【ビールde バトンリレー】BC Beer Trading (BEER OWLE)代表 草場達也さん

【ビールde バトンリレー】BC Beer Trading (BEER OWLE)代表 草場達也さん

2021年の3月に終了したビール専門の姉妹サイト「ビアパレット」の好評連載記事をたのしいお酒.jpで紹介します。今回は、VERTERE 鈴木さんからご紹介頂いたBC Beer Trading代表の草場さんを取材しました。更新日:2020年2月

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ビールを愛する、BC Beer Trading 草場さん

ビールを愛する、BC Beer Trading 草場さん

ビールを愛する、BC Beer Trading 草場さん

留学先で飲んだビールがおいしかった

ビールを好きになったきっかけは、カナダのトロントでビールを飲み始めたことがきっかけでした。一般企業を退職した後、学生の頃からやっていた音楽の仕事ができないかと、カナダのトロントに留学に行きました。

日本にいた時は、ウイスキーが好きでよく飲んでいましたが、カナダではウイスキーの値段が高く、あまり飲むことができませんでした。

そこで飲み始めたのは、トロントのビールでした。元々ビールはあまり好きではなかったですが、Ale Style やフルーツラガーがとても美味しくて、ビールを飲み始めました。

クラフトビールにはまったきっかけは、えぞ麦酒の「シェークスピア・スタウト」

一度日本に帰国して、働いていたお店に常設されていたのが、えぞ麦酒さんの「シェークスピア・スタウト」でした。とても美味しいビールで、飲んでいるうちにどんどんビールにハマっていきました。

そのタイミングで、当時住んでいた東中野に「THE HANGOVER」が開店し、通いつめていました。そこで、当時バーのマスターで現在、Tokyo Ale Works で醸造士として働くRandyさんにビールについて教えてもらいクラフトビールを学ぶことができました。

バンクーバーのビールが自分に合うと思った

日本で、ビールにハマり自分のやりたいことが固まっていった時に、もう一度海外に行こうとバンクーバーに向かいました。バンクーバーで立ち寄ったビアバーのビールを飲んだ時に、「現地のビールはやっぱり美味しい」と感動しました。

モルト感があってボディーが強いバンクーバーのビール

カナダでは、フリーライターとして2ヵ月滞在していました。その間、現地のカルチャーを体験したり、様々なお店を回りってはバンクーバーのビールを飲み歩いていました。

当時のバンクーバーのクラフトビールのシェアは15%を超えていて、歩ける範囲で10軒ものブルワリーがあるような街でした。

この時実は、ポートランドに行こうと思っていたので、ビールの街ポートランドでは、「もっと美味しいビールが飲めるのではないか」と期待していました。

その後実際に、ポートランドに行ってビールを飲んだ時に、個人的な感想ではありますが、バンクーバーのビールの方が美味しいなと感じました。モルト感のあるボディーが強いというのが自分に合ったのだと思います。

いつ飲んでもおいしいバンクーバーのビール

インポーターの仕事をして、5年程経ちますが、バンクーバーのブルワリーは、あまり主軸を変えずにビールを造っているなと思っています。

ニューイングランドIPAが人気だからといって、人気のスタイルばかりを増産するのではなく、ブラッシュアップされたレシピでビールを造っているのです。

いつ飲んでも変わらずおいしいというのは、バンクーバーのビールの魅力の一つだと思います。

共同経営者の塚田に出会えた事で、ビールに向き合う姿勢が変わった

ビール人生で最大の出来事は、BC Beer Trading の共同経営者である、塚田洸に出会えた事ですね。塚田は、バンクーバーでよく訪れたビアバーのマスターに紹介してもらいました。

「同世代で、ここまで美味しいビールを造れる人」との出会い

塚田は、Parallel49 Brewing のブルワーとして、現在は、R&Dブルワー(新商品開発)として働いていています。同時期に日本に一時帰国した際に塚田から、Parallel49 Brewingの輸入をやらないかと持ち掛けられ、インポーターの仕事を始めました。

塚田は、毎週自宅でもビールを仕込んでいて、そのビールを飲ませてもらった時に、「こんな美味しいビールを造る人がいるんだ!ビール造りに関しては何もかなうはずがない。」と度肝を抜かれました。

彼と出会い、同世代で、ここまで美味しいビールを造れる人がいたことで、ビールに向き合う姿勢が変わっていきました。塚田に出会えなければ、今の自分はいなかったと思うので、とても感謝しています。

私は「日本のBC州ビールの営業マンだ」と思っています

ビールのインポーターは、今流行っているスタイルの紹介や販売をする事が多いと思います。

しかし、私は、塚田や信頼するBC州ののブルワーが造ったビールを販売しているので、契約ブルワリーの営業マンに似ているかもしれません。

もちろんインポーターとの側面もありますが、現地にいるブルワーに代わって日本で、商品を広げていくというのが私の仕事です。

こだわりを持たずにビールを楽しんでほしい

「とりあえず生!」のように「とりあえずIPA!」

私がビールに飽きずに携わることができているのは、自分の日常的な生活にビールが馴染んだからかなと思っています。

そのため、ビールを楽しむ人に対しても、あまり、クラフトビールの銘柄に強く思い入れを持たずに楽しんでほしいなという想いがあります。「とりあえず生!」のように「とりあえずIPA!」という選び方があってもいいのかなと思っています。

静岡にできたクラフトビール酒屋として楽しんでほしい「BEER OWLE」

「BEER OWLE」は、BC Beer Tradingの直営店とは大々的に言っていません。お客様には、静岡県にできたクラフトビール酒屋というほうが、親しみやすいのかなと思ったからです。他のインポーターさんのビールや静岡県で造られたビールも扱わせてもらっています。

