ワインをスマートに開ける!ソムリエナイフの使い方

ワインをスマートに開ける!ソムリエナイフの使い方
出典 : JethroT / Shutterstock.com

ワインを開けるとき、ソムリエナイフを上手に使用できるととてもスマートに見えますね。初心者には少しハードルが高く見えるソムリエナイフも、選び方とコツをおさえれば難なく使うことができます。今回は、ソムリエナイフの種類や使い方、おすすめのソムリエナイフについて紹介します。

  • 更新日:

ソムリエナイフの種類と選び方

ソムリエナイフの種類と選び方

Veres Production / Shutterstock.com

ワインを開けるためのソムリエナイフは2種類ある

ソムリエナイフは、スティルワイン(非発泡性のワイン)のコルク栓を抜くための道具です。ワインのコルク栓にスクリュー部分を刺し、ボトルの口にフックを引っ掛けてテコの原理で引き抜くことができます。

ソムリエナイフには、このフックの数がひとつしかない「シングルアクション」と、2つある「ダブルアクション」の2種類があります。

【シングルアクション】

シングルアクションはプロが使用しているタイプ。コルクを引き抜くときにコツが必要ですが、使いこなせれば洗練された印象になります。

【ダブルアクション】

ダブルアクションは、2つのフックを使って2段階に分けてコルクを抜く仕様で、シングルアクションよりも小さい力でかんたんに開栓することができます。初心者や力の弱い方にも使用しやすいソムリエナイフです。

ソムリエナイフの材質や形状はさまざま

ソムリエナイフのパーツには、らせん状の形をしたスクリュー、ワインのキャップシールを外すためのナイフ、ボトルに掛けるフック、持ち手となるハンドルなどがあり、材質や形状はさまざまです。

たとえば、ナイフとスクリュー部分の材質はステンレス製とスチール製の2種類ですが、ハンドル部分は一般的な金属製のほか、木製や石製、さらには動物の角や骨などでできているものもあります。

また、各パーツの長さや厚みなどの形状もそれぞれ異なるため、見た目の印象だけでなく、手になじむ使い勝手のよいものを選ぶことが大切です。

ソムリエナイフの使い方

ソムリエナイフの使い方

JethroT / Shutterstock.com

ソムリエナイフでワインを開ける手順

【キャップシールをはがす】

まずはナイフでキャップシールをはがします。ナイフが親指と平行になるように握り、ボトル口のふくらんでいる部分の下に刃を当て、半周ぐるりと切り込みを入れます。ソムリエナイフを裏返して持ち替え、反対周りに切り込みを入れます。次に、上に向かってキャップシールに切り込みを入れ、取り外します。

【スクリューをコルクに刺す】

続いて、ソムリエナイフのスクリュー部分をコルクの中心に当て、垂直になるように刺し込みます。このとき、スクリューの先端をやや斜めから突き刺し、それから垂直に立てていくのがポイントです。そのまま、ハンドルを3回転ほど回します。

【コルク栓を開ける】

シングルアクションの場合、ボトルの口にフックを掛けて、角度を調節しながらコルク栓を引き抜きます。ダブルアクションの場合、まずボトルの口にひとつ目のフックを掛け、ハンドルを真上に引き上げます。次に、2つ目のフックをボトルの口に掛け、さらに真上に引き上げます。2段階で上がってきたコルクを、手で握って引き抜きます。

ソムリエナイフをスマートに使用するポイント

ソムリエナイフでスマートに開栓するコツは、ボトルをあまり動かさないようにすることです。キャップシールに切り込みを入れる際も、ボトルを回さずナイフを動かして切っていきます。

また、コルク栓を抜く際、勢いよく抜いてしまうとコルクが途中でちぎれたり、音が鳴ったり、ワインが飛び出してしまったりすることがあるため、ゆっくりと引き抜くようにしましょう。

ワイン初心者から上級者までおすすめのソムリエナイフ

ワイン初心者から上級者までおすすめのソムリエナイフ

JethroT / Shutterstock.com

使い勝手のよいソムリエナイフのポイント

初心者はもちろん、上級者にとっても、使い勝手はとても大切です。たとえば、ハンドルは木製で厚みのあるものだと、使いやすく手にも負担がかかりません。ナイフは少し長めで、切れ味がよいことも注目したいポイントです。

また、長いコルク栓にも使用できるよう、スクリューは長めでしっかりとした作りのものを選ぶとよいでしょう。フッ素樹脂加工が施されているものや溝があるものは、コルクに刺し込みやすいためおすすめです。

初心者におすすめのソムリエナイフ

初心者の場合は、フックが2つ付いたダブルアクションタイプで、デザインよりも使い勝手を重視して選ぶのがポイント。材質は、お手入れのかんたんなステンレス製がおすすめです。持ち手は厚みがあって握りやすいものを選ぶとよいでしょう。

なお、ソムリエナイフの価格帯は幅広いですが、使いやすさの良し悪しがわからない初心者のうちは、高級品ではなく手頃な価格のものを購入するのが無難です。

上級者におすすめのソムリエナイフ

ソムリエナイフに慣れてきたら、やや難易度の高いシングルアクションに挑戦するのもよいでしょう。ホストとして大切なお客様をおもてなしするときや、改まった席で特別なワインを開ける際、ソムリエナイフも上質で洗練されたものが望ましいこともあります。シングルアクションでスマートに開栓できれば、場の雰囲気がいっそう華やぐはずです。

ソムリエなど、ワイン上級者にとくに支持されている高級ソムリエナイフのトップブランドが、「シャトー・ラギオール」。これは、使うほどに手になじむ一生ものです。ソムリエナイフへのこだわりが、さらにワインをおいしくしてくれるかもしれませんね。

ソムリエナイフをスマートに使いこなすことができれば、よりワインを開けるたのしみが高まるでしょう。ぜひ、自分に合う使いやすいソムリエナイフを見つけてみてください。

おすすめ情報

関連情報

ワインの基礎知識

日本ビール検定(びあけん)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事