日本一の生産量を誇る“灘のお酒”が勢揃い! 「灘の酒フェスティバル2017in銀座」取材レポート

灘五郷から17蔵が集い、約60種類のお酒を飲み比べられるイベントが9月15・16日の二日間、東京銀座の時事通信ホールにて開催され、初日に参加してきました。
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灘の「らしさ」「新しさ」に触れた女性も多々

たくさんの来場者の方たちで賑わっていましたが、この日、中でも目を引いたのが、意外に女性の参加が多かったこと。

「お刺身に合うので日本酒が好きになったが、灘のお酒は魚に合いそう」
「灘地域が今までピンとこなかったが、そういえばなんとなく聞いたことのある名前ばかり」
「灘って男性的なお酒が多いイメージだったけど、女性でも飲みやすいものも多くてびっくり」
「最近日本酒が好きになり始めたけど、地域によってお酒の味に違いがあるので、ますます興味が出た」
など、ほろ酔い気分でたのしく語ってくださいました。
たっぷりと灘の酒を味わい、蔵元の方とも交流することもできて、あっという間の2時間半でした。振り返ってみて印象深かったのは、どの蔵のお酒も雑味のない味わいでスッキリとしたキレを感じ、「仕込まれたお水(宮水)のよさ」を感じられたこと。
そして、さすが兵庫県は有名な酒米「山田錦」の日本一の産地なだけあって、上質な酒米からの旨味やコクも味わえました。
また、伝統の製法や、新しい技術を取り入れて生まれたお酒、カジュアルにたのしめる飲み口のものや、オシャレなボトルデザインのものまで幅広い年齢層の方に向けたラインナップがあることがわかり、「男酒」のイメージが強かった灘の酒でしたが、これからは見方が変わりそうです。灘酒をグッと身近に感じることができるイベントでした。
大手メーカーの記念館や資料館などが並ぶ灘五郷、機会があったら一度訪れてみたいですね。
ライタープロフィール
阿部ちあき
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター
