。中取りは香味のバランスにすぐれており、新酒鑑評会にはこの部分だけを取り出し、出品される場合が多いです。

◆責め/
中取りが出おわると、今度は圧力をかけてお酒を最後まで絞り出します。雑味もありますが、力強い味わいの部分です。普通のお酒は、これら「あらばしり」「中取り」「責め」が混ざりあっています。

同じ「しぼりたて」でも、どのタイミングで瓶詰めされるかで味わいはそれぞれですね。ぜひ参考にしてください。

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