日本酒ラベルに小説を連載!? 竹内酒造が斬新な新銘柄「君が生まれて何日目」の販売を開始
竹内酒造(滋賀県湖南市)は、日本酒のラベルを介して小説を連載する、という革新的な発想から誕生した新銘柄「君が生まれて何日目」を2021年2月初旬から販売開始します。
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ラベルに小説を連載するという日本酒「君が生まれて何日目」発案の背景とは?
現在、日本酒の酒蔵は清酒消費量の減少と共に年々減りつつありますが、それでも全国には1,400以上に及ぶ酒蔵が存在していると言われています。それぞれに個性のある銘酒を造り続けており、近年では、ユニークなネーミングやインパクトのあるラベルをもつ銘柄が増え始め、SNSやインターネットを通じて話題を集めるようになりました。
そんな中、竹内酒造はもう少し視点を変えて、『お客様に喜ばれる付加価値とは何であるか』を考えるようになったそうです。
昨今では、新型コロナウイルスの影響により大勢でお酒をたのしむ機会が憚られ、自宅でひとり静かに過ごす時間が以前よりも増えました。
竹内酒造では、こんな時こそ我が家で、じっくり日本酒を嗜む時間を最高のひとときにするため、飲むだけではなく『小説を読む』『音楽を聴く』という付加価値を発案。そして誕生した新銘柄が「君が生まれて何日目」です。
日本酒らしくないネーミングも小説のタイトルを意識したものだそう。
また、ラベルにはQRコードがあり、スマートフォンで読み取ると小説の世界観にふさわしい音楽が流れ出すそうです。中身のお酒もストーリーに合わせて変化する予定とのこと。
さらなる、そして新しい癒しを味える日本酒となっており、期待が高まります。
物語と音の余韻に浸る~「君が生まれて何日目」の魅力
ラベルで連載小説をたのしめる
ラベルに連載される小説は、ほろ酔い気分で心地よく読めるように600文字程度の小説になっているそうです。時間にして3分あれば十分に読める長さですね。そして、『人生に訪れるふとした瞬間の幸せ』をテーマに全30話のストーリーが展開される予定になっています。
スマホで音楽を聴きながら
また、ラベルに記載したQRコードをスマートフォンで読み取ると、小説の世界観にふさわしいオリジナルのインストゥルメンタルが流れるそうです。インストゥルメンタルとは歌のない、楽器だけで演奏された曲のこと。より小説の世界に入り込むことができそうですね。
滋賀を代表するクリエーターが集結
新銘柄「君が生まれて何日目」を発売するにあたり、竹内酒造が蔵を構える“滋賀”にゆかりをもつクリエーターが集結。以下で、今後さらなる活躍が期待される気鋭の表現者ばかりという、今回の参画クリエーターをご紹介します。
小説/作道 雄(さくどう・ゆう)
滋賀県を舞台にした瀬木 直貴監督の映画『マザーレイク』で脚本家デビュー。その後は映画監督・小説家としても活躍。期待される若手作家の1人であり、オンライン小説サイト『ステキブンゲイ』で常に人気の上位にランクイン。
作家/作道 雄氏
題字/秀蓮(しゅうれん)
福岡県生まれ。関門海峡を見て育ち、19歳より滋賀県草津市在住。7歳より筆を持ち、13歳より『秀蓮』を雅号とする。16歳より創作書を始め、1998年より書師として活動を開始。これまでに屋号題字、商品題字など作品多数。
書家/秀蓮氏
音楽/尾藤 知史(びとう・ともふみ)
京都府生まれ、滋賀県育ちの音楽プロデューサー、作曲家。大津市上田上の桐生キャンプ場にて野外音楽フェス『寝待月のショー』を個人で開催している。また、自らの音楽レーベル『ネムタメレコーズ』を主宰。
音楽/尾藤 知史氏
商品概要
名称 : 君が生まれて何日目
容量 : 4合瓶(720ml)
販売料金 : 1,881円(税抜)
販売開始日: 2021年2月初旬予定
販売方法 : 公式HP、滋賀県内酒販店(滋賀県内飲食店)
>> 商品ページ
会社概要
杜氏/中村氏
杜氏/作業風景
商号 : 竹内酒造株式会社
所在地 : 〒520-3106 滋賀県湖南市石部中央1-6-5
創業 : 1872(明治5)年
設立 : 1950(昭和25)年
事業内容: 日本酒製造・酒類販売
>> 会社ホームページ