ビールの普及に大きく貢献したデンマークの「カールスバーグ」って?

ビールの普及に大きく貢献したデンマークの「カールスバーグ」って?

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世界150カ国以上で愛されるビール

1847年J.C.ヤコブセンによって創業されたカールスバーグ社。明るい緑色のボトルを見たことがある人は多いはずです。ラベルに描かれている王冠は、1904年にデンマーク王室御用達となった証。クリアな苦味とマイルドですっきりした味わいのビールは、世界150か国で愛飲されています。

ちなみに、コペンハーゲンにある人魚姫の像は、王立劇場で見たバレエの演目「人魚姫」に感激し、2代目のカール・ヤコブセンがコペンハーゲンに寄贈したものだそうです。

カールスバーグの偉大な発明とは?

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ビールには「3大発明」と呼ばれるものがあるのを知っていますか?パスツールの「低温殺菌法(パストリゼーション)」、リンデの「アンモニア式冷凍機」、ハンゼンの「酵母純粋培養法」の3つです。そのうちの「酵母純粋培養法」にカールスバーグは深くかかわっています。

カールスバーグ社は、ビールの品質向上のため創業当時から研究所を設立していました。そこでハンゼン博士はパスツールの理論を基に、エールからは上面発酵酵母をラガーからは下面発酵酵母をビールの腐敗の原因となる雑菌から分離、繁殖させることに成功しました。酵母をビールから取り出す方法は、過去何度も試みられていたのですが、不完全で成功したのはこれが初めてでした。

それまでは、熟練した職人が経験と勘で発酵状況を見守っていなければなりませんでしたが、「酵母純粋培養法」により雑菌のない状態で均一で品質のよいビールを作ることができるようになり、大量生産も可能になりました。
カールスバーグ社は、ビールの品質向上と普及に大きく貢献したといえます。

カールスバーグ社提携のピルスナー「ツボルグ」

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デンマークには、カールスバーグのほかにもいくつかの醸造所がありますが、1903年にカールスバーグ社と提携し、1970年に子会社となった「ツボルグ」も、デンマークでは地元の人に知られた存在です。

ツボルグ・グリーンという定番のピルスナーを始め、セゾンビールなども醸造しています。ふんわり泡立ちがよく、スッキリして癖がない飲みやすい味わいで、しっかり冷やしてごくごく飲みたい1本です。

デンマークのビールというと、カールスバーグを思い浮かべてしまいますが、まだ飲んでみたい銘柄がありますね。

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