三和酒造の「Garyubai Sparkling Sake」が世界基準のスパークリング日本酒に認定
第4回awa酒認定式が開催され、清酒・臥龍梅の三和酒造(静岡県静岡市)の「Garyubai Sparkling Sake」がawa酒として認定されました。
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“Garyubai Sparkling Sake”が静岡県初の「awa酒」認定酒に
awa酒協会は、「第4回awa酒認定式・awa酒大使叙任式」を、観世能楽堂にて2021年3月9日に開催。例年は200名以上の来賓、招待客が集まるセレモニーですが、今年度は新型コロナウィルス感染対策の観点からオンラインで参加、記者発表する形態で実施されました。
そして、本年度は3蔵が新しくawa酒として認定され、静岡県では初めて「Garyubai Sparkling Sake」が新規認定酒となっています。
「awa酒」とは?
今回「Garyubai Sparkling Sake」が認定された【awa酒】とは、一般社団法人awa酒協会の基準を遵守して製造された特別なスパークリング日本酒のこと。純米であること、瓶内二次発酵の天然のガスを保有していること、滓引きをされた透明で美しい酒であること…その他厳しい基準をクリアしたスパークリング日本酒だけが「awa酒」という呼称を使用することが認められているのだそうです。
創業335年の酒蔵が、10年もの試行錯誤の先に辿り着いた“新しい日本酒のカタチ”
「Garyubai Sparkling Sake」は10年の研究、試験製造を経て生まれた、三和酒造のスパークリング日本酒。瓶の中で醪を二次発酵させ生じた炭酸ガスを閉じ込めるため、通常の「臥龍梅」の倍以上の時間と手間暇をかけてつくられているそうです。
しかし瓶内二次発酵方式は、酵母由来の自然な発泡感ときめ細かい泡がたのしめる一方で、瓶内に生じる「澱」が問題でした。そこで、よりクリアな酒質を目指すために取り入れたのは、シャンパンの製法。デゴルジュマン(澱抜き)というフランスの伝統製法を取り入れ、一つ一つ丁寧に澱を取り除くことで、濁りのないハレの日にぴったりのスパークリング日本酒が完成したといいます。
商品開発への想い
出典 https://prtimes.jp塩辛や魚卵といった臭みのあるお料理にはシャンパンやワイン等西洋のお酒は一般的に合わせにくいといわれていますが、お米由来のスパークリング日本酒は相性抜群です。特にこの商品はボディがしっかりしておりどんなお料理にも合わせやすいと地元の飲食店にも好評をいただいております。スパークリング日本酒開発の背景にあるのは、国内の日本酒の需要低下です。日本酒の国内出荷量は直近20年で半分以下にまで落ち込んでいます。一方で、日本酒の輸出金額は20年間で6倍に伸び、世界での日本酒需要は年々高まっています。若者や外国人等、今まで日本酒に馴染みのない方々にも興味を持っていただき、飲んで感動できる商品を作っていきたいと考えています。この商品が日本酒の魅力を国内外に発信していく一翼を担う存在となれれば幸いです。
三和酒造株式会社 専務取締役 鈴木孝昌
商品概要
Garyubai Sparkling Sake
内容量:720ml
アルコール度数:13度
精米歩合:60%
醸造方式:二次発酵
>>臥龍梅オンラインストア「Garyubai Sparkling Sake」
会社概要
出典 https://prtimes.jp1686年創業、富士山で名高い静岡県に位置し、清流と鮎で名高い興津川の伏流水を仕込水とし、南部杜氏が秘伝の技をつくして醸します。
10種類以上の原料米を使用し、味と香りのバリエーションを愉しんでいただくことをモットーとしております。
「臥龍」とは地にひそみ隠れている龍の意味で、志をのばす機会を得ず民間に隠れていた英雄、諸葛孔明の例えです。やがては天下の美酒と謳われることを願って「臥龍梅」と名づけました。
三和酒造株式会社
本社:静岡県静岡市清水区西久保501-10
創業:1686年
事業内容:日本酒、梅酒の製造および販売
>>ホームページ
Facebook:@Garyubai
Instagram:@garyubai
Twitter:@garyubai_sanwa
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