土佐式の伝統的なお座敷遊びで大盛り上がり!? 「べくはいセット」
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飲む人も盃の種類も決めるのは「神様」!?
高知県が酒豪県と呼ばれていることはご存知でしょうか? 総務省の調査によると、1世帯あたりの飲酒費用は全国平均額を大きく上回り、高知県がダントツで1位だとか。
人を喜ばせることが大好きな県民性を持つ高知県では、お客様を招いて宴会をすることが多く、いつからか宴会そのものを「おきゃく」というようになったそうですが、そのおきゃくの際のお座敷遊びに欠かせないアイテムが「べくはい」。これは、「おかめ」「ひょっとこ」「天狗」の盃と各盃の絵が描かれた「コマ」を用意し、コマを回して止まった時に、軸の正面に座っている人がコマの図柄の盃でお酒を飲み干すという座興杯。
おかめの盃は一番小さく下に置けますが、ひょっとこの盃は口の部分に穴があり、指で押さえて飲み干さないと下に置けず、鼻の部分にまでお酒が入る天狗の盃は一番大きく、こちらも同じく飲み干さないと置けないもの。
ちなみにべくはいを漢字で書くと「可杯」。これは、候文では「可」の字を必ず上に置くことから、「下には置けない」という意味とのこと。ご自宅での宴会の際、土佐式のお座敷遊びでいつもと違った飲み方をしてみるのもたのしいのでは? ただし、盛り上がって飲み過ぎてしまわないように十分ご注意を!
「司牡丹の可杯 高知のお座敷遊び座興杯(盃とコマセット)」
価格:2,484円(税込)
誰がどの酒器で飲むのかは神のみぞ知る!?
<商品のお問い合わせ先>
高知の地酒西寅
http://nishitora.jp/SHOP/667530.html
ライタープロフィール
阿部ちあき
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター