日本初の「リアカービアスタンド」、「Hi-Time」が大田区大森にオープン！

試し飲み＆持ち帰りができるビールスタンド「Hi-Time」

「境界線をなくしたい。」をコンセプトに、独自のクラフトビール造りを行っている大森山王ブルワリー。「Hi-Time」は、そのビールを中心に試し飲み＆持ち帰りができるビールスタンドです。

試し飲みスペースにて様々なビールを楽しめるのはもちろん、ビールや大森の知識も持ち帰ることができるような仕掛けが用意されています。さらに、樽から注いだビールが持ち帰れる「グラウラー」も販売され、手ぶらで訪れることが可能です。

オープン日は8月8日「乾杯の日」

オープン日の8月8日は、大森山王ビールも取り扱うビール定期便サービス「ふたりのみ」を提供する、meuron株式会社が提唱している「乾杯の日」。乾杯のときに杯やグラスを重ね合わせた際、上から見た姿が数字の「8」に似ていることに由来します。より多くの人と乾杯したいという思いを込めて、この日のオープンとなったそうです。

閉店したスーパーの駐輪場跡地を有効活用

ビールスタンドの場所は、昨年度閉店した、大森柳本通り商店街にあるスーパーの駐輪場跡地。約10平米のスペースを利用しビールスタンドとしています。

店舗デザインを手掛けたのは、NPO法人モクチン企画の連 勇太朗氏。縮小社会に求められる新たな都市デザイン手法の発明をミッションに掲げるソーシャル・スタートアップであり、木造建築をはじめとした空き家再生のプロフェッショナル集団です。

持ち帰りカウンターは、日本初の「リアカー」で！

「駐輪場」の跡地を利用した風変わりなビールスタンドには、大森の町工場の技術も利用されて完成した「リアカー」を設置。現在はコロナ禍により難しい面もありますが、今後は色々な場所に持ってのイベントや、ビールの配達などにも利用される予定です。

「Hi-Time」に込めた思い

90年代以降、全国各地に広がったクラフトビール。しかしそのシェアは、ビール市場の1%ほどと言われており、まだまだ飲んだことのある人は少ないのが実情です。だからこそ、まちを歩く人たちにもっと気軽にクラフトビールを楽しんで欲しい――そんな願いを込めて、「Hi-Time」はより気軽にアクセスできるビールスタンドという形を取っています。

「Hi」というワードには、

Hi＝町の人と挨拶ができる場であり
high＝高貴な場であり
it is high time=今を大事にする場

の3つの意味が込められているそう。人は町の中で、何もしなければただの通行人のままですが、「Hi」と挨拶をしていくことで名前がある人間になっていく。このコロナ禍で、もっと気軽に挨拶ができる時間こそが必要だという考えのもとに、「Hi-Time」は生まれました。

大森ゆかりの文学作品にちなんだ名前の、「大森山王ブルワリー」のビール

大森山王ブルワリーのビール「NAOMI」と「GEORGE」は、谷崎潤一郎の作品「痴人の愛」の登場人物の名を冠した、ちょっと変わったビール。約100年前に文豪が描いた、ハイカラだった大森の町の象徴としてこの名前が付けられました。

「Hi-Time」店舗詳細

【住所】
東京都大田区山王3-1-2

【営業時間】
15:00～20:00（水～金）/ 12:00～19:00（土・祝）/ 13:00〜19:00（日）
定休日：月、火

【販売メニュー】
・大森山王ブルワリー「NAOMI」「GEORGE」「KAORU」瓶
・大森山王ブルワリー「NAOMI」「GEORGE」「KAORU」ドラフトビール
・大森山王ブルワリー　オリジナルグラウラー
その他、近隣エリアを中心としたクラフトビール 瓶およびドラフトビール

【大森山王ブルワリー公式URL】
https://sunno808.com/

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業日・時間などが変更になる可能性があります。お出かけの際は公式HPやSNS等のご確認をおすすめします。

2020年9月22日現在、「Hi-Time」は通常通り営業とのことです。