【ビールde バトンリレー】FatBarley Brewing 森 慶太郎さん

【ビールde バトンリレー】FatBarley Brewing 森 慶太郎さん

2021年3月に終了したビール専門の姉妹サイト「ビアパレット」の好評連載記事をたのしいお酒.jpで紹介します。ISANA BREWING 千田さんにご紹介いただいたFatBarley Brewingブルワー兼ASHFORD Craft Beer Pubオーナー森さんを取材しました。取材日:2019年7月

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ビールを愛する、Fat Barley Brewingブルワー兼ASHFORD Craft Beer Pubオーナー 森 慶太郎さん

ビールを愛する、Fat Barley Brewingブルワー兼ASHFORD Craft Beer Pubオーナー 森さん

ビールを愛する、Fat Barley Brewingブルワー兼ASHFORD Craft Beer Pubオーナー 森さん

ロンドンのブリティッシュパブのカッコよさに衝撃を受けた

イギリスのロンドンに交換留学をした際に、訪問したブリューパブに衝撃を受けました。タップがずらっと並んでいて、カッコいいなと思いました!そこで、ギネスビールや黒ビール、ナイトロビールなど、ビールにも色んな種類があることを知りました。そこから、他の国に行ってもパブに行くことが増えていきました。

海外には、イギリスの他に、カナダ、アメリカ、オーストラリアなどの英語圏に行きました。イギリスにいる時は、週に1回程ビールを飲んでいました。イギリスビールのリアルエールは、温度が高いので、ゆっくりと時間をかけて飲むのが好きでしたね。

ASHFORD Craft Beer Pubを東京都羽村市にオープン

店内の様子

海外のブリューパブを回っている時から、いつかビールを取り扱うお店を開きたいと思っていました。

日本に帰ってきた時に、知り合いの方の誘いで、1年程居酒屋の店長をしていました。その後、“どうせやるなら自分の店を開きたい”と思い小作駅の近くで小さなビア・レストランを始めました。お店が手狭になったこともあり、現在のお店に5年前に移りました。

ビール造りを始めたのは、2018年の4月です。ビールは、いつか自分で作りたいと思っていました。2018年の4月に、発泡酒免許が変わることを知ったので、制度変更前に間に合うよう、そこから急いで免許申請の手続きをしました。

お店の経営をしながら、ほとんど一人で、会社を設立、免許の書類の作成、醸造設備の手配と設置、その合間を縫って、ビール醸造の研修でポートランドに2日間行ったりしたのは、とても大変でしたね。

ファーストバッチは、ペールエールでした。初めて飲んでくれたお客さんが“おいしい”と言ってくれたのがすごく嬉しかったですね!

印象に残るビールをつくりたい

研修を行ったポートランドでは、おいしくて印象に残るビールが多いんですよね。だから、自分がビールをつくる時も、常に印象に残るビールをつくりたいと思っています。ホップを沢山使って、香りをよく出したり、苦みを強く出したりというのを心がけています。

いつも見本としてあるのは、ブリュードックですね。ブリュードックのようなバランスのビールをつくりたいと思っています。

同じレシピのビールをつくらない

今まで30種類程のビールをつくりました。ASHFORD Craft Beer Pubでは、常に自社のオリジナルビールを8種類繋げています。定番のビールだとしても、毎回ちょっとずつレシピを変えているので、同じ味のビールは生まれないですね。

定番のマディーホップジュース(ABV6.5%/IBU30:Regular:820円,Pint:1,300円)やハリーポーター(ABV5.5%/IBU16:Regular:680円,Pint:1,100円)は人気ですね。

左:ハリーポーター、右:マディーホップジュース

左:ハリーポーター、右:マディーホップジュース

噂のブルワリーは行ってみたい

新しいビールとか、これおいしいよと言われたビールは、飲むようにしています。休みの日は、なるべく多くのブルワリーやブリューパブに行くようにしています。

よく行くのは、ISANA BREWINGやVector Beerですかね。ISANA BREWINGでは、今度Fat Barley Brewingで作ったポーターをナイトロで出してくれるので、楽しみにしています。

Vector Beerでは、醸造の研修をさせてもらいました。

醸造の研修の様子

イベントにもっと出てみたい

2019年に初めてビールイベント「ビアフェス東京」に出ました。イベントでは、ニューイングランドIPA「マディーホップジュース」とアメリカンペールエールの「リトルモアザンペールエール」を出していました。

イベントに出たことで、ビール醸造の問い合わせがあったり、お店に来店してくれるお客さんがいたりと嬉しい反響がありました。これからは、イベントに頻繁に出展していきたいと思っていますね。

また、いつかは、ブリューパブを開きたいと思っています。今のビール醸造所は隣駅にあるのですが、将来は、醸造所とお店を一緒でブリューパブとして営業したいと思っています。

よく飲むビールタイプはIPA

好きなビールのタイプは、IPAです。今つくっているビールでも、IPA系のビールが多いですね。
研修のポートランドでつくった、ラブリュワトリーっていうブルワリーの「Bigger in Japan」と言うビールはオススメです!すごくおいしいので、日本に入荷した時は、必ず飲みに行きます。

店内の様子

ASH FORDの名前の由来は

ASH FORDは、イギリスの南東にある、国際的な鉄道のターミナル駅の名前です。旅をしていた際に、迷ったり、財布を落としたり、ASH FORDで結構大変な思いをしたんですね。でも、イギリスのおばあちゃんが財布を拾って届けてくれていて財布は戻ってきたんです。

時間は半日ロスしてしまったんですけど、いい思い出になったので、忘れないようにお店の名前にしました。

オススメは、2時間飲み放題

2時間制の飲み放題をやっています。ビール2種類で2,000円、全種類で2,800円となっています。皆さんよく利用されます。ビールだけでなく、他のアルコール類もたくさん取り揃えています。フードの中では、フランス製の熟成肉のグラム売りは人気ですね。

お食事も充実

【森 慶太郎さん プロフィール】

アメリカやカナダ、イギリスに交換留学など海外滞在経験をした後、日本で居酒屋の店長を始めたことで飲食店の世界に入る。海外滞在時から、ビールを扱いたいという思いがあり、JR青梅線 小作駅近くにビア・レストランをオープンしたのち、2014年に現在の場所にASHFORD Craft Beer Pubを立ち上げ新装オープンした。2018年にFat Barley Brewingを立ち上げ自らビールを醸造し始める。現在、株式会社 Fat Barley代表取締役。

<取材協力>ASHFORD Craft Beer Pub

店内の様子

JR青梅線小作駅から徒歩3分。自社のオリジナルビール8種類やゲストビールが楽しめるお店です。イギリス、ドイツ、イタリア各国のおいしい料理も食べることができ、ビールとの相性抜群です!オシャレで落ち着いた空間で、モニターに映し出されたスポーツ観戦もすることができます。
※価格等は取材時(2019年6月27日)現在のものです。

・TEL
042-579-1320

・所在地
〒205-0001
東京都羽村市小作台1-11-6 NTKビル106

・アクセス
JR青梅線小作駅より徒歩3分

・営業時間
17:30~25:00 (L.Oフード24:00、ドリンク24:30)

・定休日
月曜日

・公式HP
http://ashford.bitter.jp/

・公式Facebook
https://www.facebook.com/ASHFORD Craft Beer Pub-692253004130276/

※本記事は「ビアパレット」で掲載していた記事を再編集しています。
記事内の情報や商品の価格は取材当時の情報ですので、ご了承ください。

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