ビールはグラスで飲むとおいしくなるって本当?

ビールはグラスで飲むとおいしくなるって本当?
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瓶や缶に入ったビールを冷蔵庫から取り出して、そのままゴクゴクとのどに流し込めるのがビールの醍醐味ですが、できればビールはグラスに注いで飲みたいもの。今回は、グラスで飲むのがおすすめの理由と、グラスでおいしく飲むためのコツを紹介します。

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ビールがグラスでおいしく飲める理由

ビールがグラスでおいしく飲める理由

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グラスに注げばビールを五感でたのしめる

ビールをグラスに注ぐときの、トクトク、シュワシュワという音や、グラスにおいしそうに注がれたビールは魅力的ですよね。

ビールをグラスに注ぐと、ほどよく炭酸が抜けて、口当たりがマイルドに変化するので、瓶や缶から直接飲むのと、グラスに注いでから飲むのとでは、味の感じ方も変わってきます。

また、とくに香り豊かなビールは、グラスに注ぐことで、より立ち上るアロマをたのしめます。口に当てたときの触感も、瓶や缶よりグラスのほうが心地よく感じられるはず。

このように、ビールをグラスに注ぐと、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚でビールの魅力を余すことなく堪能できます。これが、ビールをグラスに注いで飲むことをおすすめする理由のひとつです。

グラスならビールの泡をしっかり作れる

ビールをグラスで飲むべきもうひとつの理由は、「泡」にあります。

ビールに特徴的なクリーミーで口当たりのよい泡は、グラスに注いでこそたのしめるもの。泡は、蓋のような働きもしていて、ビールが酸化したり炭酸が抜けたり、香りが飛んだりするのを防ぎます。そのため、泡立ちや泡持ちがよいほど、ビールのおいしさが長く持続します。

ビールはビアスタイル(ビールの種類)や銘柄によって個性が異なりますが、それを飲みきるまでしっかりたのしむには、やはり泡を作れるグラスで飲むのがおすすめです。

ビールグラスにはどんな種類がある?

ビールグラスにはどんな種類がある?

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グラスの形状の種類

ひとくちに「ビールグラス」といっても、じつにさまざまな種類が存在します。まずは、形に注目して、おもなグラスの種類と特徴を見ていきましょう。

【タンブラー型】

ビールを飲むときに一般的に用いられるのが、円筒型のタンブラー。液体と泡を7:3の比率で注ぐと見た目のバランスもよく、どんなビールでもおいしく味わえます。

【フルート型】

シャンパングラスのように中央が少し膨らんでいて、口がやや狭くなった縦長のグラス。香りを逃しにくく、気泡が美しく立ち上るように作られています。こちらもオールマイティーに使えます。

【チューリップ型】

ワイングラスのように、グラス本体の下のほうが膨らんでいて、口がすぼまった形状のグラス。ビールを注いだときに泡がこんもりと盛り上がるのが特徴で、「エール」など華やかな香りが魅力のビールに向いています。

【ジョッキ型】

冷えたビールをグビグビ飲むのに適しているのが、厚みがあって取っ手のついたジョッキです。「ラガー」ビールなどを飲むときにぴったり。

【ヴァイツェングラス】

背が高く細長で中央部分がくびれた形状のヴァイツェングラスは、小麦を使用した泡立ちのよい白ビール用に造られたグラス。芳醇でフルーティーな香りを長くたのしめます。

グラスの材質によって味わいも変化

ビールグラスといえば、一般的にはガラス製ですが、材質の違いによっても、ビールの味わいは変わってきます。

【陶器製】

陶器のグラスは表面がザラザラしているため、きめ細かいクリーミィーな泡が作られ、味わいもまろやかになります。

【磁器製】

磁器は表面がツルツルしているので、ガラス製のグラスのような泡立ちになり、すっきりとした味わいをたのしめます。

【金属製】

ステンレスなど金属製のグラスは、熱が伝わりやすく、飲むときにビールの冷たさを直に感じることができます。

【二重構造タイプ】

同じステンレス製でも、魔法瓶のように二重構造になっているグラスは、逆に熱が外に伝わりにくいので、ビールの冷たさを長時間キープすることが可能です。鍋など、温かい料理をたのしむときにも重宝します。

【木製】

木製の器も手の熱が伝わりにくいので、ビールの冷たさを保ちながらたのしむことができます。

【薄手のガラス製】

ガラス製のグラスのなかには、口に触れる部分が1ミリ以下と極端に薄く作られたものもあります。滑らかな口当たりで、さわやかな味わいを堪能できます。

グラスの厚さも味わいに影響

グラスの厚さもビールのおいしさに関係しています。一般的に、飲み口が薄いグラスは、口当たりがよく、ビールの繊細な味わいをたのしみたいときに最適。一方、厚みのあるグラスは、のどごしをたのしむのに向いています。

