日本酒蔵の杜氏が造るりんごのお酒「シードルロンロン」より新商品「プロトタイプ」がECサイトで販売開始

日本酒蔵の杜氏が造るりんごのお酒「シードルロンロン」より新商品「プロトタイプ」がECサイトで販売開始

山陽盃酒造(兵庫県宍粟市)は、自社が製造するりんごのお酒「CIDRE RonRon(シードルロンロン)」の新商品「Prototype(プロトタイプ)」の発売を開始しました。

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日本酒蔵としてのアイデンティティを表現

“香りが爽やかで、食事と合わせたくなる透明感ある味わい”という、りんごの発泡酒「シードルロンロン」。発酵への知見と高い醸造技術をもつ「杜氏」ならではのクリアで美しい味わいが特徴となっているこのシリーズについて、開発した山陽盃酒造は「日本酒をつくる私たちだからこそ実現できる」とコメントしています。そこには、使い慣れた清酒酵母だけを使用することからくる自信と、日本酒蔵としてのアイデンティティを表現したいという思いが込められているようです。

新商品「プロトタイプ」誕生の経緯

新商品「プロトタイプ」誕生の経緯

現行商品の「シードル ロンロン セミスイート」と「シードル ロンロン ドライ」は、兵庫県産のりんごを使用しているそうなのですが、兵庫県産りんご果実の入荷量が製造量に追いつかず、他県から果汁を仕入れる場合があったのだとか。そこで山陽盃酒造は「杜氏が持つ高い醸造技術力」という強みに立ち返り、現行商品とはちがう個性ある味わいの「シードル ロンロン」を開発することに。そしてこの度、実験的な商品という位置づけで4種類の「プロトタイプ」が誕生し販売されることになったそうです。

新商品「Prototype(プロトタイプ)」のラインナップ

ここからは、新発売となった「プロトタイプ」の4商品(「きょうかい酵母清酒用1801号」、「無濾過」、「高アルコール」、「アメリカンホワイトオーク」)について、その味わいや特徴を紹介していきたいと思います。

きょうかい酵母清酒用1801号

新商品「Prototype(プロトタイプ)」のラインナップ

業界初となる「きょうかい1801」というパイナップルのような香りを生む酵母を使用。

無濾過

新商品「Prototype(プロトタイプ)」のラインナップ

りんごのお酒のピュアな味わいを、そのまま瓶にとじ込めたという「無濾過」。シードルの多くは数回のろ過を経て商品化されますが、その理由は「おり」の部分に香味の欠点となる、においやえぐ味などが吸着しやすいため。一方、「無濾過」は適切な発酵をたどって製造することにより、無濾過でも爽やかな味わいを実現しているといいます。

高アルコール

新商品「Prototype(プロトタイプ)」のラインナップ

「高アルコール」は、「シードルはジュースみたい」というオトナに贈る、アルコール11%のストロングタイプ(無炭酸)。味わいはドライで、りんごワインとしてそのまま飲むほかに、ソーダやトニックウォーターなどと割って飲むのもおすすめ。

アメリカンホワイトオーク

新商品「Prototype(プロトタイプ)」のラインナップ

「アメリカンホワイトオーク」は、その名の通り、アメリカンホワイトオーク樽の甘い香りをつけて瓶詰めされています。バニラのような甘い香り(バニリン)が風味豊かで、より柔らかく、より濃厚で、奥行き深い印象を与えます。

販売セット概要

CIDRE RonRonオールスターズ飲み比べセット ハーフ/フルボトル(360ml/720ml 6種)

新商品のプロトタイプと現行商品のすべてが飲み比べできる6本セット。

販売セット概要

内容:
<プロトタイプ>
・きょうかい酵母清酒用1801号
・無濾過
・高アルコール
・アメリカンホワイトオーク

<現行商品>
・セミスイート
・ドライ

以上各1本、計6本

容量:360ml/720ml
価格:360ml:7,700円
     720ml:13,200円
(税込、送料込み)

CIDRE RonRonプロトタイプ飲み比べセット ハーフ/フルボトル(360ml/720ml 4種)

新商品のプロトタイプのみの4本セット。

販売セット概要

内容:
<プロトタイプ>
・きょうかい酵母清酒用1801号
・無濾過
・高アルコール
・アメリカンホワイトオーク

以上各1本、計4本

容量:360ml/720ml
価格:360ml:6,600円
     720ml:9,900円
(税込、送料込み)

※すべて国内送料込みの価格。

※先行予約(購入)の順番で、11月15日から順次発送予定。

CIDRE RonRon(シードル ロンロン)について

CIDRE RonRon(シードルロンロン)について

「シードル ロンロン」は、老舗酒蔵「山陽盃酒造」が創業以来はじめて日本酒以外のお酒として2020年12月にリリース。「地元・兵庫の豊かさを知ってもらいたい」、また「酒を選択することで、アルコール飲料の良さを再発見して欲しい」という想いがこめられているといいます。

>>「ロンロンプロトタイプ」公式サイト
>>山陽盃酒造オンラインショップ
「シードルロンロン」Instagram:@hyogocidre_ronron
「シードルロンロン」Facebook:@cidre0790

山陽盃酒造について

1837年(天保8年)創業の酒造メーカーで兵庫県宍粟市で日本酒「播州一献」「ののさん」を製造販売。2015年より七代目である専務取締役・壺阪雄一が杜氏(製造責任者)を務め、「食卓を豊かにする酒を届ける」をモットーに、料理をよりおいしくする酒づくりを目指しています。

会社名:山陽盃酒造株式会社
所在地:兵庫県宍粟市山崎町山崎28

※今回お届けした情報は記事執筆時点のものです。ご利用の際は状況が異なる場合がありますのでご注意ください

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