「ラフロイグ」と「ボウモア」アイラ島の2大シングルモルトを味わう

「ラフロイグ」と「ボウモア」アイラ島の2大シングルモルトを味わう

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アイラ島のスコッチの味

ウイスキーの代表的な生産国、スコットランド。世界五大ウイスキーのなかでも突出した存在感で、近年のシングルモルトブームを牽引する存在です。そのスコッチウイスキーのなかでも、もっとも個性の強いウイスキーが作られているのがアイラ島。

アイラ島はヘブリディーズ諸島の最南端に位置する小さな島で、面積は日本の淡路島ほど。その小さな島のなかにアードベッグ、ボウモア、ブルックラディ、ラガヴーリン、ラフロイグ、ブナハーブン、カリラ、キルホーマンとウイスキー好きにはたまらないビッグネームが8つも集まり、文字通りウイスキーの聖地ともいわれる場所です。

アイラウイスキーの特徴は、なんといってもピート香の効いた個性的なスモーキーフレーバー。これは、島の約4分の1を覆うピート湿原から切り出したピートを使ってモルトを乾燥させているから。さらに、8つの蒸留所すべてが海岸縁に建ち、熟成中に潮や海藻のような香りもプラス。土地の持つ力が、見事にウイスキーの味わい、香りに反映されているウイスキーといえるでしょう。

アイラの王「ラフロイグ」

Pecold/ Shutterstock.com

ここでは代表的な2つの蒸留所を紹介します。

1815年創業のラフロイグ蒸留所。英国のチャールズ皇太子御用達で、モルト蒸留所ではじめてプリンス・オブ・ウェールズ御用達の認定を受けたことでも知られています。

使用しているピートは蒸留所近くの海に近いピート湿原のもの。海藻や海苔をたっぷり含んだピートをフロアモルティングという伝統的な手法で炊き込み、ヨード臭や磯の香りの強いアイラモルトらしい強い個性を放っています。その味わいから「アイラの王」と称されることも。強い個性は好みが分かれるものの、一度ハマるとクセになるともいわれ、長年、愛飲する人が多い銘柄としても知られています。

アイラの女王「ボウモア」

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1779年創業でアイラ島最古の蒸留所がボウモア。強烈な個性を放つアイラウイスキーのなかではピート香、ヨード臭ともに抑え気味で、味わいも華やかでスイート。洗練された香ばしいピート香から「アイラの女王」とも呼ばれ、アイラ入門編としてよく勧められる銘柄です。

長い歴史と伝統を大切にするボウモアでは、使っているモルトの約4割を手作業で撹拌させる「フロアモルティング」という手法で行っています。また、樽の使い方にも独自の方法論を持ち、シェリー樽とバーボン樽を使い分けて特徴あるテイストを作りだしています。もうひとつユニークなのが、熟成庫の一部が海面下にあること。長い時間をかけて海の香りを呼吸しながら熟成するため、より爽やかな磯の香りを楽しめます。

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