能登の地域食材に寄り添う日本酒「竹葉の食材特化シリーズ」から初の日本酒3本セットが登場
数馬酒造(石川県鳳珠郡能登町)は、地域食材の味わいに寄り添う日本酒「竹葉の食材特化シリーズ」より、「能登牛(のとうし)」・「イカ」・「牡蠣(かき)」をより一層おいしくたのしめるよう、食べ合わせた際のマリアージュにこだわり尽した日本酒3本セットを自社オンラインショップにて、数量限定で販売を開始しました。
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目次
食の時をたのしくする日本酒を地域食材とともに…「竹葉の食材特化シリーズ」
食材特化シリーズ「牛・いか・オイスター」3本セット
「竹葉の食材特化シリーズ」は、数馬酒造の地元である能登の食材「能登牛」、「イカ」、「牡蠣」そして「ジビエ」に特化し、製造背景から、食べ合わせた時のマリアージュに至るまでを考え抜いた日本酒を展開。今回、数量限定で販売を開始した食材特化シリーズ「牛・いか・オイスター」3本セットは、食材特化シリーズで人気の「竹葉 能登牛純米」「竹葉 いか純米」「Chikuha Oyster」のラインアップとなっています。
セット商品発売への経緯
数馬酒造ではセット商品としての発売は、2020酒造年度の今シーズンが初めてなのだとか。これまでは各商品が発売後、数か月から半年で完売になるなど、シリーズとして商品が出揃うことはなかったそうです。しかし、発売後の大きな反響を受けて、生産体制を強化。これにより増産が可能となり、セット商品として販売できるようになったそうです。
また、食の時をたのしくする日本酒ブランド「竹葉」として、食材とともに味わう日本酒のたのしさを存分に感じていただきたい…という思いとこだわりが詰まっているといいます。
「食材特化シリーズ」の特徴
「食材特化シリーズ」は地域食材にフォーカスし、新しい挑戦心で醸した日本酒だそうで、2018年の「竹葉 能登牛純米(のとうしじゅんまい)」の発売を皮切りに、2019年5月に「竹葉 いか純米」、11月に「竹葉 gibier(ジビエ)純米」、2020年1月に「Chikuha Oyster(チクハオイスター)」を発売し、シリーズは現在4種類に。
数馬酒造では、味わいのみならず、能登の生産者を取り巻く背景や地域課題を共有し、資源の循環やテロワールの考えを大切にした商品開発を行っているといいます。
地域食材にフォーカスし、新しい挑戦心で醸した日本酒「食材特化シリーズ」
出典 https://prtimes.jpこの「食材特化シリーズ」は数馬酒造の掲げる【「醸しのものづくり」で、能登の魅力を高める。】という使命に基づき、酒造りを通して地域食材の魅力を最大化するための商品です。これらのお酒を通じて、地域食材への関心を高め、味わい、楽しみ、能登へ想いを寄せてくださることを願っています。
「食材特化シリーズ」誕生の背景
数馬酒造は地元の若き農家と協力し、能登の耕作放棄地を開墾して酒米を栽培する「水田作りからの酒造り」を2014年に始めました。この取り組みは、数馬酒造にとって酒造りを通して地域課題を解決することの大きな可能性と意義、そして喜びの原体験となったといいます。これまでに東京ドーム5個分の耕作放棄地を水田に戻しているのだとか。
これを機に、2017年には畜産業を営む地元企業と協力した循環型の日本酒を開発。それが食材特化シリーズの第一弾となる「竹葉 能登牛純米」だったそうです。
農業と酒造業に畜産業を加えて、地域の未来のためになるものづくりを考えた際、互いの副産物をシェアしようという声が上がりました。そこで、農業で米の収穫後に発生する米のもみ殻と、畜産業で発生する牛の排泄物を合わせて堆肥にし、農地に返す。その農地で栽培した米を数馬酒造が酒造りのために精米し、発生した米粉を牛の餌にする、という農業、畜産業、酒造業の副産物をシェアした循環型の連携を実現できたそうです。
その際、日本酒の味わいも能登牛にふさわしい酒質にするため、数年の試験醸造過程を経て数馬酒造の酒造りで初めて、昔ながらの酒造方法である「生酛(きもと)仕込み」を採用。通常の酒造り以上の時間と労力を要する製法でしたが、濃厚な能登牛の味わいに相乗する、しっかりとした旨味と酸味のある酒質にするための挑戦だったといいます。
能登牛とのマリアージュにこだわった日本酒「竹葉 能登牛純米」
こうして誕生した能登牛純米は、飲食店、酒類取扱店など各方面から大きな反響があり、発売を開始した早々に完売となったそうです。また、新規性や独自性に優れたブランド化の可能性ある製品として石川県から食品部門において最も優秀である「プレミアム石川ブランド」の認定も。その後、フランスのソムリエによる日本酒品評会「Kura Master」においても2018年、2019年と二年連続で金賞を受賞。こうして、日本酒を通じ、地域食材の魅力を最大限に高める酒造りを加速させることになったといいます。
「食材特化シリーズ」で取り組むおいしさへのこだわり
酒造りは発酵に適した気温が低温であることから、外気温が低い11月から3月までがシーズンです。この時期に醸した出来立てのお酒のおいしさはフレッシュ感をともない格別なのだとか。同時に味わいの鮮度を保つためには保管温度や瓶詰め時の製法が重要といいます。
食材特化シリーズのおいしさを、年間を通して変わりなくお届けできるよう増産するにあたり、数馬酒造では2つの設備投資を行ったそうです。
保管のための冷蔵庫
2020年に増設した大型冷蔵室
数馬酒造では、2020年9月にマイナス温度で貯蔵が可能な大型冷蔵施設を増設。この冷蔵庫に造りたてのお酒を瓶詰めした状態で保管しているとのこと。瓶の状態で貯蔵することでお酒が空気に触れる面積を最小化させ、経年劣化のリスクを抑えているそうです。
