覚えておけばあなたもツウ?ビールの世界で種類の事なんて言うの?

覚えておけばあなたもツウ?ビールの世界で種類の事なんて言うの?

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ビールの世界では種類のことを「スタイル」と呼ぶ

日本ではビールの種類のことを「タイプ」などといったりしますが、世界的には「スタイル」というのが一般的です。ビールのスタイルは大きくわけて3つの発酵方法で分けられます。

低温で発酵するスッキリした「ラガー(下面発酵ビール)」、下面発酵より高めの温度で発酵する香り高い「エール(上面発酵ビール)」、野生酵母でつくる「自然発酵ビール」です。最近では、下面酵母を常温で発酵させたり上面酵母と下面酵母を併用する方法等で作られている「ハイブリッド・ビール」も登場。世界には、100種類以上のビールのスタイルがあるといわれています。各国それぞれに独自スタイルのビールがあります。

ビールを味わうために知っておきたい4つの視点

ビールのスタイルを知っていれば、ビールを選ぶ際に栓を開けるまでもなく、中身をだいたい知ることができるようになります。その理由は、ビールの銘柄やラベルにはスタイルを表す言葉が使われているからです。例えば、ラベルに「ペール・エール」とあれば、「シトラスを思わせるホップの香りと苦みが印象的」などと推測することができます。

ビールをより理解して自分が好きなスタイルを探せるようになるには、テイスティングしたときにビールを表現するための言葉を知っておくとよいでしょう。

ビールを表現するための言葉を知る前に、どんな視点でビールを表現するのかを紹介します。

1・外観/色、透明度、泡の状態、泡持ち
2・アロマ/口から飲む前に鼻から感じる香りのこと。
3・フレーバー/口に含んだ際に感じる香りや味わい、バランス、後口などのこと。香味ともいいます。
4・ボディ/喉を通り抜ける感覚。軽いとライト、重いとフル。中間をミディアムと表現します。

ビールを味わうために知っておきたい4つの視点

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ビールを味わうために知っておきたい言葉-外観とボディについて

ビールを表現する4つの視点のうち、ここでは見た目を表現する「外観」と喉ごしを表す「ボディ」を表現する言葉を紹介します。

まずは、「外観」を表すための言葉です。

◆色/主に使用する麦芽の種類によって決まります。強めにローストした麦芽を配合すると黒色に近くなります。
◆ヘッドリテンション/ヘッドとはグラスに泡を注いだときの泡を指します。ヘッドリテンションは泡持ちのよさを意味します。
◆にごり/マイクロフィルターでろ過したものは透明感が美しく、無ろ過のものはにごりが特徴です。

以下は「ボディ」を表す言葉です。
◆カーボネーション/炭酸性、炭酸ガスのレベルのこと。

Evgeniy Kalinovskiy/shutterstock.com  ビールを味わうために知っておきたい言葉-外観とボディについて

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ビールを味わうために知っていきたい言葉-アロマとフレーバーについて

ビールを表現する視点のあと2つは、味や香りに関わる「アロマ」と「フレーバー」です。

◆エステル/フルーティな香り。
◆フェノーリック/クローブを思わせるスパイシーな香り。
◆ダイアセチル/バタースコッチキャンディのような甘い香り。
◆カラメル/砂糖を焦がしたときの香ばしい甘い香り。
◆DMS/クリームコーンや野菜を煮たような香り。
◆イースト/酵母、麹、酒蔵の香り。
◆トースト/焼けたパンの香り。
◆スモーク/いぶされた香りや煙の香り。

ほかに「オフフレーバー」がありますが、これは保存環境などによりビール本来の香味を損ねたときの言葉。酸化臭や日光臭などがあります。
ビールを表す視点とそれを表現する言葉をマスターすれば、より深くビールを味わうことができるはずです。

◆エステル/フルーティな香り。 ◆フェノーリック/クローブを思わせるスパイシーな香り。 ◆ダイアセチル/バタースコッチキャンディのような甘い香り。 ◆カラメル/砂糖を焦がしたときの香ばしい甘い香り。 ◆DMS/クリームコーンや野菜を煮たような香り。 ◆イースト/酵母、麹、酒蔵の香り。 ◆トースト/焼けたパンの香り。 ◆スモーク/いぶされた香りや煙の香り。

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