ビールの中でアルコール度数が高い「ボック」は、ホップの香りも濃厚!

ビールの中でアルコール度数が高い「ボック」は、ホップの香りも濃厚!

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ビールのアルコール度数について

ビールのアルコール度数は、2~15度ほどと幅があり、麦汁に含まれる糖の濃度で決まります。糖の濃度が高いほど酵母の分解によって得られるアルコール濃度が高まるからです。アルコール度数が高いと飲みごたえがあるビールになり、低いと軽やかな味になります。日本のラガー(下面発酵)ビールは、一般的に4~5度ほど。日本では、ビールがアルコール度数の高いお酒という印象はありません。

ドイツで生まれた「ボック」

Nitr/ Shutterstock.com

様々なスタイルのビールの中で、アルコール度数が高く飲みごたえのあるものといえば14~15世紀に北ドイツのアインベックで生まれた「ボック」があります。
ボックの名には、「アインベック」が「アインボック」と発音され、それを縮めたとされる説と、ボックが「雄ヤギ」という意味で「ヤギのキックのように強い酒」が語源、という説(「知識ゼロからのビール入門」藤岡ヒロユキより)があります。

17世紀に造られたオリジナルの「トラディショナル・ボック」は、アルコール度数約6~7.5度で濃色の重厚な味わいだったようです。19世紀に造られた「ヘスレボック」と「マイボック」は、苦味が控えめでアルコール度数は約6~8度。「アイスボック」は、かなりアルコール度数が高く約8.5~14度もあります。ドイツ語で「2倍」を意味する「ドッペルボック」もアルコール度数は14度ほど。

いずれも、ホップの香りが濃厚で、コクがありしっかりした味わいが特徴です。

以前は、濃色のものが主流でしたが、最近は淡色のものあるようです。アルコール度数が高めのビールなので、飲むときはゆっくり飲むことを心がけましょう。

ホップの香りと苦味が魅力のIPA

Valentyn Volkov/ Shutterstock.com

IPAとは、インディアペールエールのこと。イギリスから支配地のインドへ船でビールを輸送していた時代、腐敗防止のため大量にホップを入れ、長期保存を可能にしたビールです。通常のビールよりホップをたくさん使用し、アルコール度数が高め。やや淡色でホップの香りも苦味も強く、かなりインパクトのある味です。
初心者にはなじみが薄いビールスタイルですが、独特な味わいがクセになる人も多くいるようです。

IPAにはいくつかの種類があります。アメリカのホップを使ったアメリカンIPAやホップをさらに増やし苦味をたたせたダブルIPA、インペリアルIPAなどです。

また、最近注目を集めているのがセッションIPA です。通常、IPAはアルコール度数が高いのですが、こちらはIPAの特徴であるフルーティーな香りと苦みを残しつつアルコール度数が低いく、飲みやすいと人気です。

ボックやIPAを飲んで、ホップの苦味とハイアルコールの濃厚な味わいを理解できるようになれば、かなりなビール通といえるでしょう。

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