瓶詰め作業において
非接触型充填機と瓶のまま火入れ・急冷が行えるパストライザー
瓶詰めの際にも酒質を損なわないよう瓶にお酒を密封した状態で、火入れと急冷を行える設備を2018年に導入し、瓶詰めラインをリニューアル。一般的に日本酒は「生酒」や特殊な製法のものを除き、発酵や腐敗を抑えるための火入れ作業を二回行ってから流通するそうですが、食材特化シリーズにおいては、なるべく造りたての風味に影響がないよう、通常二回行われる火入れ作業を一回に留めているのだとか。
こうした「おいしさへのこだわり」は、「食の時」を大切にする数馬酒造の想いそのもの、といいます。
日本酒を通じて能登の魅力を高める…数馬酒造の想い
出典 https://prtimes.jp折しも、2020年からの新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、多くの生産者様や飲食店様が困難な状況に立たされています。能登においては、農業や漁業といった一次産業を生業とする方が多く、食材特化シリーズにご協力いただいた生産者様への影響も少なくありません。我々も同様に自分たちの在り方について自問自答を重ねていました。
しかしながら、日本酒は人々の心を和らげるものであると、確信できた時間でもあります。「おいしい」がどれほど人々の心を励まし癒すかについて、改めて感じることができました。
コロナ禍中、何度も話し合いを重ね、経営理念を 『能登を醸す』 という一言に昇華。数馬酒造は日本酒と食材がもたらす、おいしい、楽しい、心地よい「食の時」を最大化し、日本酒を通じて能登の魅力を高める存在であると決意します。
今回のセット商品はシリーズの3本が揃うことにより、これらの想いをよりはっきりと感じていただける商品です。生産者様が心を込めて育てる地域食材に感謝するとともに、心和らげるひとときを楽しんでいただけましたら幸いです。
製品概要
食材特化シリーズ「牛・いか・オイスター」3本セット
食材特化シリーズ「牛・いか・オイスター」3本セット
<セット内容>
・竹葉 能登牛純米 - 720ml(1本)
・竹葉 いか純米 - 720ml(1本)
・Chikuha Oyster - 720ml(1本)
>>数馬酒造オンラインショップ商品ページ
竹葉 能登牛(のとうし)純米
竹葉 能登牛純米
能登の特産品である「能登牛(のとうし)」を広く知ってもらうため、能登の農業・畜産業・酒造業が連携して開発。
味わいをすっきりとさせるために原料米は食用米である石川県の早生品種米の代表格「ゆめみづほ」を使用。
深みのある酸を出すために生酛(きもと)仕込みにて醸し、爽快な酸味と芳醇な旨みが肉の濃厚な旨味に相乗する。
2018年度プレミアム石川ブランド認定
Kura Master2019 純米酒部門 金賞受賞
Kura Master2020 純米酒部門 金賞受賞
容量:720ml
価格:1,700円(税別)
>>数馬酒造オンラインショップ商品ページ
竹葉 いか純米
竹葉 いか純米
数馬酒造と同町内にある小木(おぎ)港は、日本有数のイカ水揚げ量を誇る。その地域資源である「小木イカ」を活用した地域活性化プロジェクトの一環として、イカの味わいに寄り添うよう醸した日本酒。
イカのねっとりとした甘みに合うよう、海洋深層水と海藻酵母を使用した純米酒に、熟成した純米生酒をブレンド。
甘・酸・旨のバランスで、バリエーション豊かなイカの様々な料理にも合わせられる包容力が最大の魅力。
2019年年度グッド石川ブランド認定
Kura Master2020 純米酒部門 金賞受賞
容量:720ml
価格:1,700円(税別)
>>数馬酒造オンラインショップ商品ページ
Chikuha Oyster(チクハオイスター)
Chikuha Oyster
能登は牡蠣の養殖が盛んで、1~3月の旬の時期には牡蠣のイベントが町を興して開催されるほど。この地域資源である牡蠣の味わいに寄り添うよう、牡蠣を土づくりに利用した能登産コシヒカリ、海洋深層水、ワイン酵母で仕込んだ日本酒となっている。
能登の海風を感じるミネラル感と、爽快な酸が感じられ、すっきりとした味わい。
容量:720ml
価格:1,700円(税別)
>>数馬酒造オンラインショップ商品ページ
竹葉 gibier(ジビエ)純米
竹葉 gibier純米
野生生物の命に感謝し、田畑や農作物、美しい田園風景などの地域資源を守るために開発した日本酒。
山廃仕込み特有の酸、しっかりとした米の旨味がジビエの力強い味わいを受け止め、心地よい余韻とともに滋味深く味わえる。氷温貯蔵にて、一年半の間しっかり熟成させてから届けるこだわり。
※2021年11月発売予定(ただいま熟成中)
容量:720ml
価格:1,700円(税別)
>>数馬酒造オンラインショップ商品ページ
数馬酒造について
明治2年創業。「能登を醸す」を経営理念に掲げ、清酒事業・リキュール事業・醤油事業を営む。
2015年9月の国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択される以前より、耕作放棄地の開墾や地域資源の利用を通して持続可能なものづくりに挑む。また、早朝や深夜労働、泊まり込みを行わない醸造体制の構築にも取り組んでいる。
会社名:数馬酒造株式会社
所在地:〒927-0433 石川県鳳珠郡能登町宇出津ヘ-36
法人設立:昭和26年1月18日(明治2年創業)
>>会社ホームページ
Twitter:@kazuma_noto
Instagram:@kazumasakebrewery
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