また、グラスの厚さはビールの温度に影響します。とくに、冷たいビールを飲むときは、厚みのあるものや取っ手・持ち手のついたものなど、冷たさをある程度保持できて手のぬくもりが伝わりにくいグラスを選ぶのがポイント。

ただし、分厚いグラスを使うときは、グラス自体も冷やしておかないとビールが温まってしまうので注意が必要です。

薄手のフルート型やチューリップ型のグラスは、口に当たるひんやりとした感触をたのしめますが、冷たさをキープできないので、早めに飲みきるのがよいでしょう。

ビールをグラスでたのしむコツ

ビールをグラスでたのしむコツ

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ビアスタイルごとにグラスを選ぶ

ビールをグラスでおいしく飲むには、ビアスタイルにふさわしいグラスを選ぶのがコツ。ここでは、ビールのおもなタイプである、ラガービールとエールビールに合うグラスと飲むときのポイントを紹介します。

【ラガービール】

ラガービールは、背の高いタンブラーグラスに注ぎましょう。高さがある分、ビールが口の中に滑らかに注ぎ込まれ、ピルスナーならではの爽快感やすっきりとしたのどごしを味わえます。
ラガービールのなかでも、ピルスナーのように低い温度でたのしむビールは、グビグビ飲めるジョッキもよいでしょう。ただし、ビールやグラスは冷やしすぎに注意。ほどよく冷やすのはよいですが、凍らせるのはNGです。

【エールビール】

芳潤な味わいと豊かな香りが特徴のエールビールには、チューリップ型のグラスがぴったり。またタンブラー型なら、パブなどで提供されるパイントグラス(上部が少し膨らんだもの)がよいでしょう。
ホップの風味をしっかりと感じられるエールタイプのビールは、あまり冷やさずに飲むタイプのビールです。冷蔵庫から出してしばらく置き、少し温度を上げたくらいが飲みごろなので、グラスも冷やさないほうがおいしく飲めます。

ビールの注ぎ方をマスターする

ビールは注ぎ方によっても味わいが変わります。いくつか紹介しましょう

【ピルスナーに適した注ぎ方】

ラガータイプのビールには、チェコやドイツ由来の「三度注ぎ」がおすすめ。三度注ぎとは、ビールをグラスに3回に分けて注ぐ方法で、液体と泡の比率が7:3になるように注ぐのがポイントです。この方法で注ぐと、炭酸が適度に抜けて口当たりがマイルドになるうえ、泡が消えにくいので、ビールを最後までおいしくたのしめます。

【シャープな味わいをたのしめる注ぎ方】

あえて泡立てない注ぎ方もあります。缶や瓶の中身をそのままグラスに移すように静かに注ぐと、炭酸による刺激とホップの苦味がダイレクトに伝わるシャープな印象に。バーなどでイギリスやアメリカのエールビールをパイントグラスで提供する際にも、この方法で注がれたビールがよく見られます。

【泡立ちのよいヴァイツェンの注ぎ方】

ヴァイツェンは、もともと泡立ちがよいビールなので、注ぐときにコツが必要です。まずヴァイツェングラスを横に傾けて3/4ほど静かに注ぎます。グラスを立て、ボトルを少し振ってから残りを注ぎ入れます。5センチメートル程度の泡がこんもりと乗るように、残さず注ぎましょう。ヴァイツェングラスがない場合は、液体と泡が6:4になるように注ぐとバランスがよくなります。

ビールグラスを洗うときの注意点

当然ながら、ビールを飲むときはきれいなグラスを使うのが鉄則。ここでは、ビールグラスを洗うときの注意点を2つチェックしましょう。

【専用のスポンジで洗う】

ほかの食器を洗ったスポンジを使うと、油分などがグラスに移ってしまう恐れがあります。必ずグラス専用のスポンジを用意しましょう。洗ったあとは、しっかりと洗剤を洗い流すことも大事です。

【自然乾燥させる】

洗い終わったグラスは伏せて自然乾燥させましょう。ふきんなどで水分を拭き取ると、糸くずなどがグラスに付着することも。泡持ちを損なう原因となるので、気をつけましょう。

ビールにはジョッキ!だけではない。スタイルにあったグラスでおいしく!

ビールを飲むときは、グラスにもこだわりたいもの。ビアスタイルに合ったグラスに注げば、よりビールの魅力が引き出されておいしくたのしめます。今回の記事を参考にぜひ実践してみてください。

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