世界中で行われている!ウイスキー蒸留所の見学に行ってみよう
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世界中で行われている見学ツアー
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そのお酒が好きになると、一度見たくなるのが製造している場所。ビール、日本酒、ワインなど、どのお酒の製造所でも見学できるところがあるように、ウイスキーの蒸留所も見学できます。ちなみに、日本だけでなく、世界の蒸留所も見学できるので旅の予定に組み込んでみてはいかがでしょうか?
たとえば、シングルモルトスコッチを造る「グレンフィディック蒸留所」。19世紀に作られた倉庫や蒸留所の中を無料で見学できて、もちろん、愛好家が絶賛するシングルモルトの試飲もできます。また、「シングルモルトのロールスロイス」と呼ばれるマッカランを造る「マッカラン蒸留所」でも見学ができます。
このほか、蒸留所だけを巡るツアーなどもあるので、興味がある人は調べてみてください。
工場見学の内容は?
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ウイスキーの蒸留所見学は、どんな場所を見ることができるのでしょうか? 工場によってまちまちですが、基本的には製造工程の一部やそのすべて、熟成樽の並ぶ倉庫を覗くことができます。
工場を見学する前には、その蒸留所の歴史や特徴がよくわかる映像やスタッフによる説明なども聞くことができるので、ウイスキーへの興味がますます湧くことでしょう。
見学の後は試飲ができるところも多いようです。工場でしか味わえない希少なひとくちを味わえるといいですね。
まずは日本の蒸留所に行こう!
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「世界の蒸留所に行くにはハードルが高い」という人は、日本の蒸留所へ。世界に認められたジャパニーズウイスキーの秘密がわかるかもしれません。
ここでは、見学できる蒸留所の一部を紹介します。
◆山崎蒸留所/
まず、山崎蒸溜所ならではの造り手のこだわりに触れながら製造工程を見学、その後シングルモルトウイスキー「山崎」を形造る構成原酒(非売品)をテイスティングします。参加費1000円。
http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/
◆白州蒸溜所/
原料の香りを確認したり、蒸溜釜や貯蔵庫を見たり臨場感のあるウイスキー製造工程を香りや温度の違いなどをたのしみながら回ります。その後、「白州」や希少なモルトウイスキー原酒(非売品)のテイスティングができます。参加費1000円。
http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/
◆余市蒸溜所/
ウイスキーの製造工程のほか、ウイスキーの歴史やニッカウヰスキーの生い立ちなどを展示した博物館、竹鶴と妻のリタが暮らした私邸の一部の見学もできます。ガイド付きの場合は要予約。無料。
http://www.nikka.com/distilleries/yoichi/
◆宮城峡蒸溜所/
ニッカウヰスキーの歴史や蒸溜所の製造工程を見学できます。この見学ツアーは無料。ほかに、テイスティングセミナー付きの見学ツアーもあり、通常の見学ツアーに加え、ブレンダーになった気分で宮城峡蒸溜所で造られた様々なウイスキーのテイスティングを講師の説明とともに行います。参加費1000円。
http://www.nikka.com/distilleries/miyagikyo/
◆マルス信州蒸溜所/
ウイスキーの蒸溜所のほか、併設された駒ヶ岳醸造所で長野県の地ビール「南信州ビール」の製造も見学できます。ポットスティルをはじめ、ウイスキー製造プラント、原酒の貯蔵庫、ビールの製造風景などを見学します。見学は無料。一部有料の試飲あり。
https://www.hombo.co.jp/factory/shinshu
ほかにも、キリン 富士御殿場蒸溜所や秩父蒸溜所などもあります。見学は予約が必要な場合が多いので、まずホームページを見て確認してください。