「アンバーエール」とは?アメリカ西海岸発祥の琥珀色のエールビールの魅力を大解剖!

「アンバーエール」とは?アメリカ西海岸発祥の琥珀色のエールビールの魅力を大解剖!
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「アンバーエール」はアメリカ発祥のビアスタイルのひとつで、琥珀色や褐色をしたエールビール。焙煎モルト(麦芽)由来の香りとコク、アメリカ産ホップの苦味が特徴です。今回は、アンバーエールの特徴やおすすめの銘柄、おいしい飲み方、ペアリングについて紹介します。

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「アンバーエール」は、コクと苦味がバランスよく引き立て合うアメリカ生まれのエールビール。さっそく基本情報からみていきましょう。

「アンバーエール」とは?

アンバーエールはアメリカ発祥

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「アンバーエール」はアンバー=琥珀という名のとおり、やや濃い褐色のエールビールです。

「アンバーエール」はアメリカ発祥のエールビール

「アンバーエール」とは、上面発酵酵母(エール酵母)を使用して造られるエールビールの一種で、琥珀色~赤褐色の印象的な色合いが特徴です。アルコール度数は4.5〜6%程度。独特な色味は焙煎モルト由来で、赤みの強いものは「レッドエール」と呼ばれる場合があります。

色合いの特徴で呼ばれるエールビールのうち、「ペールエール」や「ブラウンエール」はイギリス生まれ、「ベルジャンホワイト(ホワイトエール)」はベルギー生まれですが、「アンバーエール」はアメリカ西海岸が発祥地とされていて、「アメリカンアンバーエール」「アメリカンスタイルアンバーエール」などと呼ばれることもあります。

エールビールについてもう少し詳しく知りたい場合は、以下の記事が参考になります。

アンバーエールはエールスタイルのビール

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「アンバーエール」はカラメルのような香りとホップの苦味が特徴

「アンバーエール」はアメリカ産のホップと焙煎モルトを使って造られます。

焙煎モルトといっても80〜90度程度で焙煎(ロースト)されるペールモルトから、220度ほどの高温で焙煎されるブラックモルトまで種類はさまざま。アンバーエールにはおもにカラメルモルトやチョコレートモルトのように高温で焙煎されたモルトが使われます。

「アンバーエール」の特長は、高温でローストされた焙煎モルトがもたらす香ばしい香りとしっかりとしたコク、ホップ由来の苦味。カラメルのような香りと力強い味わいも感じられます。

「アンバーエール」のおすすめ銘柄は?

おすすめのアンバーエール

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日本でも人気上昇中のアンバーエール。味に定評のあるおすすめの銘柄を紹介します。

常陸野ネストビール アンバーエール|香りとコクと旨味の絶妙なバランス

常陸野ネストビール  アンバーエール

出典:常陸野ネストビール公式サイト

常陸野ネストビールは、茨城県那珂(なか)市の老舗蔵元が生んだクラフトビールブランド。国内外から厳選した原料と日本の水を使い、この地でしか造れない唯一無二の1杯を育んでいます。

常陸野ネストビールの「アンバーエール」は、アメリカのホップ品種と、クリスタルモルト(カラメルモルト)やチョコレートモルトをはじめとする数種類の焙煎モルトを使用。焙煎モルト由来の芳醇な味わいとホップの苦味といったアンバーエールならではの特徴とともに、香りと旨味、コクの絶妙なバランスがたのしめます。

アルコール度数は6%。

製造元:株式会社 木内酒造1823
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サンクトガーレン アンバーエール|ジャパン・ビアカップ2000金賞ほか受賞歴多数

サンクトガーレン アンバーエール

出典:サンクトガーレン公式サイト

サンクトガーレンといえば、神奈川県厚木市の老舗ブルワリーで、日本のクラフトビールのパイオニア的存在。「アンバーエール」は、エールビールを中心に展開するサンクトガーレンの定番にして、数々の受賞歴を誇る人気商品でもあります。

複数のアメリカ産ホップと複数の焙煎麦芽を使用し、香ばしさとコク、しっかりとした苦味、そしてほどよい甘味を引き出しています。

アルコール度数は5.5%。

製造元:サンクトガーレン有限会社
公式サイトはこちら

オラホビール アンバーエール|2種類のロースト麦芽を使ったビターな1本

オラホビール「アンバーエール」

出典:オラホビール公式サイト

オラホビール(OH!LA!HO BEER)は1996年に長野県東御市で創業した老舗ブルワリー。当初から日本ではなじみの薄かったエールスタイルを手がけ、色や香り、味わいのすべてにこだわりを貫いてきました。

そんなオラホビールが新たな節目に、長年磨き上げてきたアンバーエールのレシピをリニューアル。独特のアンバーカラーと複数のロースト麦芽が織りなすほろ苦くも豊かな風味、ふくよかなアロマが心地よいリッチな味わいのアンバーエールに仕上げています。

インターナショナル・ビアカップ2020銀賞受賞。

アルコール度数は5%。

製造元:オラホビール(株式会社 信州東御市振興公社)
公式サイトはこちら

「アンバーエール」のおいしい飲み方

アンバーエールのおいしい飲み方

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「アンバーエール」のおいしさを最大限引き出すには、どのような飲み方をすればよいのでしょうか。温度やペースなど、おすすめの飲み方をみていきましょう。

「アンバーエール」の魅力を堪能できる温度帯は?

「ビールはキンキンに冷やして飲むのがおいしい」という意見もあるかもしれませんが、実際はビールの種類によって飲みごろの温度が異なります。日本で広く飲まれているラガービールでも飲みごろ温度は6〜8度で、3度以下に冷やすと寒冷混濁という現象が生じ、本来のおいしさが損なわれてしまう可能性があるので注意が必要です。

「アンバーエール」を含むエールビールの場合、香りや深いコクを味わうためには、冷やしすぎないほうが、ビールの魅力が堪能できるといわれています。ラガービールの6〜8度に対して、アンバーエールの飲みごろは8〜10度くらいのやや高めの温度帯。おおまかな目安としては、冷蔵庫から取り出したら、10分ほど室温で放置したくらいと覚えておくといいかもしれません。

グラスに注いで飲むときも、グラス自体をあらかじめ冷やしたり、凍らせたりといったようなことはせず、軽く水で洗ってそのままビールを注ぎましょう。一気にゴクゴクと飲み干すより、心持ちゆっくり飲み進めるようにします。なぜなら、「アンバーエール」を含めたエールビールの魅力である香りは、常温に近いほど豊かになる性質があるから。ビールの温度が若干上がることで、濃厚な香りや味わいの変化をたのしむことができるでしょう。

ビールグラスでアンバーエールを堪能

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「アンバーエール」をおつまみとのペアリングでたのしむ

「アンバーエール」は、それ自体に芳醇な香りやコクがあるため、濃い味つけの料理と合わせると、ビールの苦さやコクにより、より濃厚な味わいをたのしむことができます。なかでも、焼き肉やステーキなどの肉料理との相性は抜群です。

「アンバーエール」はアメリカ生まれということで、カジュアルにハンバーガーやフライドポテトをセレクトしてもいいですね。もちろん、焼き魚など食材の風味を味わうシンプルなおつまみともよく合います。守備範囲の広いビアスタイルなので、いろいろな料理と合わせてとっておきのペアリングを見つけてみてください。

「アンバーエール」は、クラフトビールブームの発信地であるアメリカで生まれたエールビール。焙煎モルトの香ばしい風味とコク、ホップの苦味が味わえる、個性豊かなビアスタイルです。まずは身近で入手できる「アンバーエール」からトライして、その魅力に触れてみてください。

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