お客様には、クラフトビールの特徴を気軽に知ってもらえればうれしいと思っています。「BEER OWLE」の久保店長から、具体的な商品の説明を受けて、自分に合うクラフトビールを見つけてほしいなと思っています。

10種類のうち5種類は静岡県で造られたビールをオンタップしています。取材時2020年1月27日のラインナップ

10種類のうち5種類は静岡県で造られたビールをオンタップしています。取材時2020年1月27日のラインナップ

取り扱っているビールを美味しいと言ってくださる事が一番うれしい

BC Beer Tradingで扱っているビールを扱いたいといってくださる事や、美味しいと言ってくださる事はこの上なく嬉しい事ですね。

お客様の反応があった時に、インポーターとして続けていられることが良かったなと思います。

お客様に品質管理について尋ねられる事があります。私自身も現地の塚田さんに聞きながら勉強していますが、お客様に正しく伝えることは、難しい事だなと常に思っています。

ブルワーがいいなと思うビールが、市場でもいいビールとは限らないので、自分の商品とどう向き合うのかはかなり悩みました。

店内の冷蔵庫には様々な種類のビールが並びます

会社を続けていく事ができたらいいなと思っています。

会社を続けるという事は、今の短期的な目標ですね。そのために、「BEER OWLE」も色々な方に認知していただきたいなと思っています。

また、塚田のキャリアにプラスになるような仕事ができればなと思っています。日本のお客様にもバンクーバーのクラフトビールが根付いていけるように、広げていきたいと思っています。

クラフトビールの街・静岡

地域に根付くクラフトビール

静岡は、ベアードブルーイングなど静岡を代表するブルワリーがあり、地域の方にクラフトビールが根付いています。クラフトビールにどんな種類のビールがあるのかを知っている人が多いのは、静岡の土地柄なのかなと思っています。

「BEER OWLE」でも、近隣の店舗と共同でイベントを開催することがあります。このような活動が、全国に広がりクラフトビールを飲んでくれる人や興味を持ってくれる人がもっと増えていってくれればいいなと思います。

カナダの北西部のビールも飲んでほしい

私がカナダのビールに、ハマるきっかけとなったビールは、Driftwood Brewery(ドリフトウッド ブルワリー)の「Fat Tug:IPA」や最近好きになった「Parallel49 Hillbilly Ninja Hazy Pale Ale」です。

カナダの北西部で造られているスタイルのIPAは常に美味しいので皆さんにオススメしたいですね。

草場さんオススメのFat Tug IPA(左)とHILLBILLY NINJA HAZY PaleAle(右)

草場さんオススメのFat Tug IPA(左)とHILLBILLY NINJA HAZY PaleAle(右)

休日は、静岡の有名なサウナに行っています。

静岡には有名なサウナ屋さんがあり、週に1回は行く程サウナにハマっています。

また、日常を娯楽的に楽しむ文化というのを大事にしたいなと思っています。

「BEER OWLE」の壁に描かれているフクロウの絵を描いてもらった友人に、 Art Boozeというイベントでアーティストにその場で絵をかいてもらうイベントを開催したりしています。ビールもアーティストも、もっとカジュアルに表に出てきてくれるようになればと思っています。

「BEER OWLE」の壁には、印象的なフクロウの絵が描かれています。

「BEER OWLE」の壁には、印象的なフクロウの絵が描かれています。

静岡ビアマップを見て、静岡にビールを飲みに来てほしいなと思います

静岡のビール文化は面白いので、是非静岡ビアマップ片手に遊びに来てもらえればと思っています。

また、BC Beer Tradingで取り扱っているビールは、ECサイトでも販売しているので、ご覧いただければと思います。ビールは何よりも飲んでみないとわからないので、まずは手に取ってほしいなと思います。

個性的なパッケージで、思わず手に取ってしまう魅力的なビールが並んでいます。

個性的なパッケージで、思わず手に取ってしまう魅力的なビールが並んでいます。

グラウラーも販売しているので、気に入ったビールを自宅に持ち帰ることもできます。

グラウラーも販売しているので、気に入ったビールを自宅に持ち帰ることもできます。

【BC Beer Trading取り扱いブルワリー】
・Parallel49 Brewing 
・Driftwood Brewery
・Central City Brewers + Distillers
・Strange Fellows Brewing

【草場 達也氏 プロフィール】

出身は、東京都国分寺。大学卒業後、医療系メーカーの営業として働く。退職後は、学生時代にやっていた音楽で何か仕事ができないかとカナダに留学。カナダのクラフトビールの魅力に引き込まれ、帰国後に本格的にクラフトビールにハマっていく。

再度カナダを訪れ、Parallel49で醸造士として働く、塚田洸氏と出会い、同時期に日本に帰国した際に、塚田氏からParallel49インポーターの誘いを受け、合同会社 BC Beer Trading を設立、代表社員になり、現在に至る。

《撮影協力》BEER OWLE

BEER OWLEは、BC BEER Trading が運営に携わるクラフトビール専門の酒屋です。

BEER OWLEは、BC BEER Trading が運営に携わるクラフトビール専門の酒屋です。

店舗概要

・TEL:050-3716-2169
・所在地:〒420-0856 静岡県静岡市葵区駿府町1-27
・アクセス:新静岡駅 徒歩3分

・営業時間
  月~金 15:00~22:00
  土・日・祝 13:00~22:00
  休み/不定休

・BC Beer Trading公式ホームぺージ:https://bcbeertrading.com/
・BEER OWLE 公式ホームぺージ:https://BEEROWLE.com/
・BEER OWLE 公式Facebook:https://www.facebook.com/BEEROWLE/

※本記事は「ビアパレット」で掲載していた記事を再編集しています。記事内の情報や商品の価格は取材当時の情報ですので、ご了承ください。

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