ビールを早く確実に送る方法とは?

ビールを早く確実に送る方法とは?
出典 : Kirill Z / Shutterstock.com

ビールを送る方法としては郵送や宅配便などが考えられますが、「ビールを早く、確実に送りたい」と思った際に、どの方法がよいのか、どんな点に気をつけるべきかなど、意外とわかっていないもの。そこで今回は、ビールを上手に送る方法や注意点について解説します。

  • 更新日:

ビールを送る方法1:ビールを送る際の注意点

Peter Gudella / Shutterstock.com

ビールを送る際の2つのポイント

ビールを送る方法について、詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

というのも、お中元やお歳暮などでビールを送る場合、ギフト取扱いのあるネットサイトや店舗などの購入先から配送してもらうのが一般的。近年、人気のクラフトビールを送る際も、いわゆる「産直便」のように、ブルワリーの通販で贈答先を指定して送れば、鮮度の高いビールが発送されて風味を保つ意味でも安心です。

自宅からビールを送るなら、自分で梱包して、郵便や宅配便を利用することになります。具体的な梱包・配送方法などを知る前に、気になる2つのポイントをおさえておきましょう。


【ポイント1:ビールなどアルコール飲料は送れるの?】

「お酒はアルコール飲料なので送れない」と聞いたことがあるかもしれません。ビールもお酒なので、郵便や宅配便では送れないのではと心配な人もいるでしょうが、結論からいうと、送れます。

確かに、アルコールは危険物に見なされるため、お酒もアルコール度数によっては送ることができません。たとえば「ゆうパック」では、次のように定められています。

◇アルコール度数70度超:送ることができません
◇アルコール度数24度超~70度以下
 5リットル以下:送ることができます
 5リットル以上:送ることができますが、航空輸送はできません
◇アルコール度数24度以下:送ることができます

こうした基準は宅配便でも同様です。ビールのアルコール度数は酒税法で20度未満と定められているので、問題なく送ることができます。

郵便局:ゆうパックでお酒は送れますか?

ヤマト運輸:ビールや日本酒・ワインなど(アルコール飲料)は、送れますか?

【ポイント2:「要冷蔵」のビールの送り方】

ビールは一般的に、高温の場所で保存すると品質が劣化してしまいます。とくにクラフトビールなど「要冷蔵」と明記されているものは注意が必要です。

クラフトビールには、独特の風味を活かすため酵母を残したまま出荷している商品もあります。このようなビールでは、温度が上がると酵母が活動を始めて風味が変わってしまうため、「要冷蔵」としているのです。

酵母を除去している一般的なビールであれば、通常の方法で送っても問題ありませんが、「要冷蔵」のビールは、低温の状態を保って送られる「クール便」を利用しましょう。

ビールを送る方法2:ビールの梱包方法

eranicle / Shutterstock.com

缶ビールを梱包する方法

缶ビールを梱包する際は、まず段ボールを用意しましょう。ゆうパックや宅配便の料金は、荷物の大きさと送り先までの距離で決まるので、なるべく小さい箱に梱包するのがポイントです。

缶は意外にもろいので、大きな衝撃を与えると中身が漏れ出してしまうこともあります。そこで、缶ビールの上下左右に、緩衝材(発泡スチロールやエアクッションなど)を隙間なく入れましょう。

缶ビールをケースごと送る場合でも、段ボールを別途用意し、緩衝材とともに梱包すると、より安心です。

瓶ビールを梱包する方法

瓶ビールも缶ビールと同様に、段ボールと緩衝材を用意します。瓶は割れ物なので、瓶そのものに緩衝材を巻くなどして、衝撃への対策をより万全にする必要があります。段ボール箱のなかで瓶が動かないよう、緩衝材で上下左右を埋めていきます。

瓶は横からの衝撃に弱いので、縦向きに入れるのがポイント。複数の瓶を送る場合は、瓶同士がぶつからないようにしましょう。

段ボールへの梱包が終わったら、荷物をお店に持っていきます。荷物には「こわれもの」や「ビン類」などのシールを貼ってもらいましょう。

なお、ゆうパックや宅配便には、荷物が破損した場合の補償がついています。また、ビールなど酒瓶を送るための箱も販売されているので、梱包に不安がある場合はそれを利用してもよいでしょう。

ビールを送る方法3:ビールを送る手段

iJeab/ Shutterstock.com

ビールを「ゆうパック」(日本郵便)で送る方法

ビールを送る方法として、日本郵便の「ゆうパック」から見ていきましょう。

まずは、郵便局か提携コンビニ(ローソン、ミニストップなど)で「ゆうパック」の貼付ラベルを入手します。このとき、元払いと着払いを間違えないよう気をつけましょう。

ラベルを記入する際は、品名にしっかり「ビール」と明記するのがポイントです。単に「お酒」と書くと、郵便局でアルコール度数がわからないため、「航空輸送禁止シール」が貼られて陸送になります。遠方に送る場合は到着が遅れてしまうので注意しましょう。

また、「ゆうパック」には「持込割引(120円)引き」や「同一あて先割引(60円引き)」スマホアプリの「ゆうパックスマホ割」といった割引制度があるので、これらを利用すれば、お得にビールを送ることができます。

ビールを宅配便で送る方法

ヤマト運輸の「宅急便」や、佐川急便の「飛脚宅配便」などの宅配便でもビールを送れます。宅配便で送る場合も、品名には「ビール」と明記しておきましょう。

宅配便にもさまざまな割引制度があるので、積極的に利用しましょう。「宅急便」の場合、たとえば「デジタル割」は、自宅で送り状を作成したり、スマホで送ったりすると荷物1個につき60円の割引となります。また、お店へ荷物を持ち込むと「持込割」で、荷物1個につき100円の割引。クロネコメンバーズなら「持込割」100円に加えて、さらに50円割引されます。


ビールを送る際は、缶や瓶が破損しないよう梱包することと、うまく割引を適用するのがポイント。ぜひ、参考にしてください。

※今回お届けした情報は記事執筆時点のものです。ご利用の際は状況が異なる場合がありますのでご注意ください

おすすめ情報

関連情報

ビア検(日本ビール検定)情報

ビールの基礎知識
広告掲載について

ビア検(日本ビール検定)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事